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三つ子の魂百まで(3)

■17世紀、オランダの巨匠「フェルメール」

十月初旬、映画「真珠の耳飾りの少女」 をNHK・BSで鑑賞して以来、このあどけない少女は、私を魅了し、私の好きな絵画になった。
原作は、1999年に世界で200万部売り上げを記録した、同名のトレィシー・シュバァリエのベストセラー。
このあどけない少女を描いた画家は、ヨハネス・フェルメール(1632~75)。

17世紀、世界を覇権したオランダ。その時代、裕福な事業家をパトロンに、後世にその名知られる優れた画家が、沢山排出した。
フェノールはその一人で、日本ではあまり知られていない。
オランダを代表する画家では、18世紀印象派を代表する"ゴッホ"が一番。

映画を見るまで、私はフェルメールを知らなかった。縁とは不思議なもので、9月26日から12月17日の間、 フェルメールの代表的作品が、国立新美術館開館記念で、日本初公開されているのです。
いつもなら、オランダ・アムステルダム国立美術館でしか見られない名画です。
11月1日、東京へ張した折りに鑑賞してきました。

真珠の耳飾りの少女牛乳を注ぐ女



【心と体の健康情報 - 318】
~子育て心理学~ 「三つ子の魂百まで(3)」

人間の左脳は言語活動を主にコントロールし、右脳は直感力、音楽、創造力などの非言語活動や、 視空間的部分をコントロールしています。

健康情報-99 女はおしゃべり」で、男性は話をするとき、 言語をコントロールする左脳しか働かないのに、女性は左脳に加え「直感力」や「創造力」 をつかさどる右脳が同時に働くことを書きました。女性は、 「人の話を理解する能力」が、男性よりはるかに高いのです。

NHKの「ためしてガッテン・脳イキイキ楽器入門」を見て、人が奏でる曲を一回聴いただけで、寸分違わず真似て、 奏でることができる人がいるのです。
「音感」も「リズム感」も「記憶力」もずば抜けて優れている、楽器を奏でることを職業としているプロでも、 十人に一人くらいしか出来ない芸当だそうです。

研究の結果、"4歳"までにピアノやバイオリンを習い始めて、その後プロになった人の"92%"に、その能力があるという。
"8歳"で約半分に減り、"14歳"を過ぎると、その能力は限りなくゼロになってしまうという。幼い頃、 音楽にふれさせるのが一年遅れると、人間が潜在的に持っている特殊な能力が、急速に消滅していくのです。

リズム感や音感は、右脳がつかさどりります。3~4歳のころから、ピアノやバイオリンなどを繰り返し学習していると、 右脳だけでなく、言語をつかさどる「左脳」も一緒に働くようになるのです。
奏でる音楽を、「言語的解釈」として記憶する能力が育っていくのです。
ですから、成人の後、それが特殊技能となり、生かせるのです。

小学校2~3年の頃になって、ピアノを習わせるのは、既に時期を逸しているのです。もっと早くに習わせるべきなのです。 私のようにとりえのない親が、子供に夢を託そうと思うなら、3~4歳のころから、一つのことに集中して習わせ、厳しく教育・ 訓練する必要があるのです。

最近は囲碁ブームで、囲碁教室に小さなお子さんを通わせるお母さんが増えています。高校生のアマチュアゴルファー石川君が、 並み居るプロを押しのけて優勝し、マスコミを騒がせたのは、つい最近のこと…。スポーツや囲碁の世界では、10代後半に才能を開花させ、 20代前半で頂点を極める若者が続出している。
ほとんどが、3、4歳ごろに習い始めている。大きくなってから努力することは大切です。
しかし、能力を開発しようと思うなら、3~4歳の頃に始めるのがいいのです

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