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求む!現場総監督

2013年・サラリーマン川柳


大賞 [ いい夫婦 今じゃどうでも いい夫婦 ]


二位 [ 電話口 何様ですか? と聞く新人 ]


三位 [ 辞めてやる 会社に”いいね” と返される ]

 

[ ダルビッシュ 1球だけで 我が月給 ]

[ 人生に カーナビあれば 楽なのに ]

[ すぐキレる 妻よ見習え LED ]

[ ワイルドな 妻を持つ俺 女々しくて ]



1231 【吉村外喜雄のなんだかんだ】

「求む!現場総監督」


[求人]・・職種は「現場総監督」・・原則1日24時間勤務、年間365日
休暇なし。
食事をとる時間はあるが、他の同僚が食べ終わってからです・・たまに徹夜もあり、サラリーは”無給”です。


この職業は、世界のすべての国にあり、しかも一番大事な仕事です・・
経験を問わず、遣り甲斐のある仕事です・・やってみる気ありませんか。

こんな就活の面接に、応募者たちの顔はみるみる固くなり、引いていった。

今どき、これほどひどい条件の会社があるだろうか?
それとも何かの冗談だろうか・・ネットで話題になった、某上場企業の
広告の動画です。
面接官は自信たっぷりに語り続ける・・独身女性があこがれた、
結婚によって手に入れた「主婦業」という仕事です。


世界で何十億の女性が、この仕事に就いています。

家庭内で奉仕する仕事は、無償・無期限である。

子どもが生まれ、家族か増えるにつれ、「主婦業」の激務は増し、
耐えがたいものになっていく。


家族への愛、家族からの愛が無かったら、3日と続かない過酷な職業でしょう。
激務に耐えて頑張っていても、総監督を引退する日は意外に早い。
子は、10代後半には母親から自立していく・・母も、子離れしなければならなくなる。
近ごろは、親離れも子離れもできないまま、引きずっている親子が多くなった。

親は、我が子の大学の卒業式、そして入社式にまで付き添って、
子離れできなくなっている。


勤めに出て、婚期を逸した30過ぎの娘・・家では上げ膳据え膳、
何もせず、夜は遊び歩き、親のすねをかじったまま、独身を謳歌する
親離れできない娘。

家族の犠牲になって?働き続ける母親を見て、結婚願望などとっくに
消え失せている。

親も子も、どこかで甘えと期待を絶ち切らねばならない・・
勇気と葛藤が要るのです。

                                                                                         「日経春秋」

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