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2013年11月 アーカイブ

2013年11月04日

シルバー川柳・2013年

江戸小噺「嫁と姑」


嫁いびりの好きな姑に、何か打つ手はないかと、
明け暮れ頭を痛めている若夫婦の家に、町内から
寄り合いの触れがあり、嫁が・・

「ただ今、主人が留守をしておりますので、帰りましたら
伝えます」 と言うのを、奥で聞いていた姑が、


『私がここにいるのに、なぜ取り次がぬ!』

と、さっそくこれを種にいびり始める始末。

『で、一体・・何の寄り合いじゃ?』 と聞くので、


「大したことではありませんが、この町内に嫁いびりの
好きな姑が二人いるので、そのことについて話し合う
寄り合いです」 と言うと・・

姑 『ふふん・・すると、もう一人はだれじゃ?』


                                           山住昭文「江戸のこばなし」



1117 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
~ことば遊び~ 「シルバー川柳・2013年」


13回目の今年の「シルバー川柳」、約18.000の応募の中から、

20作品が入選作品に選ばれた。

傾向として、日常の出来事を、シルバー世代ならではの視点で

捉えた句が中心となっている。


「欲しかった  自由と時間  持て余す」

「お迎えは  いつでも良いが  今日は嫌」

「金が減り  知人も減るが  口減らず」

「子は巣立ち  夫は旅立ち  今青春」

「暑いので  リモコン入れると  テレビつく」


大多数が高齢者からの応募だけに、容姿・肉体・知力の衰え
を明るく
笑い飛ばす句が、全体の二割を占め、シミ・シワ・入れ歯、 頭髪などの他、”物忘れ”を題材にした句が多かった。


「寝て練った  良い句だったが  朝忘れ」

「お迎えと  言うなよケアの  送迎車」
「金貯めて  使う頃には  寝たっきり」
「症状を  言えば言うほど  薬増え」


「孫が聞く  膝が笑うと  どんな声?」
「本性が  出るというから  ボケられぬ」

「ひ孫の名  読めない書けない  聞き取れない」

「白内障  術後びっくり  シミとしわ」


次いで多かったのが”夫婦”にからむ句・・配偶者への不満や愚痴と
思いきや、
深い情愛や感謝の気持ちが感じられる句が多かった。


「先寝るぞ  安らかにね  と返す妻」

「欲しいもの  今じゃ優しさ  だけになり」
「検査あと  妻の優しさ  気にかかり」

「期限切れ  犬にやらずに  オレに出す」


世相や流行語を題材にした句では、「今でしょう!」「ジェ、ジェ、ジェ!」

「世界遺産」「アベノミクス」など。
今年も「オレオレ詐欺」を詠んだ句が多かった。

また、三浦雄一郎氏のエベレスト登頂を詠んだ句も多く、三浦氏は
シルバー世代の「時の人」といった存在のようです。


「耳遠く  オレオレ詐欺も  困り果て」


その他、携帯・スマートフォン・タブレットなどを詠んだ句も多く、 これら
モバイルが、高齢者の日常に深く入り込んでいる様子が 分かります。

「お医者様  パソコン見ずに  オレを見て」


                                              公益社団法人「全国有料老人ホーム協会」

2013年11月06日

国民の5人に2人がロコモティブ症候群

運動後のクールダウン


スポーツの前に、ウォーミングアップをきちんとしても、

「終わった後はそのまま」という人が多いのでは・・


スポーツの後は誰でも疲労が伴います。
運動によって体が緊張し、硬くなったり、筋肉内に乳酸 が

たまって酸化したりするからだ。運動の後もきちんと ケア

しないと、疲労が残って、後々体に支障が出かねない。

[有酸素運動]

スポーツを終えた後、リラックスした状態でゆっくり走り、

徐々にスピードダウンして、しばらくウオーキングして止ま

る・・体内に酸素を行き渡らせ、乳酸を分解し、硬くなった

筋肉をほぐす。

[ストレッチ]

使った筋肉を伸ばすストレッチも、血流を促し、疲れを

早期に回復させる。

[その他]
●痛む患部を冷やすアイシング

●栄養補給・・スポーツドリンク、飴、チョコレート、

●入浴・・プレー終了後、30分程度後に入浴するといい



1118 【心と体の健康】

「国民の5人に2人がロコモティブ症候群」


最近、ロコモティブ症候群という言葉を耳にするようになった。
この症候群は、骨折や運動量の減少による筋肉の衰えが障害となり、寝たきりや要介護になる・・リスクの高い状態になることです。


