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座禅(1)座禅とは

1736 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「座禅(1)座禅とは」

〈 座禅とは何か? 〉
禅僧の修行を一言でいうなら「己辞究明」になる。
己を極めるために業をし、座禅をすることが業になる。
座禅修行そのものが仏教であり、禅なのです。
臨済宗では座禅を「安楽の法門」という。

座禅を組み、静かに瞑想して「天地同根 万物一体」
宇宙と対話する。修行を重ね、これが体感でき悟り
を得るようになれば、安楽の法門の域になる。

         IMG_0664
〈 座る 〉
修行僧は一日5時間から15時間座禅を行う。
座禅に入る時、座布団を二つに折り、尻の高さを
調節する。
次に足を組み、尻と両膝の三点で体を安定させる。
最初から足がきちんと組めるわけではないし、
最初から長時間座れるわけではない・・ 

最初は「安楽の法門」どころか、苦痛と格闘して
いるようです・・何度か座禅を組んでいるうちに、
自分に一番良い方法、
座り方が探し出せるようにな
る。
それは人から教えられて身に着くものではなく、
自分の体に聞きながら、自分に一番ふさわしい
座法を身につけていくのです。

座法が身につくと、座禅の境地が深まり、座禅が
苦痛でなくなってくる。「安楽の法門」の座禅が
好きになり、楽しくなっていく。
〈 足の組み方  〉
足を片方の膝の上に乗せる。そのまま座禅をすると
足首が突っ張って痛くなる。そこで、乗せた足の
足裏を上に向けるようにねじってやる。

          IMG_0451.MOV

すると、乗せた方の膝も柔らかくねじられ、尻と
両膝の三点で体を安定させることができるようにな
る。
体重が斜め前にかかって痛みも少なく、長時間の
座禅が可能になる。
体の柔らかい人は、もう片方の足も、足裏を上に
ねじって、膝の上に乗せると座禅の足組みになる。     
         
                      正眼寺住職・山川宗玄禅師

私は、片方の足だけ乗せる半座です。
半座がきつければ、尻の下の座布団を更に高くし、
あぐらのままでもよい。それも無理なら、椅子に
腰かけて座禅を行って
もよいのです。

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