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2015年11月 アーカイブ

2015年11月01日

お国がらが出る国際便

「東京モノレール」と私


浜松町と羽田空港を結ぶ「東京モノレール
羽田空港線」が開通したのは昭和39年、
東京オリンピックの年です。


当時私は22才・・私が社会人になって最初
に就職し、3年間勤めた日立・・その日立が
敷設した新方式の「跨座式モノレール」。
我が社の製品と、晴れがましく思ったもので

す。

あれから50年・・故郷・小松空港から羽田、

そして浜松町から都心へ・・数えきれないほ

ど利用して乗ったモノレール。

私の人生と並行して、東京モノレールは歴史

を刻んできたのです。



1325 【吉村外喜雄のなんだかんだ】

「お国がらが出る国際便」


海外へ出かけ、飛行機に乗ると、その国のお国柄や

豊かさの度合いが、それとなく感じられます。


資源が豊富な国の航空会社・・オーストラリアやカナダ

メキシコなどの航空会社は、総じてカネがかかっている。

機体はピカピカ、エコノミークラスでもスリッパや歯磨

き・眼帯セットが配られる。


客室乗務員も多国籍だし、アジア系航空会社の国際線

の機内販売は、カタログが分厚く充実している。

ロシア機は国際線と国内線の格差がやたら目立つ。


いま世界で最もひどいのは、米国系の航空会社ではない

だろうか。国内線の客室乗務員がフレンドリーなのは

いいとして、機内食やサービスの悪さが目につく。


飛行機を足代わりにするアメリカ人には、何の違和感も

ないだろうが、顧客対応が極めて丁寧な日系機から乗り
換えた時、薄味のサービスがやたら気になる。

                                                       (山口香子)

先月メキシコからの帰り、アエロメヒコ航空で出された

機内食・・見た目は立派な日本・・使っている食材も

日本と変わりはない・・なのに、なぜか不味い!
半分残した。

日本食に欠かせない「うまみ成分」が不足している
昆布・カツオ・煮干しなどを下味にした調理が出来

いないのかも?

スキューバーで訪れる、都会から離れた土地の日本料理

店には、いつも期待を裏切られている・・

2015年11月02日

知足・足るを知る

ペリーが見た、足るを知る日本人


ペリーが来航したときまず驚いたのが、
美しい景色。
そして、下田に上陸した後の印象は・・

最下層の住民でも、簡素で清潔な木綿の

衣服をまとい、貧しさを苦にする様子もなく、

穏やかである。


他国で見られる、乞食の姿もなかった。

日本人は隣国の支那より優れており、
反逆精神はあるが勇敢で、親切で、

人情があり、好奇心に富み、娯楽好きだ。
そして、世界に類例のない礼儀正しさがある。



1326 「心と体の健康」
幸せな人生 「知足・足るを知る」


禅の教えに「知足」がある。釈尊入滅の夜に説かれた遺言
「遺教経」(ゆいきょうぎょう)にある言葉です。


汝達 若し諸(もろもろ)の苦悩を脱せんと欲せば
  まさに知足を観んずべし

弟子たちよ、いろいろな苦しみ・悩みから脱したいと思う
なら、足るを知ることを観察すべきである。

知足法は即ち是 富楽安穏(ふらくあんのん)の処なり

知足の人は地上に臥(ふ)すといえども 安楽なりとす
足ることを知る教えは、豊かで楽しく穏やかな世界である。
足ることを知る人は、地面で寝るような暮らしをしていても
安楽である。


不知足の者は 天堂に処すといえども
また意に称
(かな)わず
不知足の者は 富めりといえども而(しか)も貧し

足ることを知らない者は、とても豪華な家で暮らしていた
としても満足しない。裕福であっても心は貧しい。


知足の人は 貧しといえども而も富めり

不知足の者は常に五欲の為に牽(ひ)かれて

知足の者の為に憐(れん)みんせらるる

是を知足と名づく」

足るを知る人は、物はなくても心は豊かである。
足ることを知らない者は、常に五つの欲望に振り回され、
足ることを知る人からは哀れみの眼で見られる。
これを知足という。

