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韓国の根深い戦勝国願望

中韓の外交戦略


中国は韓国を取り込むために、歴史問題で

積極的にサービスをして、韓国が日本側に
なびかないよう腐心している。


中国を重視する米国は、中韓が接近する

ことへの危機感はあるが、傍観している。


米韓同盟にヒビが入るようなら大変だが、

韓国の思惑は「中国にすり寄っても、米国

も日本も怒らない」と、奇妙な自信が生まれ

つつある。
                               10/16 読売新聞



1329 【吉村外喜雄のなんだかんだ】

価値観の異なる日本と韓国(3)
「韓国の根深い戦勝国願望」


韓国には、中国から深刻な脅威を受けてきた歴史がある。

韓国がいま中国にすり寄っているのは、将来の朝鮮半島
の統一を見据えての、生残りのためだ。


一方の中国は、韓国を試し、日米韓の連携に揺さぶりを
かけようとする。

日本は中国と一対一で対応できるが、北朝鮮問題を抱え

る韓国は、中国と対立する外交を行った場合のダメージ
は、
日本の想像をはるかに超える。


韓国人のDNAには、中国の侵略に耐えてきた、歴史的
記憶が内臓されている。
中国に接近するのは、「恐ろしいから・・危険回避策を
とらないと安心できない
から」である。

中国への経済依存度も、日韓で比べものにならない。
韓国は、中国との経済が断たれたらおしまいなのだ。


2ケ月前の9月3日の抗日戦勝70年式典で、朴大統領
は習氏と会談し、「前世紀、両国が日本の侵略と闘い、
困難な歴史を伴にした」と語った。

韓国には、日本と戦って勝利した事実は存在しない。
史実を歪曲してでも、「独立運動を戦って植民地支配か
らの解放を勝ち取った」という、独善的歴史認識を国民
に植え付けようとしている。

慰安婦問題で、韓国政府は日本に「正しい歴史認識」を
しつこく求めるが、韓国は、史実に基づいた歴史でなく、
「韓国にとって、こうあるべき歴史」でなければならない。


日本の植民地支配も、朝鮮戦争での中国、米国の介入も
、本来韓国がたどるべきだった「正しい歴史」をねじま

げた「悪しき外圧」なのです。

韓国的歴史認識からすると、去る9月3日の北京の祭典
で、ついに「正しい歴史認識が示された」ことになる。


戦後70年間、「自分たちは連合国の一員である・・
日本と戦ったことを認めてほしい」と言い続けてきたの
を、「中国が公式に認めた」と韓国の人々は解釈してい
る。

できるなら、オバマ大統領も朴大統領と一緒に、戦勝国
の一員として並ぶべきだった・・との認識だ。

 
                                                           10/16 読売新聞

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