推定患者数は約4700万人と、国民の5人に2人の、まさに国民病になりつつあります。

中高年の男女の”太ももの太さ”は、血管の病気との因果関係があると、デンマークで発表されました。

それによると、男女とも「太ももの周囲が62センチの人」が最も死亡リスクが少なかったという。

それより太い人は、どれだけ太くてもリスクに変わりがないが、
それより細い場合・・細くなればなるほど、死亡リスクは高くなるという。


西欧人と骨格体形が違う日本人には、単純に当てはまらないが、太ももの太さは”筋肉”で決まり、筋肉がほどよくしっかり付いたら、血管も血管内の筋肉も心臓も強くなり、体内の循環が良くなって、全身循環の改善につながるのです。

高齢者に多い「大腿骨の付け根部分の骨折れ」には、股関節の中で折れる”内側骨折”と、外側で折れる”外側骨折”があります。

内側骨折れは、血流が悪くなるため、治りも遅く、寝たきりになる例も多いのです。

太ももをしっかり鍛えておくと、介護の必要がなくなり、自立した生活が出来、「健康寿命」を伸ばすことになるのです。


自宅で行う、ロコモティブ症候群を予防する、筋肉トレーニングを幾つか紹介すると・・

片足立ちをして上半身を伸ばし、浮かせたもう一方の足を、前後・横・斜めに大きく踏み出し着地する・・硬くなっている股関節を柔軟にする効果があります。

次に、目を開けたまま片足を床から約10センチ上げ、体が傾かないように1分間、片足立ちの姿勢を保つ。


このほか、両足を肩幅に開き、上体を真っ直ぐ立てたまま、腰の上げ下げを3回・・これをワンセットで3回、朝と夜2回行う。

軽いダンベルを使ってトレーニングをするのも良いでしょう。

2013年11月11日

TPP交渉と日本酒関税撤廃

TPP「聖域」除外220品目、検討へ


政府は10月10日、米や麦など重要な農産物586品目
のうち、約220品目の関税を無くすることができるかを、
検討する方針を固めた。

TPPの関税交渉で、日本は関税率ゼロの品目を増やす
よう求められている・・

政府は「砂糖乳製品牛肉豚肉」を、農産物
の重要5項目として、関税を無くさない”聖域”にした。


今後、米粉製品の一部、キャラメル、チューインガム、

牛タン・レバーなどについて、関税をゼロにしたり、

関税率を減らせないか、11月中旬までに検討結果を
取りまとめることにした。

牛タン] 国内消費の90%輸入(関税率12.8%)、

              国内生産者への影響は少なく、関税ゼロに
              すれば、消費者はその分安く買えます。


                                                                朝日新聞


1119 【吉村外喜雄のなんだかんだ】

「TPP交渉と日本酒関税撤廃」


TPP(環太平洋連携協定)・・各品目、関係国の利害と損得勘定がからんだ駆け引きが、年内を目途になされている。

事例を挙げると、日本は「日本酒の輸入関税撤廃」を、関係国に求めていくことになった。

世界は今日本食ブーム・・日本酒の輸出は年々増え続けている。

2012年の日本酒の輸出額は89億5千万円・・十年前の2.5倍になった。

日本酒の輸入関税は、マレーシアが1㍑当たり約800円、ベトナムは輸入価格の35.5%の関税を課している。

シンガポールやオーストラリアは関税ゼロです。


少子高齢化で縮小していく国内市場・・日本政府は、日本酒を成長産業にするため、輸出に力を入れている・・関税が撤廃されれば追い風になるだろう。
当然その見返りに、日本が輸入ワインに課している関税の撤廃を求めてくるだろう。

TPP以外の南米チリとの二国間協定では、日本酒の関税を撤廃してもら代わりに、ワインも段階的に関税を撤廃することになった。


EU(欧州連合)とも経済連携の交渉を進めていて、TPPでワインの関税が撤廃されたら、フランスなどワインのブランド力の高い国々が、一斉に関税撤廃を求めてくるだろう。

