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人工知能AI革命(2)

■人工知能A I

国土交通省は、A I人工知能を使って観光
地の渋滞を緩和する社会実験を今秋から
始める。
道路脇に設置された機器や、カーナビなど
大量に収集したデーターを、渋滞緩和や
交通事故防止などに役立てる。

対象地域は、全国の有名観光地の中から
2~3か所を選び、数年かけて実施・・
その後全国に広げていく計画です。

                                    8/24 読売新聞



1530  「吉村外喜雄のなんだかんだ」
「人工知能AI革命(2)」

今年の春、将棋界の最高位名人佐藤天彦と、最強の人工
知能の二番勝負は、PONANZAの勝利に終わった。
2年前に登場して以来、プロ棋士に負けたことがなく、
まさに無敵である。

その結果は、私たちの未来を暗示するものになった。
ポナンザが飛躍的に強くなったのは、人間の手を借りず
人工知能が自ら学ぶ「機械学習」という方法を導入して
からです。
ボナンザに、プロ棋士の過去20年分の対局、5万局を
読み込ませた。人工知能は、このデータを自分の教師と
して学習した。
この教師データが、人工知能の性能を決める鍵になった。

5万局の棋譜を解析しながら、どんな局面でどう駒を配置
すれば勝につながるか・・自ら学習して勝利の方程式を
見つけ出していく。
人間にしか出来ない知的な発想・・それが少しずつコン
ピューターに置き換ろうとしている。
コンピューターには難しいと言われてきた”創造性”を、
ポナンザは獲得した。

その創造性を生み出したのは、ポナンザ同士の対戦
「自己対戦」にある。
繰り返した自己対戦は700万局・・人間が食事もせず
に休みなしに毎日8局、1年に3000局対戦したと
しても、2千年を要する・・天文学的学習能力だ。

気の遠くなる経験を積んだポナンザは、将棋の歴史の中
でまだ人間が発見していない、未知の戦法にまでたどり
着いていた。
佐藤名人が戦っていたのは、将棋という宇宙の全容を
解き明かした、いわば神のような存在だったのかもしれ
ない。
将棋の世界で起こったこの事実は「遠からず現実の世界
で起きてくる」と、孫正義は予見する・・

今後、人工知能が社会で応用されていく時に、想定され
る事態を先取りする、模擬実験になったのです。
第四次産業革命が、今始まろうとしている。  

                                       
NHKスペシャル「人工知能」

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