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民主主義と年金

参議院議員選挙公約/年金

自民  人生100年時代へ、年金開始時期の拡大 
        低所得層に年間最大6万円加算
公明  年金受給開始年齢の多様化 
        低所得層に最大月5千円加算
維新  将来受け取る年金を自分で賄う「積立方式」

立憲   医療・介護等の負担額に上限を設ける
国民  低所得年金生活者に5千円加算給付

共産  低所得年金生活者に5千円加算給付
         マクロ経済スライドを廃止
社民  マクロ経済スライドによる抑制を中止する



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【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「民主主義と年金」

第25回参院選は与党が参院の過半数を確保した。
安定した政治基盤の下で、内外の難局に現政権が
取り組んで結果を出すことを、民意が示し
た。

前回の2016年の衆議院選挙時に、政府は大票田
の高齢者におもねた政策で、所得の低い年金生活者
を対象 に「
3万円の臨時給付金」をばらまいた。

有権者の高齢化に伴う「世代間不平等」が
問題になる中、各政党は高齢者の票田に媚びて、
年金給付条件の拡大を選挙公約に掲げた。

多数意見を民意として政治に反映させるのが
民主主義・・日経によれば、70代の半数の国民は
「高齢者が優遇され過ぎ」と回答している。

投票率が高い、高齢者寄りの政策を重視する政治
を 「シルバー民主主義」と呼び、社会保障の財源を
下支えする若い世代の意見が、政策に反映されない

政治家と若者を結ぶ接点が少なく、若者たちには
政治が遠い存在になっている。

若い世代からは、「高齢者への社会保障が今以上に
手厚くなるのは、腑に落ちない」と政治に無関心を
装い、投票に行こうとしない。

高齢者の割合が大きくなった結果、多くの若者が
自分の意見は通らないと諦め、結果、高齢者の一票
が更に重くなる悪循環に陥いっている。  

                              
7/15 日経新聞より抜粋

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