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落語・こんにゃく問答

■勘違い「変換ミス」 日本漢字能力検定協会提供

正 「それは会社の方針とのこと、正しいようです」
誤 「それは会社の方針とのこと、但し異様です」

正 「常識力検定を導入し…」
誤 「上司、気力検定を導入し…」

正 「今日居ないもんね、ゴメンネ!」
誤 「胸囲ないもんね、ゴメンネ!」

正 「今日は、見に来てくれてありがとう」
誤 「今日は、ミニ着てくれてありがとう」

正 「規制中で渋滞だ」
誤 「寄生虫で重体だ」

正 「逢いたいの もう一度」
誤 「会いたい 飲もう 一度」

正 「同棲しよう! でも言えなかった」
誤 「同棲しよう! でも家なかった」

正 「誰か、ビデオとってるやつ いないか?」
誤 「誰か、美で劣ってるやつ いないか?」


【吉村外喜雄のなんだかんだ - 210】
~ことば遊び~  「落語・こんにゃく問答」

「ことば遊び」を趣味にする、私にもってこいの、トンチに溢れ、お腹を抱えて笑える、勘違い「こんにゃく問答」の一席…。

♪上州は安中(あんなか)の古寺。長年住職が不在で、寺は荒れ果てている。
そこで、こんにゃく屋を営む六兵衛は、居候の八五郎に、坊主になってはどうかと勧める。
ある日、寺に一人の旅僧が訪れる。
越前永平寺の沙彌托善(しゃみたくぜん)と名乗り、住職と問答をしたいという。問答に負けたら、寺を追い払われる…。
今日は住職は留守だと言うと、托善は「命の限りお待ち申す」と言い残し、その場を引きあげていった。

八五郎は慌てて六兵衛のもとへ…六兵衛はこんな時でも頼もしい。
「おれがその坊主をなんとか退散させてやる。いざとなったら、ふん捕まえてぶち殺せ」
翌日、托善がやって来ると、本堂には大和尚になりすました六兵衛が、座ったまま一切口を開かず、押し黙って目を爛々と光らせている。
それを見た旅僧、住職が無言の行の最中だと思い込み、身振り手振りで問答を仕掛けてきた。

(以下は仕草だけ)
托善が手で小さな丸を作ると、六兵衛は両手で大きな丸を作る。
手を広げて10本の指を見せると、六兵衛は片手で5本指を出す。
しからばと、3本の指を出せば、 六兵衛、アッカンベ~

すると托善は逃げ出した!八五郎が追いかけてわけを聞いた。
ご住職は、無言の行をされているとお見受けし、そこで拙僧、まず胸の前に小さな輪を作り、ご住職のお胸の内はと尋ねますと、 大きな輪を作られ、大海のごとしとのこと…。
次に10本の指を立てて、「*十方(じつほう)世界は」と尋ねますと、5本の指を出され、「*5戒で保つ」と申された。
最後に3本の指を出して、「*三尊の弥陀は」と尋ねますと、「目の下にあり」と申されました。
とても拙僧の及ぶところではござらん。

一方、六兵衛はというと、あいつは、おれがこんにゃく屋だと知っていやがる。
まず小さい丸を作って、おめえのところのこんにゃくは、こんなに小さいってバカにしやがるから、こんなに大きいって、言ってやったんだ。
10丁でいくらだと聞くから、少し高いが五百文だというと、三百文に負けろ、とぬかしやがったから、アッカンベ~

*[十方世界]    あまねく広い世界
*[五 戒]      人間が守るべき五つの戒律
*[三尊の阿弥陀] 阿弥陀、観音、勢至

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