TPP交渉の成り行きは、世界の国々の利害がからんでくる重大事なのです。

                                                                                                    日経新聞

2013年11月14日

民主主義の取り違え

中央公園整備・・県『植樹伐採』強行


今年五月・・金沢中央公園の樹木数十本が伐採された。
計画の公表が4月26日、工事開始が5月8日、
伐採開始が20日。

計画公表後から伐採反対、計画の変更を求める市民が
活動を始め、署名運動をした・・何度も県に申し入れに

行った。しかし県の回答は、頑なに「計画の変更はしない」


22日、伐採に反対する市民に「誰が言っているのか」と

不快感を表した県知事は、市民が求める「説明会」の

開催と出席を断った・・(中日新聞)
反対市民の見ている前で、工事は進められ、木は伐り
倒されていった。

悲しい話です・・伐採計画を知った市民から出た、反対
の声。県は誠実さに欠けた・・HPに書いてあるからと、
市民が納得する説明をしようとしなかった。


中日新聞は連日大きな記事にした。
が、地元紙・北国新聞は沈黙したまま・・新聞を通して、
市民が賛否論議をする機会が失われた。
「ふるさと不足になる」と思ったのは、私だけ?



1120 【吉村外喜雄のなんだかんだ】

「民主主義の取り違え」


ある地方都市で起きた、市民運動に関わる、民主主義の取り違えから起きた騒動です。

自然豊かな丘陵地の真ん中を、横断する大きな道路建設の計画が持ち上がり、実行されようとしていた。

自然環境の破壊を危惧した一部市民が、反対の署名運動を始めた。

この道路の建設計画は1960年代、日本列島改造論以前に立案されたものです。

50年近く経た今になって、行政主導で計画が実行されようとしているのです。50年前と今とでは、地域住民、交通インフラなどの環境が、大きく様変わりしている。

今回の計画道路に平行した道路も、既に出来上がっている。

本来、計画案を事前に地域住民に示し、賛同を得た上で、工事に着手しなければならないはず・・

行政がやろうとしていることは、主権在民の原則に反する行為ではないか・・
それも50年も前に・・計画が了承されているからと、行政が独断で計画を実行して良いものだろうか。


反対派住民は、市民の直接選挙で賛否を問うべく、署名運動を開始した。 選挙民の半数の署名が集まり、賛否を問うべく、直接選挙が実施された・・選挙民の36%が投票に行った。


その直後、市議会は、投票率が選挙民の50%に満たない場合は、
投票結果の如何を問わず、すべて「無効にする」との法案を可決した・・
開封されることもなく、直接選挙は無かったことになった。


それまでの市民運動は、何だったのだろう・・?

反対派市民は、「そんなないよ!後出しジャンケンじゃないか」と憤り、
なら、市長もそうじゃないか「前回当選したときの投票率は40%を切っていたじゃないか・・」

さて、民主主義の日本にあって、何がどう間違って、こんな騒動が起きたのでしょうか? それは、次号で考えることにします。

2013年11月18日

民主主義の取り違え/話せば解る

橋下市長・・日本の民主主義議論を語る

                                                         2012.3.3

『 なぜ国会で物事が進まず、決まらないのか?

    もっと議論をせよ! 合意点を見い出せ!


統治機能に問題があるというのが、僕の持論・・
そもそも、日本の政治は決定できる仕組みになって
いない・・決定できる仕組みに変えていくべきだ。


それと、日本には、物事を決定していく民主主義が
根付いていない。民主主義の要は”論議”だが・・
僕らは論議の流儀を知らないし、学んでいない。

民主主義の議論とは、物事を決めるための手段で
ある。その流儀は・・
「お互いに自分の具体案を提示し、論議し、合意点
を見出し、決定すること」・・これが全てである 』



1121 【吉村外喜雄のなんだかんだ】

「民主主義の取り違え/話せば解る」


私たち日本人は、「民主主義」を間違って解釈しているという。
前号で、「民主主義の取り違え」と題して、二つの事例を載せました・・
一体、何がどう間違っているというのか?


その一つが、日本人の多くは「話せば解る」と考えていることが、民主主義だと思っていることです。
今一つは「何事も多数決で決めることが民主主義」だと、錯覚していることです。

この二つは、日本人の最も日本人的考え方で、国際社会では通用しないのです。

何でも、話し合いで解決することが民主的だと考え、話し合うことが即ち民主主義だと思っているのです。何でも話せば解ると、錯覚しているのです。
これが、密室政治や料亭政治、談合を生みだす土壌になっている・・
このことに私たちは気づいていないのです。


