« 総理夫人の心得/佐藤栄作夫人 | メイン | 健康長寿の鍵/慢性炎症 »

健康長寿の鍵/未病

日本人の男女の平均寿命は80歳を越えまし
たが、男女とも、寿命がくるまで約10年 の
介護が必要になってくる。
長寿を手放しで喜んではいられないのです。



1597  「吉村外喜雄のなんだかんだ」
食と健康 「健康長寿の鍵/未病」

健康長寿の鍵になる「未病」とは、聞きなれない言葉
ですが、健康でも病気でもない状態で、健康と病気の
間にある領域をいう、新しい考え方です。

人は、突然病気になることはなく、徐々に健康の状態
から未病の状態を経て病気になり、死んでいくのです。

2千年以上前の中国の古文書「黄帝内経」には、
「名医は既に生じた病気を治すのではなく、
未病のうちに治す」との記載があります。

「自覚症状はないが、検査では異常がある」状態、
「自覚症状はあるが、検査では異常がない」状態、
合わせて未病といいいます。

老化が進むにつれ、様々な病気と付き合っていかなけれ
ばならない。
70歳を過ぎると、傍目に健康に見えても、どこか体に
心配ごとが生じてくる。老化を肌で感じるようになった
り、病気になっていても、一見元気に生活している人が
大勢いるのです。

糖尿病や高血圧の薬を飲むなど、多少健康上に問題が
あっても、積極的に生き生きと暮らしていくのが、
未病に対する考え方です。

健康を害したからと、直ぐに薬や治療に依存するのでは
なく、日常の生活の中で、病気に立ち向かっていく体力
と気力を養うことが大切になってくる。

病院の検査数値が今以上悪くならないよう、食生活や
生活習慣の改善に努め、日々の運動で足腰を鍛え、
今以上、持病が進行しないよう注意を怠らず、病と共生
していくことが、健康長寿の鍵になるのです。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.noevir-hk.co.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/2246

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

ひとつ前の投稿は「総理夫人の心得/佐藤栄作夫人」です。

次の投稿は「健康長寿の鍵/慢性炎症」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.36