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ヤル気の源泉

「脳は鍛えれば活性化する」

脳は、年齢とともに機能が衰え、記憶力や理解力が悪くなっていくと思われがちです。しかし、芸術家や大学教授、政治家など、 頭を使う職業の人を傍から見ていると、そんな衰え…まったく感じられない。

日本における論語研究第一人者"伊与田 覚"先生…今年93歳になられる。
私たちに論語を教える時、滅多に使わない難しい漢字を、白板にすらすらと書く。
字を忘れたと、手が止まったことはない…頭脳は冴えわたっている。

年老いてボケる人は、毎日が平々凡々、脳に刺激を与え、脳を育み、鍛えることをしなくなったことに、原因があるようです。
「脳と筋肉」は、何歳になろうと年齢に関係なく、鍛えれば鍛えた分だけ活性化する。
結果、若さが持続され、周りから「若い」と言われるのです。


【心と体の健康情報 - 673】
ヤル気の源泉

昨年の夏は、北京オリンピックで大いに湧きましたが、「アテネより超気持ちいい」と、次々に記録を更新し、 競泳男子平泳ぎ百メートルで、二連覇を果たした北島康介選手…一時引退との噂が流れましたが、次のオリンピックを目指して、 新たなスタートを切っている。
100メートルで世界新を出した後に、「何も言えない…」と涙し、「誰よりも金メダルを取りたい気持ちが、強かったんだと思う」 と語ったのが、印象的だった。
いつも自信満々に見える北島選手ですが、前々回のアテネ以降、メダリストが陥る目的喪失、モチベーションの低下、勝てない日々、 更にケガと、不調が続いていた。

そんな彼が、ゆるぎない自信と強さを身につけて、北京の晴れ舞台に登場したのです。メディアは、その強さの裏に 「勝負脳」ありと報道した。
北京オリンピック後に、勝負脳という言葉が、静かなブームになったのです。
『勝負脳の鍛え方』の著者である、脳外科医の林成之氏は、著書の中で、何事にも否定的で、やる気・意欲が出ないのは、 「脳が疲労状態にあること」が原因であるとしています。
脳の疲労には"心"が深く関係しています…「いろいろなストレスを抱えている」「解決しない悩みごとがある」「性格が暗く、 いつも悪いほうに考える」等々…
そういった状態に陥っている自分を打開するには、「性格を明るくする」「たえず明るく振舞うようにする」ことが第一です。

勝負に強いスーパープレイヤーの多くは、何事にもめげない明るい性格を持っている。日常生活において、 「てきぱきと仕事や目標をこなし、エネルギッシュに行動する習慣を鍛えることが大切」と、述べている。

北島選手の場合…競り合いに負けない脳の使い方を、林医師のレクチャーで身につけた…脳の仕組みを知って正しく使えば、 勝負に勝てるようになるのです。
「勝負脳」を鍛えた結果の、金メダルなのです。

林教授は、"勝負脳"のレクチャーの中で、北島選手に以下の6ケ条を伝授している。
「プールと一体化した…と思えるまで集中する」「プラスのイメージを持ち続ける」
「常に全力で練習する」「否定的な言葉を使わない」「4拍子半のリズムを保つ」
「ライバルに意識を向けるのではなく、自分に勝つ」

キーワードは、「明るさ」と「心の持ち方」にあるようです。
つまるところ、「平常心を保つことができる力」…それが勝負脳ということになります。

明るい」「肯定的」 「プラス発想」…この三つは、スポーツに限らず、 ビジネスの世界でも、地域社会の中でも、持てる力・能力を、ここ一番という時、最大限に発揮できる、"ヤル気の源泉"になるのです。

「今週の倫理」590号/林 成之著「勝負脳の鍛え方」より

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