2015年11月07日

価値観の異なる日本と韓国

呉 善花(オ ソンファ)


1956年、韓国・済州島生まれ。看護学校
などを経て四年間志願で、女子軍隊生活を
送る。83年来日。
大東文化大学卒業後、東京外国語修士
課程修了。現在、拓殖大学国際学部教授。
著書に「韓国併合への道」ほか多数。



1327 【吉村外喜雄のなんだかんだ】

「価値観の異なる日本と韓国」


拓殖大学の教授で韓国人の”呉 善花”(オ ソンファ)
が、日本人と韓国人の価値観の違いを語っている。

昨年八月、産経新聞の加藤達也前ソウル支局長が、
韓国フェリー転覆事故にからんだ記事を書き、朴大統領
への名誉毀損訴えられ出国停止に・・

記者を名誉棄損で訴え、裁判にまでなった問題。
「欧米先進国ではありえないこと」
話し合って妥協する発想が韓国人にはないのでしょう。


欧米や日本で、政界のトップがぎりぎりのところまで
批判にさらされるのは日常茶飯事・・公人にプライバシー
はない。
この問題・・国民が立ち上がって批判しなければ、国が
潰れてしまう。その一番先端に立っているのがマスコミ
だ。韓国のマスコミから批判の声が聞こえてこないのは
憂うべきことです。


「理解し合い仲良くするために、話し合うべき・・」
という日本人の考え方は、韓国では通用しない・・
だからいくら頑張っても、仲良くしようとしても、
うまくいくわけがない。

日本と韓国の間には、長い交流の歴史があって、
「話せば分かる」と日本人は”錯覚”している・・
日本人の常識や情緒がそのまま通用すると・・


しかし、明らかに異文化、異質の民族であることを前提

に、付き合っていかねばならない。そこのところに注目
しないと「何で理解してもらえないのか?」
となって、
いつまでも問題解決の糸口
が見えてこないだろう。

2015年11月09日

価値観の異なる日本と韓国(2)

■日本「どうも ありがとうございます」
⇒韓国「チョンマル カムサハムニダ」


韓国語で”どうも”は、「チョンマル」
”ありがとうございます”は、
「カムサハムニダ」
「カムサ」は”感謝”・・語感が似ています


■日本「おはようございます」「こんにちは」
   「こんばんは」
⇒韓国「アンニョンハシムニカ?」
「アンニョン」は”安寧”・・語感が似ています
「ハシムニカ?」は”していますか?”


親しい人には、「アンニョンハセヨ?」


1328 【吉村外喜雄のなんだかんだ】

「価値観の異なる日本と韓国(2)」


拓殖大学の教授で韓国人の”呉 善花”(オ・ソンファ)

