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2019年09月 アーカイブ

2019年09月01日

作務・勤行、一つになる(2)

1740「吉村外喜雄のなんだかんだ」
「作務・勤行、一つになる(2)」

作務を懸命にやったからと、何があるわけではない
。褒められたり、ご褒美に夕食が一品増えるわけで
もない。作務を通して修行の喜びを見出していく。

「毎日やっていることは何なのか」しだいに見えて
く る、分かってくる。毎日同じ所を、同じように
繰り返し、工夫もなく掃除をしていたのでは修行に
ならない。
竹ぼうきを作る時も、掃く人の側に立った使いよい
工夫ができるようになる。
自分が使う箒は、誰よりも重い竹箒を作る・・
すると自然と筋力が付き、丈夫な身体になっていく

      
IMG_0668   
箒で掃いている時、小さな雑草を一緒に抜いてい
く。根が大きく張ってから抜き取るのでは大変だ!
花が咲き、種が飛び散った後に抜くのは更に大変!
翌年、しんどい作務が待ちかまえている。

修行を積んだ僧は、作務の時、無意識に目的以外の
ことに手や足が動く。また日々工夫するうちに、
今までの半分の時間で済ませるようになる。
作務によって体幹が鍛えられ、無駄な贅肉が消えて
いく。
更に、体力を使う作務によって、呼吸も滑らかにな
り、無駄のない自然のあるがままの生き方が出来る
ようになる。
これを禅宗では「(おの)ずから然り」という。
そして、より良い座禅が組めるようになる。

                                   正眼寺住職・山川宗玄禅師

2019年09月04日

作務・勤行、一つになる(3)

1741 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
「作務・勤行、一つになる(3)」

修行僧にとって、座禅と並んで欠かせないのは、
作務」(さむ)      僧堂での労働と
勤行」(ごんぎょう)読経です。
[ 勤行 ]
僧堂ではまだ暗いうちから、朝の勤行が行われる。
本堂で詠まれるお経は、般若心経の他、
仏陀が悟った法の世界が説かれた経を詠む。

先祖のための経を順に詠み、焼香を繰り返す。
毎朝40分続く勤行では、合わせて9つの経と、
先達が残した言葉を唱和する。 

お経を詠むとき、経典の意味を考える余裕もなく、
驚くほど速く詠む・・一心不乱にお経を詠むことが
”業”。詠む人とお経が一つになっていく。

それが禅宗における「三昧」(ざんまい)である。
そうしてお経を暗記していく・・

   IMG_0672

早足でサッサと歩きながらお経を唱える「行道」と
いう修行をする。
意識して歩かなければ、前の人に付いていけない。
更に、教本を見ないと詠めない難しいお経を、
唱えながら歩くので、大変ですす。
                                  正眼寺住職・山川宗玄禅師

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私は毎月1回月初めに、朝5時から寺町の曹洞宗・
桂岩寺で早朝座禅に参加し、般若心経を読経し座禅
を組む。その後住職の法話を聴き、朝6時に終了する

2019年09月07日

禅の教え/いのちをいただく

1742 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「禅の教え/いのちをいただく」

          IMG_0678 
禅寺の食事は「うん版」を鳴らして知らせる。
僧侶は、各自食器(持鉢)を持って本堂と転座を
つなぐ廊下に集まり、向かい合わせに座る。

食事の前にそろって「食事五観文」の経を読み、
持参した持鉢を並べる。
〈 食事五観文 〉
・一つには 功の多少を計り彼の来処を量る
米や野菜は、托鉢で苦労して集める。出された食事
を有難く噛みしめて、頂かなければならない。

・二つには 己が徳行の全闕
(ぜんけつ)
   忖(はか)って供に応ず
自分は食事をするとき、徳を積んできたかどうか?
食べる資格があるかどうかを自問する。

・三つには 心を防ぎ過貪等(とがとんとう)
を 
   離るるを宗とす
出された食事に好き嫌いをしたり、量が少ない
と不足を思わず、与えられた食事を感謝し有難く
頂く。
・四つには 正に良薬を事とするは形枯(ぎょうこ)
   を療ぜんが為なり
食事を頂くことで、健康な身体が作られることを
しっかり自覚する。

・五つには 道業を成ぜんが為に応(まさ)

   此の食を受くべし
食事はすべて、わが身が仏法を体得し、人々の
お役に立つ人間になるためのものである。

    IMG_0661

食器の扱い、置き場所、食べ方に、厳しい作法があ
る。食事中、音を出すまいとしても、音は出てしま
う。それでも、音が出ないように食事をする。

音を立てたり、言葉を発することは禁じられている
。それは周りを気遣うためではない。
地獄・餓鬼・畜生のようなあさましい食べ方をしな
い、戒めなのです。

                                 正眼寺住職・山川宗玄禅師

2019年09月09日

AIの普及で失われる雇用

技術の進歩による新しいテクノロジーの登場は、
既存の仕事を破壊する一方で、新たな仕事を
生み出した。

・第一次産業革命
19世紀初頭        蒸気機関・鉄道・製鉄   
  手作業が中心だった繊維業などで大量の失業者
  近代工業が大量の雇用をもたらした

・第二次産業革命
  20世紀初頭   石油・電気・自動車
  T型フォード発売により、馬の数は十分の一に激減
  新たに生まれた自動車産業が失業者を吸収。

・第三次産業革命
20世紀後半 コンピューター
真空管とトランジスターの発明が、第三次産業革命
の引き金になり、エレクトロニクス産業が勃興。

・第四次産業革命
21世紀初頭 AI ・ ロボット
AI やロボットが人に代わって仕事をこなし、
雇用も賃金も伸びなくなってくる。



1743 【吉村外雄のなんだかんだ】
「AIの普及で失われる雇用」

AIの進化は止まらない・・私たちは、新たな時代
AIにどのように対応すればよいのか?
AIやロボットには出来ない、人間にしか出来な
い安定した仕事を見つけようと、模索が始まってい
る。
日本を代表するみずほ銀行が、2017年11月
店舗の2割削減と、1万9千人の人員削減を発表し
た。
三井銀行は今年中に4千人削減する。
三井住友フィナンシャルグループは、2023年
までに9500人削減する。

