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釈迦の寓話/人間の実相(解説3)


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1660 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
幸せな人生
「釈迦の寓話/人間の実相(解説3)」

釈迦は王様に「人間とはどんなものか」を寓話をもって
説いた。
波間から、青と赤と黒の3匹の大きな竜が、
  真っ赤な口を開け、自分が落ちてくるのを、
  今か今かと待ち受けているではないか


「青い竜」・・底の知れない欲の心を表している
金が欲しい、物が欲しい、地位名誉が欲しい、
限りない欲に、どれだけ邪悪な思いをしてきたことか。

あの人がいなければ、こいつが失敗したら、あいつが
死ねばと、どれだけの人を心で蹴落とし、殺している
ことだろう・・
「赤い竜」・・欲の心が満たされず、妨げられると、
                      怒りの心が表れてくる。
「黒い竜」・・愚痴、ねたみ、恨みの心を表している

蜂の巣から甘い蜜が落ちてきた。
旅人は、
  甘い蜜に心を奪われ、現実の恐怖を忘れ、
  夢中になってなめた


「蜂蜜」・・食欲、財欲、色欲、名誉欲、睡眠欲 
                    人間の”五欲”を表している。

藤ヅルにぶら下がり、生死の境にありながら、一切を
忘れて、蜂蜜をなめることに夢中になっているのは、
誰のことか?
釈迦の寓話の中に、紛れもない自分の姿を見ることが
できるのです。  

                               一万年堂出版・木村耕一緒「こころの朝」

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