氏が日本と韓国人の価値観の違いについて語っている。

日韓双方もっと「理解し合うべきだ」という日本人の考
えは、
現実には極めて無責任な話・・日韓関係には、
隣国という関係
を越えた問題が潜んでいる。

両国の間には、情緒的な面で「まるで理解できない」

という、大きなブラックホールがあるのです。


命のはかなさを感じる日本人の「ものの哀れ」に対して、
韓国人は「恨み」の民族。

人に対する恨みだけではなく、自分に足りないものに対
して完璧を求めて嘆く・・韓国人の大好きな情緒です。


「私には足りないものがあってはならない・・花にしても

ずっと満開でなければならないのに、枯葉が私の花を
  しおれさせている。誰かが葉を落としたせいで・・」

と嘆く。
日本人は、そこまで嘆いて、人のせいにする韓国人が
理解できない。しかし韓国人は、嘆く時に歎かないと、
周りから人情がないと言われてしまう。

日本人が「過去のことは水に流そう・・」と言うと、
「なぜ辛いことを水に流すことができるのか・・
恐ろしい民族だ」となってしまう。


日本人と朝鮮人は情緒的に本当に合わない。
朝鮮半島の歴史は攻めたり、攻められたり・・

過去二千年の歴史で、千回もの民族の攻防があり、

そうした中で必死に生き抜いてきたのです。


対する日本は、一度も異民族の支配に苦しめられたこと
がない・・だから「話し合えば通じる」と本気で思って

る。
朝鮮半島の民族にとって、他民族ほど恐ろしいものは

い。物事を話し合いで解決する発想が韓国人にはない・・

「水に流す」という発想もない。


朝鮮戦争勃発・・北朝鮮共産軍が国境を越えて怒涛のご

とく攻め込んできた。そんな時・・
「ちょっと待て! 話し合おうではないか」 と呼びかけた

ところで・・全く無意味。必死に防戦するしかない!
戦いに負ければ全てが終わってしまう。
そうしたことを前提に理解し、韓国と付き合うべきです。


当面の間、日本は安易に韓国を憐れみ、助けたりしない
ことです・・助けたら更に両国の関係は悪化するでしょう。

助けたりすると、ずっと今のような関係が繰り返され

ことになる。
韓国が落ちるところまで落ちて、自力で立
ち直る以外、
未来が拓かれることはないのです。

2015年11月12日

韓国の根深い戦勝国願望

中韓の外交戦略


中国は韓国を取り込むために、歴史問題で

積極的にサービスをして、韓国が日本側に
なびかないよう腐心している。


中国を重視する米国は、中韓が接近する

ことへの危機感はあるが、傍観している。


米韓同盟にヒビが入るようなら大変だが、

韓国の思惑は「中国にすり寄っても、米国

も日本も怒らない」と、奇妙な自信が生まれ

つつある。
                               10/16 読売新聞



1329 【吉村外喜雄のなんだかんだ】

価値観の異なる日本と韓国(3)
「韓国の根深い戦勝国願望」


韓国には、中国から深刻な脅威を受けてきた歴史がある。

韓国がいま中国にすり寄っているのは、将来の朝鮮半島
の統一を見据えての、生残りのためだ。


一方の中国は、韓国を試し、日米韓の連携に揺さぶりを
かけようとする。

日本は中国と一対一で対応できるが、北朝鮮問題を抱え

る韓国は、中国と対立する外交を行った場合のダメージ
は、
日本の想像をはるかに超える。


韓国人のDNAには、中国の侵略に耐えてきた、歴史的
記憶が内臓されている。
中国に接近するのは、「恐ろしいから・・危険回避策を
とらないと安心できない
から」である。

中国への経済依存度も、日韓で比べものにならない。
韓国は、中国との経済が断たれたらおしまいなのだ。


2ケ月前の9月3日の抗日戦勝70年式典で、朴大統領
は習氏と会談し、「前世紀、両国が日本の侵略と闘い、
困難な歴史を伴にした」と語った。

韓国には、日本と戦って勝利した事実は存在しない。
史実を歪曲してでも、「独立運動を戦って植民地支配か
らの解放を勝ち取った」という、独善的歴史認識を国民
に植え付けようとしている。

