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伊庭貞剛の経営哲学(3)

※参考
2017年6月1508号 「別子銅山跡を歩いて」 
                         1509号 「伊庭貞剛の名言」

 

1675  【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「伊庭貞剛の経営哲学(3)」

伊庭は「心の人」「徳の人」として、住友精神を実現し、
住友の近代化成し遂げ、住友財閥の基礎を固めた創業
社長です。
その伊庭が総理事に就任した時、幹部を集めて
部下を使う心得」4か条を訓示した。

1.「しきたりや先例に従うように」と、部下のヤル気 
     に水を差すな。
2.「自分を無視して事を進めた」と、部下の足を引っ 
     張るな。
     能力の低い上司ほど、部下が新しいことを始めたり、
     積極的にいい仕事をしようとすると、足を引っ張っ
     てしまう。
3.疑いの目で部下を見て、部下の挑戦意欲を縛り
      つけてはならない。
4.くどくど注意して、部下のヤル気を削いではならな
      い。
とかく年長者は”経験”という刃物を振り回して、
少壮者を威しつけようとする。
また少壮者の多くは、経験豊かな年長者の言動に
盲従してしまう・・しかし、これが大きな間違いです。

年長者は、少壮者の抱負や意見を採用せず、少しの
過失にも大仰に騒ぎ立て、経験豊富な自分でなければ、
何事も成しえないかのように、ふるまってしまう。

従って、事業の進歩発展を最も阻害するのは、青年の
過失ではなく、年長者・老人の跋扈(ばっこぐ)である。
また、後継者にいつまでも事業を引き継ごうとしないの
は、自分が先に死ぬことを忘れているからです。

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