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2017年10月 アーカイブ

2017年10月02日

母と子のスキンシップの大切さ(2)

1539 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
心と体の健康 
「母と子のスキンシップの大切さ(2)」


つぶらな目をした赤ちゃんが、お母さんの顔をジ~ッと
見つめ、お母さんはいつも優しい笑顔で赤ちゃんの顔を
のぞき込む・・これが母子のまぐわいです。

赤ちゃんが母に抱かれて母乳を飲むことが、
霊長類と言われるサルや人間の愛の始まりなのです。
霊長類には、胸に乳房があるので、子が乳を飲む時、
母と子はお互いに見つめ合うことができます。

赤ちゃんは、授乳という幸せ行動を体験しながら、
「優しい目つきで見てくれる人は私を愛する人なんだ」
と理解するようになります。

哺乳動物は、母の乳房が下腹部にあるので、乳を飲む
とき母を見つめることはありません。その分親離れが
早くなります。
生まれてすぐの哺乳動物を親から離して、人間がミルク
で育てても、大きくなり繁殖のシーズンになると、交尾
が出来ます。

人間の場合、思春期を迎え、先に好き嫌いの信号を送る
のは女性の方が多く、興味のある男性が現れると、女性
はその男性にチラチラと視線を送ります。

女性がそんな行動を起すことも、男性が瞬間的に
「これは脈がありそうだ」と判断する能力も、元をただ
せば授乳時に育まれたものです。

男性と女性の視線が合った時に、好意を感じた女性が
にっこり笑うのも、男性がその笑顔を見て「あの人は、
おれに気があるな」と感じるのも、授乳時に繰り返され
る、母子の愛のシグナルのお陰なのです。

授乳時の母と子の見つめ合い、まぐわいは愛の行動の
始まりなのです。

大下陸郎「ラブラブ・クリニック」より

2017年10月05日

赤ちゃんは顔を見分けて育つ

1540 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
心と体の健康 「赤ちゃんは顔を見分けて育つ」

私達大人は、千人の顔を識別できるという。
髪形や見る角度が変わっても、見分けることができるの
です。人間には、特別の識別センサーが備わっている
ようです。
私の会社には、子連れの若い女性がひん繁に訪れます。
生後間もない赤ちゃんを抱いているお母さん・・
赤ちゃんと目が合うと、とたんに泣かれてしまう。

「人見知りをするので・・」と恐縮し謝るが、お母さん
が顔を近づけてあやすと、直ぐに笑顔に戻ります。
赤ちゃんは、いつごろ顔を見分けられるようになるの
だろう?
生まれたばかりの赤ちゃんの視力は0.01程度・・
見える世界はピンぼけ状態。
それでも、生後数日でお母さんの顔を覚えてしまう。

英国の心理学者の実験で、顔の識別は「目、鼻、口の
配置」がカギを握っていることがわかった。
声やにおいの情報がなくても、見分けられるのです。

生後6ヶ月頃に、この識別センサーに変化が現れ、
”人見知り”するようになる。
「なじみの顔」と「珍しい顔」を見分ける能力が備わっ
てくるのです。

赤ちゃんは新しいもの好きで、しかも飽きっぽい。
いつも見慣れているものには、関心が薄れていく。
ところが「顔」だけは特別で、何度も繰り返し見ている
うちに、より魅力的に映るようです。

最近は、核家族化の影響で、おじいさんや男性の顔を
見て、泣く赤ちゃんが多くなった。
沢山の顔に触れさせることで、赤ちゃんの顔を見分ける
能力が向上します。赤ちゃんは、顔を識別しながら育っ
ていくのです。

2017年10月12日

ことば遊び 「江戸小噺・鏡の無い村」

■小話「靴下のしわ」

「 きみは婚約を解消されたんだってね・・
   喧嘩でもしたのかい?」
『 うん、ヘマをやっちゃったんだよ。
  よせばいいのに・・
  靴下にシワが寄っているって、注意したのさ 』

「そんなの、大したことじゃないじゃないか」
『 ところが彼女・・
  靴下を履いていなかったのさ 』



1541 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
ことば遊び 「江戸小噺・鏡の無い村」

昔むかし・・
四国は山奥の山村には、鏡というものがなかった。
村の男衆、江戸見物に出かけることになった。

観音様をお詣りして・・仲見世へ。
ここに一軒の鏡屋がございまして、
鏡というものを見たことがございませんから、

「われ、そこに立ってみろ・・
  あっれぇ~われが姿、ここへ写ってるでねぇか。
  不思議なこつあるもんだ・・
  こりゃ観音様のご利益に違げぇねぇ」
なんてんで、鏡を拝んだりしています。
村へ帰りまして、翌年また江戸見物へ。

その一年の間に、あいにく鏡屋が引っ越しをいたしまし
て、その後は琴と三味線を教える「琴三味線 指南所」
の看板が出ておりました。
村の衆、そんなことは知りませんから・・