慰安婦問題で、韓国政府は日本に「正しい歴史認識」を
しつこく求めるが、韓国は、史実に基づいた歴史でなく、
「韓国にとって、こうあるべき歴史」でなければならない。


日本の植民地支配も、朝鮮戦争での中国、米国の介入も
、本来韓国がたどるべきだった「正しい歴史」をねじま

げた「悪しき外圧」なのです。

韓国的歴史認識からすると、去る9月3日の北京の祭典
で、ついに「正しい歴史認識が示された」ことになる。


戦後70年間、「自分たちは連合国の一員である・・
日本と戦ったことを認めてほしい」と言い続けてきたの
を、「中国が公式に認めた」と韓国の人々は解釈してい
る。

できるなら、オバマ大統領も朴大統領と一緒に、戦勝国
の一員として並ぶべきだった・・との認識だ。

 
                                                           10/16 読売新聞

2015年11月15日

責任を転嫁した家臣

はきものをそろえる


はきものをそろえると 心もそろう

心がそろうと 履物もそろう


ぬぐときにそろえておくと

履くときに心がみだれない

誰かが乱しておいたら

だまってそろえておいてあげよう


そうすればきっと
世界中の人の心もそろうでしょう



1330 【吉村外喜雄のなんだかんだ】

故事から学ぶ 「責任を転嫁した家臣」


失敗は、誰もが経験することです。しかし、その失敗を

他人のせいにしてはならないのです。

失敗にからむ故事では、「責任転嫁」をした家臣を罰し

た伊達正宗の書状が残っている。


事の起こり・・事件の詳細ははっきりしないが、佐平次

という家臣が時間を取り違えて、主君・正宗に迷惑を

かけたことに始まる。


問い詰められた佐平次は、素直に自分の非を認めず、

言い訳をした・・「悪いのは同僚だ」と言い張ったので
・・明らかな責任転嫁である。

正宗は許さない・・佐平次に切腹を命じた。


驚いたのは佐平次の親・・
「なんでそんな些細なことで
切腹させられるのか?」

親類一同があわてて助命を嘆願したが、正宗は書状を

したためて、奉行に厳正な処罰を命じた。


「佐平次が責任転嫁した現場には、私も居合わせたので、

経緯は十分承知している。聞き違いは誰にでもあることだ

・・そんな理由で成敗しようというのではない。


自分が悪かったと正直に詫びずに、同僚に罪をなすり
つけようとする態度が、あまりにも卑劣・・故に、厳罰
を命じたのだ」


正宗は、追伸の中で、再度繰り返している。

「時間を聴き間違えたから罰するのではない・・
確かに
今回の失敗そのものは、小さなことかもしれない。

だが、自分が犯した過ちを、他人のせいにするのは、

大変罪が重い」


自分の失敗を他人になすりつけるようなことをしたら、

信用をなくすだけである。しかもそれは、本人だけの

損失では終わらない・・当然、責任転嫁された方の心は

傷つくだろうし、恨みも抱くだろう。


組織の和が乱れ、団結が損なわれるのは間違いない。

また、このような些細なことで責任転嫁する者は、

重大なミスを犯した時には、なおさらに隠ぺい工作を

することだろう・・組織が瓦解する元凶となる。


隣国敵に囲まれた戦国時代にあっては、まさに一国一城

の存亡の危機に直結する大問題なのです。


                                     万年堂出版・木村耕一著「こころの朝」

2015年11月18日

ことば遊び 「江戸・物売りの声」

江戸時代は、多種多様の庶民文化が栄えた。

当時の江戸は、人口は百万人を超える世界一

の都市。この大都市江戸の文化を支えたのは

庶民です。


お金さえあれば全て事足りた。何をしても
商売が成り立った・・びっくりするほど
沢山の物売りが、庶民の暮らしを支えた。


江戸の町を売り歩く物売りは、朝顔売り、

桶屋、薬売りと多種多様・・飲食業だけでも、

60種類を超える様々な物売りが、特徴ある

売り声で、江戸の町を売り歩いた。

貯金がなくても暮らしていけるから、
「江戸っ子だい!宵越しの銭は持たねェ」と
啖呵が切れるのです。


あったらあっただけ使ってしまうから、
消費は拡大する。江戸の経済は活発になり、
庶民文化の花が咲いた。



1331 【吉村外喜雄のなんだかんだ】

ことば遊び 「江戸・物売りの声」


◎ 飴売り(1)

