« 故事から学ぶ 「憎いから叱るのではない」 | メイン | 海外に暮らして知る、日本製品の良さ »

叱り方・7つのルール

叱るということ・・

 

入社して四年もすると、後輩や部下をもつ立場になる。
後輩・部下が優秀でミスもなく、チームの売上は毎月伸びる一方・・
といった状態ならば言うことはないが・・人生はそれほどうまくは

いかないし、完全無欠な組織など、世の中に存在するはずもない。


つまらない失敗をする人もいるし、怠慢な態度を改めようとしない

人もいる。そうなったら、チームリーダーは、叱責するなり、

問い詰めるなどして、事態を改善しなければならないのだが、

「叱る」という行為は案外難しいものだ。


褒めることは誰にでもできるが、叱るには、相手のことを考え、

しかも、叱った後のことまで考慮しなければならない。

怒りにまかせて怒鳴ったところで、事態は改善しません。


                                      「理念と経営12月号・小さなコンセプト」より



1031 【心と体の健康】
~幸せな人生~ 「叱り方・7つのルール」


精密小型モーターで世界一のシェアを誇る日本電産・・創業社長の永守重信氏は、部下を叱るとき、自ら決めた「七つのルール」を守っている。


[1] 大きな失敗よりも小さな失敗を叱る

   小さな失敗で叱られるのは、叱られた後遺症は残らない。

   問題が小さいうちにちゃんと叱っておけば、後になって、大きな失敗
   をしなくなる。

[2] 失敗そのものよりも、失敗からリカバリーしようとしない、
    努力不足
を叱る

[3] 相手を見て叱る

    我が社では、私にガンガン叱られる社員ほど、見込みがある奴と
    いうことになる。

[4]10分叱ったら、100分のアフターケアが必要

    叱った後は必ず自分の気持ちを伝える。 
    手紙、メール、手段は問わないが、できれば自筆のものがいい。


[5] 叱るにも、愛嬌、ユーモアが大切


[6] 相手の目線で叱れ

    部長を叱る、課長を叱る、女子社員を叱る・・相手は全部違う。 
    その違う相手と目線を合わせ、心を通わせる。


[7] 叱る前に褒めることが大切
    人間関係では、無関心というのが一番いけない。部下が何か成果 
    を上げたときは、素直に喜び、ストレートに褒めて評価する。


永守社長が一番強調したいのは、後輩や部下に”無関心”であってはいけないということ・・叱らないのは無関心と同じ。

叱るとは、相手が言ってほしくないことを、相手に分かるように伝える・・一種の説得術である。

                                                     「理念と経営12月号・小さなコンセプト」より

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.noevir-hk.co.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1677

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

ひとつ前の投稿は「故事から学ぶ 「憎いから叱るのではない」」です。

次の投稿は「海外に暮らして知る、日本製品の良さ」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.36