大手銀行は、AIを使って業務の効率化を進め、
持続的成長を図ろうとする。
日本を代表する、みずほや三菱、住友銀行は、
人がやるべき仕事とAIとのコストとを、真剣に
考え始めた。

つい最近まで、東京の大学を出、一部上場の優良
企業に就職することが、人生の成功と生涯安泰に
つながると言われてきたのは、一体何だったのか?

AIが浸透するにつれ、将来の雇用不安が一気に
膨らんでくる。
AIで消えていく「銀行」・・将来の雇用への不安
に備えるため、AIで消滅しにくい職業の、国家
資格取得を模索する若者が増えている。

AIやロボットで失われる雇用・・2020年は
3%程度だが、2030年には30%を超えると、
専門家は予測する。
       
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AIやロボットが、産業の効率化を求めて導入され
ていくなら、AIやロボットが仕事を奪い、失業
者が増えていくだろう。 

NHK/驚異の進化・AIロボット実用化の最前線

2019年09月12日

A Iの普及で失われる雇用(2)

人からAI に入れ代わった証券取引所

平成10年頃まで、東京証券取引所・株券
売買立会所には、毎日1千~2千人のプロ
の証券マンが、手サインで株式売買を行っ
ていた。
今は、株式の売買はすべてコンピュータが
AIを駆使し、人間の何百倍の適格な判断と
スピードで売買が行われるようになった。
昭和50年代、当時花形だった電話交換手が、
自動化により失業へと追いやられたように・・


1744 【吉村外雄のなんだかんだ】
「AIの普及で失われる雇用(2)」

AIテクノロジーの進化は、新たな産業を生み出す
一方で、新たな緊張を生み出し、私たちの仕事を
奪おうとしている。

AIを頭脳に、劇的進化を遂げつつあるロボット。
例えば、卓球の相手をしてくれるAIロボット・・
人間の動きから、その人の実力をAIが瞬時に
見極め、レベルに合わせた球を打ち返してくる。

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調味料や薬品の粉末を、目的の分量までピッタリ
合わせて調合してくれるAIロボット。
飲食店の調理の手伝いから、新薬の開発支援まで、
幅広く活用できると、メーカーは意気込む。 
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24時間心折れることなく、待遇に不平を言うこと
なく自ら考え、正確に仕事をこなすAIロボット。
私たちの暮らしや職場を大きく変えていく、AI
革命の嵐が吹き始めているのです。

ラスベガス・ショッピングモールの一角にある人気
のバーのスタッフはすべてロボット。
ロボットが客の注文を受けると、120本のボトル
から必要な酒やジュースを選び出して、シェーク
するバーテンダーロボット。客席に届けるロボット

客室のドアを開けると、頼んだ飲み物をポーターに
代わって届けてくれるデリバリーロボット・・
人や障害物を避けながら、自分でエレベーターを
操作し、目的の階の客室に届ける。
日本のホテルも採用し、実用化している。
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近い将来、現在自分がやっている仕事の半数が
AIロボットに取って代わり、職場に人がいなくな
るだろう。 
      NHK/驚異の進化・AIロボットの最前線

2019年09月15日

AIの普及で失われる雇用(3)

1745 【吉村外雄のなんだかんだ】
「AIの普及で失われる雇用(3)」

アメリカの様々な現場でAIやロボットの活用が
始まっている。
その経済効果は、2030年までに北米で400兆
円、GDPを14.5%押し上げると試算する。

最も期待されている分野は”農業”です。
イチゴ収穫ロボット・・熟し方に差があり、傷みや
すいイチゴ。コンバインで一気に収穫するのは無理
です。
AIがイチゴの熟し具合を瞬時に、色・大きさ・形
から熟したイチゴを判断し、傷つけないよう収穫し
ていく。
1台で労働者30人分の仕事をこなすAIロボット
。このロボット、アメリカの全イチゴ農家の3分の
2の農家が出資した、6億円をもとに開発された。
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人手に頼っていた過酷なイチゴの収穫作業・・
トランプ政権で、メキシコからの労働力確保が難し
くなったことが、開発の動機になった。

生活用品を扱うネット通販の大手・・無人のフロア
では、700台を超えるAIロボットが、客の注文
品を籠に入れ、自動無人車が配送。
5万点のアイテムから、売れ筋商品をAIが決めて
毎日自動発注する。
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中国では今、無人工場、無人レストラン、無人コン
ビニなどが注目を集めている。
無人の工場では、1日に190万個のギョーザが
焼かれ、検査され、包装されて14億人の胃袋に
収まっていく。

最も注目されるのが、無人スーパーマーケット。
入口でスマートフォンをかざして顔を登録し、
ゲートから店内に入る。

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店員ゼロの店で、買い物をカゴに入れたのを、
天井に設置した30台のAIカメラの目が追う。
買い物を終え、ゲートを出るとき自動清算され、
スマートフォンに代金が表示され、口座から引き落
とされるのです。

        NHK/驚異の進化・AIロボットの最前線

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