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なぞかけユーモア

■’08サラリーマン川柳 ベスト10

(一位) 「空気読め!」 それより部下の気持ち読め! 
(二位) 「今帰る」 妻から返信 「まだいいよ」 

(三位) 減っていく…ボーナス・年金 髪・愛情
(四位) 円満は 見ざる 言わざる 逆らわず

(五位) ゴミ出し日 捨てにいかねば 捨てられる
(六位) 「好きです」と アドレス間違え 母さんに

(七位) 国民の 年金 損なの 関係ねえ
(八位) 社長より 現場を良く知る アルバイト

(九位) 赤字だぞ あんたが辞めれば すぐ黒字
(十位) 「いつ買った?」 返事はいつも 「安かった」 

どれも、日頃思っていることであり、心掛けなければならないことばかりです。
男性は益々頼りなく…女性は益々しっかりして見える。
「21世紀は女性の時代」と、某評論家が言っていたのを思い出す…。


【吉村外喜雄のなんだかんだ - 574】
~ことば遊び~ 「なぞかけユーモア」

良い川柳には、「クスッ」と笑わせる、ユーモアのセンスが溢れています。
そこで、今日のことば遊び、「なぞかけユーモア」 とまいりましょうか…

最初に、「朝は四本足、昼二本足、夕べは三本足、これなァに!」
皆さまよくご存知、スフィンクスが、前を通る旅人にかけたなぞなぞです。
解けなかったら、食べてしまうという伝説です。答えは"人間"。
生まれてしばらくは這い這いし、二本足で歩くようになり、歳をとると杖を突いて歩く…。

日本のなぞかけの起源は、「日本書記」に天武天皇が「無端事(あとなしごと)」で以って問いたもうた…と言われている。
なぞかけは、落語のネタにも使われていて、落語「三十石」の中で、乗り合い船の客同士が、こんななぞかけをやっている。

♪「"数の一の字"とかけて、"感心な寺の小坊主"ととく…」
「 その心は、心棒(縦に一本心棒)、すると十字"住持"になる…と、どうだす」
(※十字→住持…住職のこと)

『ふッなんだ、くだらねえや、そんなもの。じゃ、俺がやってみようじゃねえか』
数の"二"の字とかけて、 "道楽者の寺の小坊主"ときた…』
「ほう、こらおもろい。で、その心は?」
『辛抱しても、住持にならない…』
(※一にニをたすと、"サ"の字、あるいは"三"の字になるが、偉くはなれない)

「そりゃ…むちゃくちゃや」
「ほんなら題を変えて、"いろはのいの字"をかけて、 "茶の湯の釜"ととく」
「その心は…"ろ(炉)の上にある"…どうでえ!」

『では、私はその、"ろ"の字をもらいましょう』
「はあ、あげましょう」
『これをもろうて、"上唇"ととく…その心は、"は"(歯)の上にある』
「なるほど…」
「こんどは、"いろはにほへと"とかけましょうかな。これを貰って"花盛り"ととく」
『その心は…』
「ちりぬる前」
『うまいッ!こりゃァきれいだ。
 ナゾッてえもんは、こういうふうにいかなくちゃ…いけねえョ』

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