民主主義の原則は・・「話しても解らない」なのである。

だから、無原則に話し合うのではなく、規則に基づいて話し合う必要があるのです。

話し合っても、究極的なところまで一致させるのは・・大変難しい。

そこで、初めに規則を作って、それから話し合い、最後は規則に則って物事を決めていく・・これが民主主義なのです。


談合や話し合いで決めるのは「合議制」です。その場合は、基本的ルールはない・・要するに、話し合いを仕切る者の力量や、力関係で決まっていく。
仕切る者がいないと、時間つぶしの長談義、小田原評定になってしまいます。
そこで、ルールを決めてから話し合う・・話し合っても平行線のままで、
理解し得ない・・という前提に立っているから・・最後は、ルールに従って物事を決めるのです。これが民主主義の基本原則なのです。

2013年11月21日

民主主義の取り違え/多数決で決める

橋下市長・・日本の民主主義議論を語る(2)

                                                             2012.3.3

『日本には、物事を決定する民主主義が根付いていない。

民主主義の要は”議論”だが、日本の議論は誰かが意見

を言うと、それに反対するのみである。


反対する側は、反対するだけ・・反対するだけで許される

のが日本の議論。本当の議論とは、反対する側も、自ら

の対案を示さなければならない。


会議では、出された具体案を相互に批判し、自案の優位性
を主張する。意見が出尽くしたところで、双方の案の良い

ところを重ね合わせ、良い方を選んでいく。


日本の議論は、ある主張とそれに対する反対論のみ。

反対する側は反対するだけ・・なら「あなたの具体案は?」
と問うと、何も答えられない。

政府・野党間の議論は、日本の民主主義をダメにしている。

政治家の多くは、全くそのことに気づいていない 』



1122 【吉村外喜雄のなんだかんだ】

「民主主義の取り違え/多数決で決める」


私はディベートが苦手で、筋道立てた論議が苦手である。
会議で、自分の意見・主張が相手に伝わらないとき、イライラしてつい
声を荒げ、自分の意見を押し通そうとする・・それはよくないと・・物事を決める前に、あらかじめ出席者の考えを聴いたりする。


日本人の多くは、民主主義が分かっていないという。
前号の「話し合いで決める」というのは合議制であって、民主主義の
基本ではない・・というのも、そう。

「民主主義=多数決」というのも錯覚だという・・
言われてみれば・・多数決というのは、採決法の一つにすぎない。


何でもかんでも、多数決で決めるのが良いというものでもない。

行政であれ、企業であれ、それらの長は專決権を持っていて、即断即決で物事が決められていく・・多数決ではない。


ところが日本人の多くは、何でもかんでも多数決で決めなければ、民主的でないと考える・・そんなことをしたら、国家機能も企業経営も行き詰ってしまう。

議決の仕方を知らないと、何も決められなくなる・・決められないから、
根回しが必要になってくる・・そして、会議が始まる時には、大方大半の結論が出ていることになる・・外国人から見れば八百長である。


民主主義に言う会議は、予め定めた議決方法に従って、意見を戦わせ決定していく・・多数決を指すわけではない。

ところで、こうした民主主義の論理は、国内における民主的論理であって、世界の論理ではない。

国際社会では、別の論理が働いている・・それは、国家間の”力”の論理である。国家間では会議のルールは機能しない。

2013年11月25日

ことば遊び 「シルバー川柳・優秀作品」

2013年流行語大賞候補

今年は激戦必至!

