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孔子の教え(23)『人間関係」

■マージャンを囲んで人を観る
 
28歳、十年に及ぶ闘病生活から脱却し、健康に自信が持てようになった某上場企業の子会社に就職た…人より十年遅い社会人スタートです。
その子会社に、本社の取締役が社長として赴任してきた。
単身赴任の社長…時折、社員を寮に招き入れ、酒を酌み交わし、 ャンに興じた後になって知ったことだが…真の目的は”人間観察”にあった。
招かれた社員…酒を飲み、卓を囲むうちいくら表面を繕っても、人格がくる。社長は、何食わぬ顔で社員を観察し、人材登用に役立てていす。
赴任5年、北陸業界NO1の企業に育てあげ…一千人の、関連子会社社長栄転していった。親分肌で、偉ぶる素振りを見せたことがく、をこよなく愛した今も敬愛する長です。
 
近頃は、ゴルフだろう…社内コンペでは、マナーや気配りへの注意が肝要です上司が見ています。当時私は、年に一度、全社員が集まる”新年会”や、社員などで、己アピールには絶好の機会…と、先頭に立って”かくし芸” をやって見せたもす。
 
 
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~古典から学ぶ~  
孔子の教え(23)「人間関係」
 
「子曰わく 君子は義に諭(さと)り 小人は利に諭る」
                                                             (里仁第四)
「先師が言われた。君子は義に敏感であるが、小人は利に敏感である」
以下、「理念と経営・伊与田 覚・論語の対話」からの抜粋です。
 
友人と交わる時、その友人を見て”義と利”… どちらが先にピーンとくるか? ”義” がにくる友人は、 「これは、人の道に適っている…だから、 やらなと考えるだろう…
ものごとを「善悪か」で判断する友人である。
”利”が先にくる友人は、 「こいつは儲かりそうだから、やろう…」と、「損か得か」 でものごとを判断しがちです
 
役人や学校の先生、お坊さんは、 利を諭る前に「義に諭る」ことが大切です。商人であれば、利に諭らなければ成功しないでしょう…しかし、ピーンときたに、「待てよ… 」というブレーキがかからなければ、本当の商人とは言えません。 ブレーキからないと、 大きな損失・失敗を招くことになります。
 
幼少の頃に「人の道」、つまり”義” に照らして、やって良い事と、やってはいけない事への判断を、しっかり教えておくことです。
そうしないと、 ブレーキの効かない車のように、ススッ~とってしまい、人生をミスってしまうことになります。
覚せい剤所持容疑で逮捕され、 世間を騒がせた女優”酒井法子”などは、その典型でしょう…。
 
社会人の交わりで大切なのは人間関係。先ず 「親子関係」「夫婦関係」、そして地域社会での 「上関係」「長幼関係」 「朋友関係」…年上と年下の関係は特に切です
「嫁・姑関係」も、こじれると家庭が乱れます。
 
少子化の時代… 1人っ子家庭が多くなり、兄弟姉妹の交わりを知らない。 私は男4、女2人の6人兄弟の中で育った…
よく喧嘩をした… 兄弟の交わりから「長幼の交わり・順序・気配り」を、自然と身に付けていくのです。
 
孫を幼稚園に送り迎えして思うのは、 年少組のクラス、年長組クラスに分けられて、 日々の遊びの中で、「長幼関係・上下関係」を学習する機会がないまま、 になっていく。 小学校も中学校も同じです。
 
戦後教育で、誤まった平等思想・ 個人主義が身についてしまい、「親もあるか!もあるか! 人間皆平等じゃないか…」となって、 親の言うことを聞かず、自分の利益や都合ばかりが優先される。 親が亡くなると、 財産分配で醜い争いを起こしりする…。
人間関係・上下関係は、家庭の中で育むべきものです。
「夫婦関係」で大切なのは、 男性と女性が結ばれて、夫となり妻となるわけだら、夫としての道、 妻としての道をわきまえたうえで、家庭を築いていかなければなりません。
 
友人関係は「朋友に信あり」… お互い嘘偽りがなく、言ったこと、約束したことはず守る。 真の友人の間には”信頼関係”がある…親しい友は、金銭の貸し証文は不要、保証人もいらない…本当の友人とは、「仁・義・礼・ 知・信」合った仲なのです
 

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