「どこにあるだね・・その姿ぁ見せるちゅのは」
『なんでもはぁ、おら、この辺だと思っただが・・
  アッ、こりゃいかねぇ、来年まで待たねばダメだ』

「どうして、来年まで待たねばならねぇ?」
『どうしてって、ここに書いてあるから
  しょうがあんめぇに・・
”今年ゃ見せん”(琴三味線)と書いてある』

「あれぇ、それ弱ったでねぇかい。
  おらがかか様、あんべぇ悪いっちゅだで、
  かか様おっ死ぬ前に、もう一度あれ見て、
  観音様のご利益仰ぐべぇと思っただが、
  かか様・・来年までおっ死なねぇだろうか?」

『あ~あ、心配ぶつもんでねぇ・・
  その下に”死なんじょ”(指南所)と書いてある』

2017年10月15日

衆院選挙の課題/社会保障

■衆院選公示

選挙戦の最大の焦点は、自民・希望両党の
対決です。
自民は、若手議員の不祥事が相次いだ。
勢いに乗って、苦労せずに当選したことが
背景にあるようです。

期待された小池・希望の党は、政権交代を
夢見て、政治経験の乏しい新人を大量に
擁立した。
今後4年間、国政を担うに相応しい候補者か
どうか・・資質・能力を見極めて投票したい。




1542 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「衆院選挙の課題/社会保障」

過去5年間の安倍内閣の評価を問う衆院選挙が公示され
、選挙戦に入った。
衆院選はどの党に政権を委ねるかという「政権選択選挙
」です。
避けて通れない政治課題に「社会保障の財源確保」があ
る。社会保障費負担の家計に及ぼす影響は大きく、将来
が心配なだけに、今回の選挙の一番の関心事になります。

現在の社会保障は、給付に見合う財源を確保しないまま
、赤字国債という、子や孫の世代への負担の付け回しで
成り立っている。

8年後の2025年には団塊の世代が75歳になり、
後期高齢者が800万人になる。
年金や医療、介護をまかなう社会保障費が過去20年間
で2倍に膨れ上がり、17年度予算では過去最高の
32.5兆円となり、歳出総額の3/1を占める。

財源となる「消費増税」を、いつまでも先延ばしにして
はおけないのです。
今回の衆院選挙の各党の公約には、子育て世代への支援
強化をはじめとする、社会保障公約が並ぶ。
その多くは、財源や実現プロセスが曖昧なまま・・

例え国民に嫌われても、財源となる消費税増税から目を
背けていては、責任ある政党にはなりえない。
選挙得票を意識した、無責任な人気取り甘言のバラマキ
公約に惑わされてはならないのです。
.
                                                    読売新聞から抜粋

2017年10月19日

一杯のスープが国を滅ぼす

■勝ち過ぎは おごりを生む

選挙の勝敗・・
「五分」は励みを生じ、「七分」は怠り
  が生じ、「十分」はおごりを生ず。

戦いというものは「五分」をもって上とし、
「七分」を中とし、「十分」をもって下とする。

「五分」の勝ちであれば、励みの気持ちで
  緊張をもって事に当たり、
「七分」の勝ちなら、怠りと緩みの気持ちが
  生じる。
「十分」、つまり完壁なまでの勝を得ると、
  敗者を侮る、おごりの気持ちが生じる。



1543 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
故事から学ぶ
「一杯のスープが国を滅ぼす」

今から二千三百年前、中国(現在の河北省)に
「中山」 (ちゅうざん)という小国があった。

ある日王様は、国内の重鎮を招いて宴会を開いた。
さすが王城だけあって、豪華な料理が次々と運ばれて
くる。
ところが、羊のスープが配られた時、何かの手違いで、
司馬子期という男の前にだけ届かなかった。
一人分足りなくなったのです。

中山王は気づいていたが、「たかがスープ一杯じゃない
か、彼ならば、まあいいだろう」と軽くとって、一言も
詫びず、そのまま宴会を続けた。
怒ったのは司馬子期である。「侮辱された」と席を蹴っ
て退出し、そのまま大国・楚へ走ってしまった。

怒りに燃えた彼は、楚王をけしかけて、中山国を攻撃
させ、ついに滅ぼしてしまった。中山王は、多くの臣下
にも見捨てられ、逃亡するしかなかった。

すると、見知らぬ二人の男が、矛(ほこ)をひっさげて
後からついてくる。
「そなたたちはいったい何者か?」王が尋ねると・・

『かって、父が餓死しそうになった時、国王は一壺の
食物を与えてくださいました。
そのお陰で、父は生き永らえたのです。
父は死ぬ間際に、もし戦争が起きたならば、おまえ達
は必ずや、王様のご恩に報いてくれ』と言い残しまし
た。それで本日、決死の覚悟で馳せ参じたのです』