「お・も・て・な・し」 「倍返しだ!」
「じぇじぇじぇ」 「アベノミクス」
「今でしょ」 「PM2.5」

●2012年流行語大賞トップテン

   大賞・・「ワイルドだろぉ」


「IPS細胞」 「維新」 「東京ソラマチ」
「第3極」「近いうちに・・」 「LCC」
「爆弾低気圧」 「終活」
「手ぶらで帰らせるわけにはいかない」



1123 【吉村外喜雄のなんだかんだ】

~ことば遊び~ 「シルバー川柳・優秀作品」


人生経験を積んで、何事にも熟達したシルバー世代・・心身機能の衰えに悩む、シルバー世代でもある。どの句も「自分のこと」と笑わせてくれます。

以下は、シルバー川柳に応募があった、11万句からの入選作品です。
「紙とペン 探している間に 句を忘れ」
「聴力の 検査で測れぬ 地獄耳」

「起きたけど 寝るまでとくに 用もなし」

「誕生日 ローソク吹いて 立ちくらみ」

「延命は 不要と書いて 医者通い」


「二世帯を 建てたが息子に 嫁が来ぬ」

「少ないが 満額払う 散髪代」・・散髪のたびに、私も思っている

「未練ない 言うが地震で 先に逃げ」

「探しもの やっと探して 置き忘れ」

「クラス会 孫と病で 盛り上がり」


「立ち上がり 用事忘れて また座る」

「無農薬 こだわりながら 薬づけ」

「留守電に ゆっくりしゃべれと どなる父」

「お若いと 言われ帽子を 脱ぎそびれ」・・私のことです

「名が出ない あれ・これ・それで 用を足す」

「深刻は 情報漏れより 尿の漏れ」

「老の恋 惚(ほ)れるも惚(ぼ)けるも 同じ文字」

「目薬を 差すのになぜか 口を開け」
「景色より トイレが気になる 観光地」

「L E D 使い切るまで 無い命」


「目覚ましの ベルが気になり 起きて待つ」

「日帰りで 行ってみたいな 天国へ」
「何回も 話したはずだが 初耳だ!」

「入場料 顔見て即座に 割り引かれ」

・・映画館で、免許証を見せる必要がなくなった私

選外・・「70以下は シニア月例 青年部」・・私の作品です


                                   全国有料老人ホーム協会/ホプラ社編

2013年11月28日

韓国・反日ナショナリズム

李承晩ライン


中学生の頃、鮮明に残っている「李承晩ライ

ン」の記憶・・日本の漁船がだ捕されるたびに、

子どもながら、腹立たしい思いをしたものです。


李承晩ラインとは、建国したばかりの韓国が、

海洋資源の独占、領土拡張を目的とし、独断

で公海上に突如設定した排他的経済水域の

ことです。

この海域内で漁をした日本の漁船はだ捕され、

銃撃殺害される事件も起きた。


国際法を無視した韓国の行為は、日韓漁業協

定が成立するまで13年間続き、その間韓国に

抑留された日本人は約4千人、だ捕され漁船

は328隻、死傷者は44人を数えた。


1954年、1951年に日本と平和条約を締結

した米国は、韓国政府に対し、竹島を日本領

土とし、李承晩ラインの一方的宣言は違法で

あることを書面で伝えた。



1124 【吉村外喜雄のなんだかんだ 】

~歴史から学ぶ~

「韓国・反日ナショナリズム」


韓国は、日本と友好関係を高めることよりも、国会議員の靖国参拝や教科書問題など、日本の内政に干渉して、反日ナショナリズムをあおって、嫌悪感を露わにするのは何故だろうか?

戦後、韓国政府は国民の支持を得るために、ナショナリズムの色彩の濃い政策を取り入れてきた。

日本人にとって植民地は、過去の歴史でしかない。しかし韓国人にとっては、現在からそれほど遠い過去の歴史ではないのです。

韓国人は、戦前日本に支配されたことを、屈辱として忘れられず、
植民地をもって反日感情を語ろうとしている。

1945年、終戦と同時に日本から解放された韓国に、1人の韓国人が戻ってきた。彼の名は李承晩・・アメリカに亡命していた彼は、朝鮮における日本統治を知らない。
その彼が、韓国初代大統領の地位につくと、親日派をすべて追放し、
もはや反日でなければ韓国で生きられないようにした。


国家的アイデンティティの基盤を、反日感情に求めていった。
独立したばかりの李承晩政権は、統合した国家を建設するため、
「反日」と「反共」の二つのイデオロギーを利用した。

しかし「反共」は一般民衆には実感が沸かない。「反日」は全国民が経験した植民地時代の記憶と直接結びつき、政権に利用されたのです。

「反共」が国民感情に定着するのは、1950年の朝鮮戦争以降になるが、「反日」感情が高まるのは、1965年日韓国交正常化の後であって、その歴史は浅い。


李承晩の長期独裁政権に国民の不満が高まった時、軍事クーデターで朴正煕が権力を握った。
朴政権は、日韓国交正常化を図ったが、日本に対しては二つの異なる態度を取った。

表向き、国民に対して反日を叫びながら、その裏では「戦争請求権」を日本に要求するなどで、経済的実利を手に入れた。


インドのガンジーや、インドネシアの独立の父スカルノのような・・日本と戦って独立を勝ち取った英雄など、元々存在しない韓国。
朴政権は、国民の目を「反日」に向けるため、4世紀も昔に豊臣秀吉と戦った”李舜臣”を英雄化し、その遺跡を聖域化し、顕忠祠を建立して、反日愛国教育の現場として利用するようにしたのです。

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