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家庭環境が育む子どもの性格

相田みつお 「にんげんだもの・道/こんな顔で」


かなしみに堪えた顔である くるしみに堪えた顔である

人の世の様々な批判に   じっと堪えた顔である

そして   ひとことも弁解をしない顔である

なんにも言いわけをしない顔である


そしてまたどんなに苦しくても  どんなに辛くても  

決して弱音を吐かない顔である

そのかわり やらねばならぬことは

ただ黙ってやっていくという 固い意志の顔である

一番大事なものに 一番大事な命をかけてゆく  

そういうキゼンとした顔である


この眼の深さを見るがいい

深い眼の底にある さらに深い憂いを見るがいい

弁解や言いわけばかりしている人間には

この深い憂いはできない

息子よ こんな顔で生きて欲しい

娘よ こんな顔の若者と めぐり逢って欲しい



945 【心と体の健康】

~子育て~「家庭環境が育む子どもの性格」


「一体誰に似たんだろう? こんな子に育てた覚えはない」とは、よく聞く親の愚痴です。期待通りに育つ子供もいれば、そうでない子供もいる。どちらにしても、親の影響は大きいのです。


子供は教えられなくても、身近にいるだれかを手本にして、多くのことを学習していきます。子供が大人のしぐさをそのままマネて、笑いを誘うことはよくあることです。


だれが見ても親子だとわかる、外見がそっくりの親子がいる一方で、見た目は似ていないのに、ちょっとしたしぐさや、趣味が親ゆずりで「やっぱり」と、納得させられる場合もあります。

子供が親に似るのは、遺伝的要因も大きのですが、一番身近にいる親を観察し、学習して成長していく・・まさに、子は親の鏡です。


好き嫌いの激しい親に育てられた子どもは、親に似て好き嫌いが激しい。
「おはよう」「お休み」をしつけられていない家庭の子供は、大人になって挨拶をしようとしても、恥ずかしくて声が出ません。


今の子ども達は銭湯を知りません。修学旅行で、同級生と大浴場に入るのを恥ずかしがり、海水パンツをはいて入浴します。

また、お母さんが赤ちゃんにお乳を飲ませるとき、恥ずかしがり隠すようになったのは、いつの頃からでしょうか?

男女間の恥ちゅう心は、性の違いに気づき、人前で見せてはいけないもの・・隠すもの・・と教えられて身についた、後天的”慣習”なのです。

夫婦も、長年連れ添っているうちに、表情や雰囲気、言葉づかいが似てきて、似た者夫婦と言われるようになるのです。


◇以下は、アメリカの家庭教育学者/ドロシー・ロー・ノルトの詩です。

批判ばかりされた子どもは   非難することを おぼえる

殴られて大きくなった子どもは   力にたよることを おぼえる

笑いものにされた子どもは   ものを言わずにいることを おぼえる

皮肉にさらされた子どもは   鋭い良心のもちぬしとなる

しかし

激励をうけた子どもは   自信を おぼえる

寛容に出会ったこどもは   忍耐を おぼえる

賞賛を受けた子供は   評価することを おぼえる

フェアプレーを経験した子どもは   公正を おぼえる


友情を知る子どもは   親切を おぼえる

安心を経験した子どもは   信頼を おぼえる

可愛がられ抱きしめられた子どもは
世界中の愛情を感じとることを おぼえる


**************************************** 以下は私が・・

貧しい家庭の子どもは   早くに志を持つことを おぼえる

甘やかされて育った子どもは   わがままを おぼえる

教育ママの子どもは   言われたことしかやらない人間になる


ちやほやされて育った子どもは   傲慢さを おぼえる

優しい母親の子どもは   人への愛を おぼえる

そして 厳しい父親の子どもは   人を許せない人間になる


幼いころの家庭環境と両親の教育が、個性となり、人格になるのです。

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