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運のいい人・悪い人(2)

■ 人生とは…

人生、良いときも悪い時もある。「逆境」は誰にでも訪れる。のがれることはできない。
このことを江戸時代の学者”佐藤一斎”が、言志四録の一つ「言志晩録」の中で語っている。
「人の一生には、順調の時もあれば、逆境のときもあり、 幾度となくやってくるものである。自ら検するに、順境といい逆境といい、なかなか定め難く、順境だと思えば逆境になり、 逆境だと思えば順境になるといった具合である。
だから、順境にあっても怠りの気持ちを起こさずに、ただただ謹んで行動するより仕方がないのである」


※言志四録
学問・思想・人生観など、修養処世の心得が1133条にわたって書かれた随想録

【心と体の健康情報 - 150】
~幸せな人生を歩むために~
「運のいい人・悪い人(2)」


6月19日福井で、日創研のSA講師でおなじみの、”坂東弘康”氏の講演を聴
く機会を得た。以下、二時間の講演の中からの抜粋です。

何事にもプラス思考で考える、「可能性思考能力」 を高めることが大切です。
自分の人生を振り返ってみて、「運に恵まれて生きてきた」と思うか、それとも、 「いつも運に見放されてきた」と思っているか…、どちらでしょうか?
意識の根っこの部分、潜在意識の中で、運に関わる意識が、「前向き・ブラス思考」なのか、それとも 「後ろ向き・マイナス思考」なのか…。それによって、モノの見方・接し方が全く違ってきます。

20日、日曜日のTV番組「波乱万丈」のお客様は愛川欽也。番組の中で 「どんなつまらない仕事でも、楽しく仕事をしてきた」と懐古している。モノ事をどのように見つめるかによって、 人との接し方、仕事の仕方が変わってくるのです。

又、こんな時、皆さんはどのように反応するでしょうか?
交差点で側面衝突事故を起した。その瞬間「怪我もなく、この程度の事故で済んで助かった」と思うか、 「ああ~ついていないよ、やってられない」と嘆くのか…。どちらでしょうか?
潜在意識の中の 「運」に関わる思考が、ブラスなのかマイナスなのかによって、 モノ事に対するとらまえ方が全く違ってくるのです。

いくら知識・技術・テクニックを身につけていても、意識の根っこにある考え方、 価値観が否定的であれば、折角身につけたものも、使えなくなってしまう。

[松下幸之助の人を見る目]
松下政経塾が塾生を採用するときの、入塾試験での話。 「松下さんは何を基準にして、人を選んでいるのですか?」 と尋ねたら、「それは、二つある」という。

その一つは 「運の強そうな人」であり、もう一つは「愛きょうのある人」 だと言う。松下政経塾は、運と愛きょうで塾生を選んでいることになる?
どちらも、偏差値のように、点数では表せないものです。運も愛きょうも、極めてあいまいなものです。 そういったあいまいさを基準にして、人を選ぼうとするところに、偉大な松下幸之助の人となりを見ることができるのです。

後日、この話を聞いた塾生が、松下幸之助に尋ねた。「私には運が備わっているでしょうか?」。幸之助曰く「君、 入塾できたことが運の強さだよ!」

選考基準の一つ、「愛きょうのある人」というのは理解できる。人に好かれるし、将来成功する確率が高いでしょう。しかし、 「運の強い人」というのはどうやって見分けるのだろうか?

過去の人生を振り返ってみれば、悲しかったこと、苦しかったこと、辛かったこと、 いや~なことがいっぱいある。そういった過去を全部ひっくるめて、運がいい人生だと思う人は、「運が強い」 人なのです。ですから、面接のとき、運が強いのか悪いのか、本人に直接聞いてみればわかることなのです。

潜在意識という根っこの部分で、「私は運がいい」という人生観を持っていると、そのような、 運に恵まれた人生を生きることになるのです。

「ついていない、運がない」と思っている人は、その人の思考回路は瞬時に否定的になり、 過去の失敗例や不運をいっぱいかき集めて、証明して見せようとする。
そんなことを、日常無意識に繰り返している。それが、その人の生き方なのです。

目の前に起きることは、取り方によつてはすべてハッピーなのです。運が悪いと思って生きている人にも、 ハッピーなことがいっぱいあるのです。
「人生の幸・不幸は、その人の思いで決まる」とは、 松下幸之助の言葉です


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