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幸せな人生 「生きる目的」

■定められた困難


山繭(やままゆ)とい蛾のマユは、フラスコの形をしています。

蛾が殻を破って完全な形になつて出てくるためには、

何時間にもわたってもがき苦しんで、マユのすぼまった口から、

必死で這い出て来なければなりません。


その時、自然と蛾の体内に圧力が加わり、体液が羽の脈管

にまで行き渡り、飛べるようになるのです。


ある時、必死にもがく蛾を観察していた人が、ついかわいそうに

思ってハサミを取り出し、マユのすぼまった出口に切れ目を入れ、

蛾が楽に出られるようにした。


殻から出た蛾、いつまで経っても羽は開かず、虹色に輝く羽を

広げて宙を舞うことが出来ずに、むなしく床を這いずり回って、

短い命を終えたのでした。

飛び立つ前に困難と闘い、苦しみを乗り越える試練を経ることで、

一人前の蛾に成長していくのです。



919 【心と体の健康】
~幸せな人生~ 「生きる目的」


月刊「理念と経営」連載の、「人に歴史あり 逆境!その時経営者は…」・・どん底から必死に這い上がり、逆境を乗り越えていく…そうした経営者の姿から、リーダーが為すべきことを学んでいく。


そこで思い起こされるのが、一遍の詩…事業に失敗し、失意のあげく健康を損ね、そして病に倒れた。

望みは何一つ与えられなかったが、謙虚さや憐み、知恵、望んでいたものは…すべて与えられた。

この詩は、ニューヨーク大学付属病院の病室の壁に、患者が書き残していったものです。


『私は神に 力を願い求めた

そうすれば 偉大なことを成し遂げられると思った

でも私には 弱さが与えられた

謙虚に従うことを学ぶために


私は健康を求めた 人よりも勝ったものになるために

でも私は病に倒れた 人への憐みを学ぶために


私は富を求めた 幸せになれるように

でもその代わりに 貧しさが与えられた

知恵を学ぶために


私は権力を求めた 人々の賞賛が欲しかったから

しかし 私には弱さが与えられた

神に頼ることを学ぶために

楽しく人生を生きるために


私はたくさんのものを手に入れたかった

しかし 価値ある人生を生きるために

生きる目的を与えられた

求めたものは 何一つ与えられなかったが


私が望んでいたものは すべて与えられた

言葉にならない心の祈りがすべてかなえられたから

今 わかる! 私はこの地上の誰よりも

豊かな祝福を受けているのだと 』

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