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早寝・早起き・朝ご飯(2)

富山県内の高校生の半数が、食事の際に「いただきます」や、「ごちそうさま」を
言わないことが、19日の県の調査で分かった。
小学校から中学校と、年齢を重ねるごとに挨拶をしなくなる傾向にあるという。

家庭内で、毎日美味しく食事をいただけることへの感謝の心を教えることが、
「食育」の第一歩。小さいときに食事のマナーを教え、習慣化させておく。
大人になってからでは遅いのです。             6/20 北国新聞

■森信三・修身教授録から  「しつけ三原則」
一.朝、 必ず親に挨拶をする子にすること
二.親に呼ばれたら必ず、「はい!」とハッキリ返事のできる子にすること
三.履物を脱いだら、必ずそろえ、
   席を立ったら、必ず椅子を片付ける子にすること

【心と体の健康情報  - 250】
~子育て心理学~
「早寝・早起き・朝ご飯(2)」

家庭に朝型と夜型があるとしたら、ほとんどの家庭が、何となくテレビを見て
、夜12時頃まで起きていて、眠くなったから寝る…という夜型だろう。
そういった家庭では、子どもの夜更かしも放任状態。夜更かしをすれば、
その分朝寝坊する。そして、朝食抜きという悪循環に陥る。

文部科学省は今年の四月、こうした生活のリズムを改善し、バランスのとれた
朝食や、早起きの大切さを知ってもらおうと、「早寝・早起き・朝ごはん運動」
を始めた。
以下6/20北国新聞、金大大学院教授 木村留美子「子育て」記事から…

初めて一年生を担任した知り合いの先生の話では、三ヶ月を過ぎた
今、子ども達の状況は驚きの連続だという。
「背筋をピンと伸ばしましょう」と言っても三秒も持たず、教師の膝の
上に乗って離れようとしない子どもが、一人や二人ではない。

そして、「食べることにも、眠ることにも関心のない、生きていること
自体が億劫げな"気力のない子ども"がいる。その子は、体を起こ
してあいさつすることもできず、机に上体を預けたまま、顔だけを
こちらに向けて、「おはよう」と言う。

先生は、そうした子ども達を見て、ある共通点に気づいたそうです。
それは、朝食を食べて来ないのです。子どもに聞くと、親は朝食を
作らず寝ているという。
ならば、給食の時にはしっかり食べてくれるかと思いきや、そうで
もない。食が細くなっていて、食べることができないのです。

ところが、父兄懇談会の席では、最初に親たちの口をついて出てく
る言葉は、「成績」のこと。次いで「友だち関係」のこと…。
将来我が子をどんな人間に育てようというのだろう…。他人に迷惑
をかけず、立派に自立して生きていける人間に育てなければならな
いのに…。
未来ある、私たちの将来を託すべき子ども達。心と体を健やかに育
てる責任が、親にはあるのです。

家庭での躾けといっても、そんな大げさなことではない。親と子が
共に規則正しい日常生活を送り、時間になったら食べる・寝るとい
う生活を送る中で、お互い愛のある、礼儀をわきまえた暮らし方を
する。ただそれだけでいいのです。

毎日勝手気ままに生活し、わずかばかりの子育ての義務をも、
ほったらかして、勉強の出きる、素直で利口な子どもに育って
欲しいとは、虫が良すぎます。

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