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食べ合わせ(2)

■組み合わせると栄養素が損なわれる「大根とニンジン」

私は、野菜サラダが大の好物。
大根とニンジンを千切りにおろして混ぜ合わせた「もみじおろし」もその一つ。
ところが、この二つ相性が悪く、二つを混ぜ合わせると、栄養価が損なわれてしまうのです…。

大根には、リンゴの3倍のビタミンCが含まれ、野菜不足になる冬場のビタミン源として、昔から重宝されてきた。
一方のニンジンも栄養価の高い野菜として知られる。
それぞれ重要な栄養素があっても、いったん混ぜ合わせると、ニンジンに含まれる成分が、大根のビタミンCを壊してしまう。

同じように、大根とキュウリ、リンゴとニンジンの組み合わせにもいえるのです。
わが家のお祭り料理に、大根とニンジンの千切りを酢であえる「なます」があるが、"酢"の働きでビタミンCの破壊が抑えられ、 相性が良くなるのです。



【心と体の健康情報 - 312】
~食と健康~ 「食べ合わせ(2)」

天ぷらとスイカ、ウナギと梅干、牛乳とミカン…。
江戸時代の陽明学者、貝原益賢(かいばら えきけん)の「養生訓」 に書かれていて、昔から食べ合わせの悪い食品とされている。
これを全国に広めたのが、越中富山の薬売りです。

幼い頃、冬休みになると母親の実家で過ごした。
茶の間の壁に、売薬さんが置いていった、食べ合わせを絵図にしたポスターが張ってあり、興味深く見た記憶がある。
食べ合わせに注意して、万一お腹を壊したらトンプクを飲んで…という宣伝なんでしょうね。

この食べ合わせには医学的裏付けはない。
こういった食品を一緒に食べて、中毒になることはない。
昔の人が、食べ合わせが悪いとしたのは、食べ慣れないものをたくさん食べたり、痛んだ食品を食べたりして、 下痢や中毒を起こしたからでしょう。
食事の後で水分の多いスイカを食べ過ぎると、消化液が薄まって消化不良を起す。
牛乳は昔、滅多に口に入らない食品でした。
牛乳を飲み慣れていない人がたくさん飲むと、分解されずに下痢になったりした。

ウナギと梅干、サバとスモモ、タコと柿など、傷みやすい魚介類と果物の食べ合わせは、それぞれの生産地が離れていて、 遠方から運ばれた食品を食べ合わせ、食あたりした人が多かったようです。

現代では、冷凍技術や輸送力が飛躍的に発達し、世界中からいろんな食材が日本に運ばれてくる。
各家庭には冷蔵庫が完備し、食品の衛生状態は、私たちの子どもの頃とは比べようがない…。
昔から言い伝えられてきた、「食べ合わせ」にこだわる必要はないのです。

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