『来たわいなァ  来たわいなァ・・
げんこつ飴屋が来たわいな。
爺さん婆さんお孫衆も・・早く来ないと無くなるよ。

げんこつ飴げんこつ飴・・げんこつ飴が来たわいな』

◎ 飴売り(2)
『あ~い、飴やァ・・飴や飴やヨカヨカ飴や。
太鼓叩いてヨ~カヨカ。

これでオマンマ食べられりゃ・・
のんきな商売やめられない。

飴やァ飴・・ヨカヨカ飴や飴~ッ 』

◎ 屑屋
『屑~い屑い・・屑のお溜りありませんか・・ 
屑屋でございます。 
屑~い屑い・・屑屋ア・・お払いィ 』


◎ おでん屋
『おんでこでこでこ・・でこでんや。

当たり屋のおで~ん。
おんでこでこでこ・・でこでんやア。
当たり屋のおでん。

当たり屋のおで~ん・・おでんの客はどこじゃいな。
おでんさんの出生は・・これより東・・
常陸の国は  水戸さんの御量分中山育ち・・』


◎ 金魚屋
『金魚~ェ金魚ォ・・金魚金魚金魚ォ。
出目金に黒金。
値段が高いランチュウはどうです・・』


◎ 猫いらず売り

『いたずらものはいないかな。

天井と縁の下・・いたずらものはいないかな。
石見銀山ねずみとり。

これを食べさせれば  直ぐにネズミは一匹残らず・・

この世からいなくなる。石見銀山ネズミとり 』

2015年11月22日

元気な北陸

地方都市が消滅する時代へ


日本は今、急速な「生産年齢人口の減少」と

「高齢者人口の増加」で、想像を超える困難な

時代を迎えようとしている。


25年後の2040年には、全国1800の自治体

の896自治体で、人口の減少が加速・・

523の自治体は、40年の時点で人口1万人を

切ると見られ、警察・消防・学校・病院など、

行政機能の維持が困難になってくる。

民間企業の倒産が相次ぎ、過疎地の介護・

医療の労働力が不足するようになる。


更に、自治体が税収不足に陥り、介護保険や
医療保険などの社会保険制度の維持が困難
になり、雇用も確保しづらい「消滅都市」になる

可能性が高い。
                                                   読売新聞



1332 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「元気な北陸」


少子高齢化が進む日本で、最も深刻なのは「人口減」の
問題。

日本の人口は2004年にピークを迎え、2100年に
は3分の1の明治維新の人口にまで落ち込み、高齢化率

は40%になる。
地方は疲弊し、町や村が消滅していくだろう・・

そうした心配はあるものの、田中内閣の「列島改造論」

から40年・・政府の施策が功を奏して、地域格差は
確実に縮小されている。


勤労者世帯収入ランクで、福井県が東京を抜いて1位。
3位が富山、6位石川と、北陸が上位を占める。

地方の人口減が止まらず、自治体が地域格差に悩む中、

北陸3県の元気さが目立つのです。


石川県は、今年春の北陸新幹線開通による経済的効果が

著しく、福井県は、暮らしやすさ日本一で、生活、教育
水準、就業率、共稼ぎ率と、何れも全国上位を占める。

中でも、人口7万弱の福井県鯖江市が「鯖江に学べ」と
、地方
活性化のモデルになろうとしている。

富山市は「串団子プラン」で、都市再生に取り組む。

市電を活かして、ヒト・モノ・カネを団子状につなげて
いく。この市電の「売り」が、富山駅から岩瀬まで結ぶ

「ポートラム」

歴史を残す北前船廻船問屋の面影が、岩瀬の新しい観光

名所に浮かび上がってきた。

                                        理念と経営「未来は地方から始まる」

2015年11月23日

元気な北陸(2)

引き出物にこだわる北陸


結婚式の引き出物の品目数・・
北陸3県は 平均4.5品目、全国平均2.9
品目よりはるかに多い。

招待者1人当たり9,800円で、金額も
全国平均 6,500円を大きく上回る。


引き出物を選ぶ際に「親が関わった」のは
5人に2人。全国平均は5人に1人。


引き出物の慣習になっている、細工かまぼこ

(富山)や、鶴亀の和菓子(金沢)、赤飯を
入れるかどうかで悩む。

九割が新婚旅行に行き、旅行費用も平均

70万円・・何れも全国1位だ。

                                            読売新聞

 

