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将来年金は貰える?

1729 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「将来年金は貰える?」

年金の不安はどうして起こるのだろうか?
その理由の一つは、長生きするようになったこと。
もうひとつは、急速な少子高齢化への不安です。

戦後間もない昭和22年の平均寿命は、男性50歳
女性54歳でした。70年経過した平成28年では
男性81歳、女性87歳と、30年以上寿命が伸び
た。
厚生年金の支給開始は、昭和17年の制度発足当初
は55歳で、5年後の昭和22年の男性の平均寿命
を超えていた。

現在に直すと、85歳頃にようやく年金が貰える
ことになる。長生きするようになったことに加え
少子化があります。
少子と高齢化が同時に進行することで、人口構成が
変化・・年金財政に多大な影響を及ぼすようになっ
た。
厚生年金は、毎月給与から天引されるが、国民の中
には、積み立てられて老後に戻ってくる「積み立て
制」と勘違している人が少なくない。

今天引きされている年金保険料は「賦課年金制」で
、現在年金を受け取っている人たちに振り向けられ
る。
少子化が進み、現役世代の保険納入者が減って、
年金を受け取る側の高齢者が増加していく・・
制度を維持することが難しくなってきたのです。

不足額は公費を投入したり、積立金を取り崩すこと
で補っていく。
老後は政府年金に頼らず、今自分が出来ることを
コツコツ実行して、老後の備えを怠らないことです。

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