中山王は「ああ~」とため息を漏らし、天を仰いで
叫ん だ。
「人に物を施すとき、その量の多い、少ないなどの、
ささいなことをもおろそかにしてはならない。
ちょっとしたことが原因で相手を傷つけ、恨みを
買ってしまう。
私は、たった一杯のスープのせいで国を滅ぼし、
わずか一壷の食物のお陰で、二人の勇士を得た」

                                      
木村耕一「こころの朝」より

2017年10月22日

優れたリーダーとは

■為せば成る

〇武田信玄は・・
為せば成る  為さねば成らぬ  成る業を
     成らぬと捨つる  人のはかなさ


物事は、強い意志を持って取り組まなければ
何事も実現できない。
努力することなく、最初から無理だと諦めて
しまうところに、人の心の弱さがある。

〇米沢藩主・上杉鷹山は・・
為せば成る  為さねば成らぬ   何事も
     成らぬは人の  為さぬなりけり


〇山本五十六は・・
やってみせ  言って聞かせて  させてみせ
    ほめてやらねば  人は動かじ




1544 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「優れたリーダーとは」

「平民宰相」と呼ばれた原敬は、とかく自説に固執して
論争を辞さなかった。性格や言動に角があって、
人との調和に欠けるところがあった。

その後、政友会総裁になてからは、別人のように温顔に
微笑をたたえ、他人の言葉に寛大に耳を傾ける包容力を
示すようになった。 こんな逸話がある・・

♪ある夜、後輩の政治家が原の私邸を尋ねた。
意見の食い違いから激論となり、訪問客は憤然として
飛び出した・・門を出ようとした時、原が背後から呼び
止めた。
「気をつけて帰り給え。門を出ると直ぐ大きな穴がある
から、落ちないように用心したまえ」
直前までの激論を忘れたような、温情の籠った注意だっ
た。
確かに暗闇には、道路工事でできた大きな穴があった。
後輩政治家は原のこの言葉に感動し、じ来原に心服する
ようになった。

原はどんなに後輩を叱った後でも、必ず玄関まで送った。
冬の寒い日などには「風邪を引くなよ」と優しい言葉を
かけるのを忘れなかった。
ごくささやかな所作の中に、大切なものを見るのです。

昭和電工の大橋光夫が社長の時、ひん死の昭和電工を
よみがえらせたことで知られるが、若い頃は劣等感に
悩まされていたという。

しかし、劣等感に悩まされたからこそ、若い人や弱者の
声に耳を傾ける習慣が身についたのでしょう・・
頼りなさが、社員の団結を強める一助になったのでは
なかろうか。

優秀な才能で組織を率いていくだけでは、優れたリーダ
ーにはなり得ない。
率いられていく人々に「自分たちがいなくては」と思わ
せることに、その秘訣がある。

                                              読売新聞「五郎ワールド」より


※原敬(はらたかし)
   大正7年第19代内閣総理大臣に任命され、
   大正10年11月東京駅で暗殺されるまで、
   日本最初の本格的政党内閣を率いた。

2017年10月24日

心と体の健康 「命ってなんだろう」

■ 命
1. 生命の生きる力・機関
2. 一番大切なもの「〇〇が命だ」

・生命「生まれいずる命」
・余命「残った命」
・寿命「使命を果たし命がつきること」

・宿命「その命に最初から宿っているもの」
・運命「定まっているものを命が運んでくる」
・天命「天が授けた命」

 


1545  「吉村外喜雄のなんだかんだ」
心と体の健康 「命ってなんだろう」

今年の7月、聖路加国際病院の医師・日野原重明
さんが亡くなられた・・105歳でした。
生前日野原さんは、次代を担う子どもたちに
いのちの授業」を行っていたそうです。

子どもたちに
「命ってどこにあるんだろう? なんだろう?」
と問いかけたところ、いろんな答えが返ってきた。
それに応えて日野原先生は・・

「命はなぜ目に見えないのか?
  それは君たちが持っている”時間”なんだからだよ。
  死んでしまったら・・
  自分で使える時間もなくなってしまう。
  どうか一度しかない自分の人生、そして時間・・
  命をどのように使うか、しっかり考えながら生きて
  いってほしい。
  更に言えば、その命を、今度は自分以外の何かの
  ために使うことを、学んでほしい」

これは、見事に命の本質を見抜いた言葉だと思います。
しかし人間は、とかく目の前にある現象に「
無いもの
ねだり
」をするもののようです。

お金がなかったり、少し健康が損なわれると、それだけ
で自分は不幸だと思い込み、絶望してしまう。
自分の思うように生きていけないからと、生きている
意味などないと、勝手に決めつけてしまう。

目の前の問題ばかりに関心が向かい、それを自分で解決
しようとせず、他人や社会の勢にして、それをただ求め
るだけという姿勢に終始してしまう。

こんな生き方では、たとえ事が首尾よくいったとしても
直ぐに次の不足不満に陥り、無いものねだりの生き
方に終始するだろう。                       
(次号に続く)


                              小野晋也「OAK・TREE 9月号」より

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