 

1333 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「元気な北陸(2)」

福井県は、社長の排出率日本一です。

眼鏡・繊維・漆器産業が集積する、福井市に隣接する
”鯖江”の力が大きい。
鯖江の産業はどれも昔からある業態・・しかも中小企業
いわば斜陽産業だ。

「リスクは最大のチャンス」・・業界が消滅する
事態に
直面しないと・・”本気”が出ない。
本気で取り組む企業だけに”再生”がある。

「斜陽産業」も、裏返せば「先端産業」になる。


人口減がどん詰まりになると、本気で人口問題に
取り組 むようになる。
いま、人口7万弱の鯖江市が、「鯖江に学べ」と
地方
活性化のモデルになろうとしている。


鯖江は絹織物で栄え廃れた。大正期、眼鏡で再生する。
だが90年代、安価な中国眼鏡に取って代わられビンチ
に・・

それを最新技術で乗り越え、眼鏡フレーム業界シェア

20%を維持し、1社あたりの出荷額は1億4千万円と

過去最高です。
人によつて”本気”が培われる・・本気が富山の岩瀬を
”新生”し、鯖江を何度もよみがえらせた。

そして今、400年の伝統ある石川の九谷焼が、
若手
作家たちによって、よみがえろうとしている・・
切磋琢磨、伝統と革新が融合し、次々起業家を排出して

いくのです。
                                  理念と経営「未来は地方から始まる」

2015年11月26日

元気な北陸(3)石川県

石川の県民性

加賀百万石のお膝元、控えめでおっとりしている。


[男 性]
堅実で勤勉だが、決断力・行動力に欠ける。
人当りがよく、やさしく包容力があり、教養もある。
衣と食は高額なものを好み、カッコしいの
見栄っ張り。
プライドも高く、本心を明かさないので、
何を考えているか分からないことも。


[女 性]

真面目で勤勉、行動力もある。
お洒落への関心は高く、センスも良く、
物腰は洗練されている。
何ごとも控えめで、はっきりものを言わないが、
したたか。
伝統文化に関心が高く、教養のある女性が多い。

1334 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「元気な北陸(3)石川県」


15日の日曜日、第一回「金沢マラソン2015」が

開催された。金沢城址公園、ひがし茶屋街、金沢駅鼓門

など、金沢名所を横目に、秋の古都を1万2千人が走り

抜けた。
新幹線開業に沸く金沢市内はお祭りムード・・

金沢マラソン
沿道には約20万人が声援を送り、のべ600人のボラ

ンティアが選手をサポートし、地方都市金沢活性化の
いち大イベントになった。

■全国ランキング1位/石川県


・寿司外食                19.649円
・焼肉店の数 351軒

・カレー店の数 108軒(金沢カレーが人気)


・お菓子消費量               93.763円               

・アイスクリーム消費量       9.431円  
・チョコレート消費量           7.838円


・年間”雷”日数        42.4日

・年間”雨”日数        80.6日(降水量/全国3位)

・スイカの生産量          14.700トン

・労働時間                       262分


・携帯電話普及率                95.3%

・サークルKサンクス店舗数   217軒(2015年)

