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自由に、伸び伸びと、個性豊かに(2)

■「和」の精神で、 部下の過失を許した、
 土佐藩家老・ 野中兼山の逸話                       (論語の友)
 
紀州はミカンの花が多いので、 蜜蜂を飼うことが盛んだった。
土佐藩主山内候の家老で学者の”野中兼山” は、”養蜂”を思い立ち、
家来紀州にやって、 種になる蜜蜂を求めさせた。
 
兼山の家来は一箱の蜜蜂を手に入れ、 無事に土佐の港に帰ってきた。
ところが家来は蜜蜂の正体を知らず、 箱の中には甘い蜜が一杯入って
いるものと、 思い込んでいた。
 
無事お役目を果たしたことでもあり、 少し馳走になろうと、箱のふたを
開けたとたん、 数千匹の蜜蜂が一斉に大空に飛び出してしまった。
さあ、 大変なことをしてしまったと、 家来はすごすご兼山の邸に行き、
過失を詫びた。
せっかくのお役目を無にしてしまった故、 どんなおとがめを受けるかと、
ビクビクして待ち受けていると、 兼山は怒るかと思いきや、 カラカラと
大声で笑った。
「これは驚きいった。蜜をなめるのはよいが、 舌を刺されたらどうする
じゃ。 蜂はどうせ、 ご領内のどこかに逃げたのだから、 持ち帰ったも
同然じゃ。 ご苦労、ご苦労」 と、 却って家来を慰めた。
 
本人はもとより、 どうなることかと心配していた他の家来たちも、
ほっと一息つき、 兼山と一緒にみんなで笑い過ごしたという。
                                  
 
867  【心と体の健康情報】
~子育て~
「自由に、伸び伸びと、個性豊かに(2)
 
米国在住25年、松尾 和先生の講演から…
思想教育は排除されたはずなのに、戦後新しく生まれた思想が、 義務教育に大きな影を与えています。
 
個性を大切にする…この言葉も「自由に伸び伸びと…」と一緒に、 米国からきた神話です。 現実のアメリカは差別社会…「個性を大切に」 と言っても、誰も相手にしてくれません。
 
芸術的才能のある人がいたとします。その個性をどんどん伸ばしていくのは、素晴らしいことです。ただ、こうした人達にありがちなのは、自分だけの世界閉じこもってまうことです。
社会性がまったくなく、奥さんや子供を泣かせまう人が多いのです。

このような個性の人を、「自由に、伸び伸びと、
個性豊かに」 と伸ばしていったらどうなるしょう。 マレにそんな人がいてもいいのですが、それを教育によって、 十人に九人が「自由に、伸び伸びが良い」としたのでは、 世の中おかしくなってしまいます。
 
古い話ですが、米国で民主党のクリントン大統領が、 女性問題を起こしたことがあります…しかし、 支持率は下がらかった。
仕事さえ出来れば、人間性は問われないという国なのです。
米国は、子育てがくななってしまった国です。子育てがなくなると、モラル・ 秩序のない会になってしまいます。
 
周りや家族のことを考えて、 自由や我がままを抑えることが出来るようになったことを、「大人になった」と言います。
そうした大人たちによって、世の中の序・モラルが守られていくのです。
 
成人式の会場で酒を飲み、周りの迷惑も顧みず暴れまわる新成人は、 まだ大人になりきれないおども(大人でも子供でもない人)でしょう… 一人では何もない臆病者のくせに…
 
東北大震災で、諸外国から絶賛されたように、日本は、 モラルや秩序がきちんと守られる国です。 お酒やタバコの自動販売屋外に置かれている国は、日本以外に見当たりません…米国だったら、一晩で消えてしまうでしょう
 
近年、モラル・秩序が欠如した近隣諸国から来た人たちが、街に設置してあるATMや自動販売機を破壊して、社会をがせていることでもわかります。

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