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日本人て何?

■ 言葉あそび「日本の古称」
「日本」という古称のルーツは、その昔中国南部で、北方の国「日本」のことを、“日出ずる国”「ニチホン」と呼んでいた。それがいつの頃からか日本に伝わってきて、「ニッポン」と言うようになった。
中国や韓国では、日本のことを「倭(わ)」とも呼んだ。日本では「倭」を訓読みして「やまと」と自称した。「倭」とは小さな人、つまりチビを意味する。

今でも中国では、日本の悪口を言うとき、「小日本」と呼ぶ。韓国でも「倭」の韓国語発音に「ノム」(奴)をつけると、日本人を蔑称した言葉になる。
大海に浮かぶ小さな島国の小柄な人々というイメージは、昔も今も変わらないようです。

1/24読売新聞「 編集手帳

【心と体の健康情報 - 178】
~日本人のアイデンティティ~ 
「日本人て何?」

私もあなたも日本人です。じゃ「日本人って何?」 って問われたら、あなたはどのように答えるでしょうか?。 明治以降、 欧米の真似ばかりしてきた結果、日本人が日本人であることを、見失っていないでしょうか。

英国人に、イギリス人って何?と聞けば、「ジェントルマンシップを持っているのがイギリス人です」と答えるでしょう。
フランスに行って、フランス人とは何かと聞けば、「フランス人は、良識を持ち、 フランスの文化や伝統に深い理解と誇りを持っている」と答えるでしょう。

ドイツに行って、ドイツ人とは何かと聞けば、彼らは「ジャーマン・スピリットを持つことです」と答えるでしょう。
「ジャーマン・スピリットとは何か?」と問えば、「社会の善いことについては、喜んで賛同し、悪い面については、 力を合わせてこれを改革する」と答えるでしょう。そして、アメリカ人に問えば「フロンティア・スピリット」 と答えるでしょう。

改めて「日本人とは何か? 答えてください」と、外国人に尋ねられたら、何と答えればいいのでしょうか?
日本人は農耕民族である。古代から現代に至るまで、日本人は太陽の恵みに感謝して生きてきた。私たち民族は、 古代から太陽を自分たちの生命の源として、大切にしてきたのです。そういった営みの中から、「日の本」 という言葉が生まれたのです。この「日の本」から「の」が抜けて、「日本」という国名になったのです。

ですから、日本人とは何かと聞かれたら、答えは簡単です。「日本という名のごとく、太陽のように丸く、 明るく、元気に、太陽の恵みに感謝して、みんな仲良く助け合って生きる」 。 これが日本人なのです。日本人は平和を愛し、「和」 を大切にする民族なのです。

境野勝悟「日本人のこころの教育」から抜粋

世界の国々のほとんどは狩猟民族です。狩猟民族は闘争心が強く、争いを好む。
他民族から侵略を防ぎ、弱いものをたたくことで、民族の存続と繁栄を維持してきた。部族・民族間の争いを、 何千年の昔から際限なく繰り返してきたのです。

一方、四方を海に囲まれ、異民族の侵略を受けたことのない日本。太陽の生命に感謝し、 みんな仲良く助け合って生きてきた民族。狩猟民族とは違った生き方をしてきた。
国益を左右する外交交渉に於いて、戦いに勝つことを前面にちらつかせて、交渉の場に臨む諸外国と、仲良く平和に話し合い、 譲り合いの精神で解決策を見出そうとする日本とは、どこかかみ合わず、交渉ごとがうまくいかず、 気押されてしまうことが多いのです。
北朝鮮や中国の、あの外交におけるしぶとさを見れば、納得できることです。

イラク、イスラエル、インド、パキスタンなどの紛争に見られるように、世界のいたる所で宗教による争いが繰り返され、 戦争になっている。それが数千年続いている。イラクのように、援助の為とはいえ、 宗教が絡んだ紛争の一方の肩を持つような行為は、日本の国益にはならないのです。

私たちの国は仏教国。お釈迦さま生誕2500年の歴史の中で、自らの宗教を広めるために、 他の民族に戦争を仕掛けるような行為は、一度もないのです。

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