・ゴミの量日本1
・楽器購入額 4.707円

■石川県全国ランキング2位


・カニ消費量 ・天然ブリ漁獲量 ・イカ漁獲量
・小学生/全国学力テスト
・電気使用量 ・飲酒費用 ・コーヒー消費量
・ウォシュレット普及率


所得水準はとりわけ高くないのに、衣・食・住贅沢な

暮らしぶ りが 伺える・・

加賀百万石、城下町の名ごりでしょうか。

2015年11月28日

冬の日本海の王者・寒鰤

定置網漁法

富山湾に入ったブリを定置網で捕る。
定置網漁は、魚の群れを追って捕る漁法とは
異なり”待ち”の漁法だ。

一年中同じ場所に網が仕掛けられていて、
そこにブリが入るのを待って引き上げる。
小さな稚魚は、網の目から抜け出るので、
乱獲を防いでいる。



1335 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「冬の日本海の王者・寒鰤」


11月27日の早朝、雷鳴と共に初アラレが降って、
道路は真っ白に・・いよいよ冬の訪れです。

         004
毎年11月下旬から12月初旬にかけての或る日・・
海が大時化になり、北風・雷鳴と共にアラレがバラバラ

降ってきて、厳しい冬の訪れを告げるのです。

それを地元では「ブリお起し」と呼び、冬の到来を待っ
ていたかのように、ブリが富山湾入ってくる。

師走から正月にかけて、旬を迎えるブリに与えられた
称号が「寒鰤」。”魚”偏に師走の”師”と書いて「鰤」
・・旬がそのまま漢字になった。

ブリは回遊魚・・餌を求めて春から夏は北海道周辺まで
北上。秋になると暖流に乗って日本海を南下してくる。
富山湾は北に向かって口を開いた好漁場です。

天候が荒れ、海が時化る冬の湾内は穏やか・・
餌を求めるブリが沢山湾内に入ってくる。
立山から流れ込む豊富な栄養分で、プランクトンが育ち
、小魚が集まってくる。
その小魚をエサに、ブリが外洋から湾内に入ってくる。


産卵時期を迎え、脂がのった寒ブリは、冬の北陸の味覚
の王者。  名前の由来は・・アブラのブラがなまって
”ブリ”になったという説が有力です。


成長に伴い呼び名が変わるブリは「出世魚」と言われ、
祝いの席などに出される。
能登では・・35センチ以下をコズクラ、
35~60センチをフクラギ、60~80センチをガン
ド、そして80センチ以上をブリと呼んでいる。


またブリは、良質のタンパク質に恵まれ、ビタミン類も

バランスよく含まれる。DHAやEPAの含有量は青魚

ではトッブクラス。
DHAは脳の働きを高め、EPAは血液をサラサラにし
、血中のコレステロール値を下げる働きをする。

2015年11月30日

元気な北陸(4)福井県

福井の県民性

[男 性]
新しいもの好きで、流行にも敏感。
勤勉実直で粘り強く、要領がよい。


大阪人に似て、かけ引きに長け、思慮深い。

普段は温和だが、逆境に強く行動力もある。

頑張り屋で、途中で投げ出したりしない。

社長排出は全国ナンバーワン。

[女 性]

気が強く、負けず嫌いで辛抱強く、目立ち

たがり。自立志向が強く、妙な甘えもない。



1336 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「元気な北陸(4)福井県」


私の息子夫婦が福井市に転勤になって約十年・・
福井は暮らしやすいという・・子供の教育に熱心で、

物価が安く、地方都市特有のゆったりとした環境。


福井県には全国に誇るものが沢山ある・・

・眼鏡枠生産           全国1位(97%)
・手すき和紙生産     全国1位

・楽器ハーブ生産     全国1位

・おぼろ昆布生産     全国1位
・羽二重出荷額        全国1位


・天ぷら消費      全国1位     14.766円

・焼き鳥消費      全国1位 3.567円

・油揚げ・がんもどき消費      全国1位 5.985円
                                        (石川県3位)

・お米購入額 全国3位     5.390円
                     (福井はコシヒカリの故郷)
・一世帯人数   全国1位     2.84人(富山県3位)
・住宅床面積   全国2位 172.6     (富山県1位)

・三世代同居   全国2位   17.6%
・パートタイム就職率    全国1位

・低い失業率 全国2位       3.3%   (富山県3位)

・平均寿命 男性・全国3位    80.47歳

                女性・全国7位   86.94歳

・教育費(人口1人当たり) 全国4位 16.7万円
                                           (富山県1位)

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About 2015年11月

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