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2020年02月 アーカイブ

2020年02月02日

男女の意識のズレが夫婦喧嘩に(3)

1784 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
男の言い分、女の言い分
「男女の意識のズレが夫婦喧嘩に(3)


地球上のほとんどの生物は、生殖によって遺伝子を残す
ことを第一の使命と
する。
その最も効率的な方法は、「タイプや性格の違う相手と
交わる」こと、「生殖の機会のたびに相手を変える」の
2つがあります。

そうすることで、遺伝子は多様性を極め、「ダーウィンの
進化論」に言う、環境の変化に適応した子孫の生存率を
高めることができるのです。

思春期を迎えた男女の遺伝子、性格がかけ離れている
ほど、二人は強く惹かれ合うことになります。
遺伝子のタイプが異なる相手と子どもを作れば、子孫の
バリエーションが増えるのです。

神経質と大雑把、せっかちとのんびりやなど、感性が
真逆の「相性の悪いカップル」ほど強く惹かれ、愛し合う
ようになるのです。生殖相手としての相性は”抜群”なの
です。
逆に、食べ物の好みも、趣味も、笑いのツボも一緒という
オシドリ夫婦は、いつも仲が良く、親友のような関係を保つ
ことができるが、その代わり発情しにくいので、セックス
レスになりやすい。

性格が真逆の二人が惹かれ合い、愛し合い結婚する。
子どもの教育、食べ物の好き嫌い、家、親の問題など、
いくら話し合っても平行線のまま、夫婦喧嘩が絶えない。
挙句”性格の不一致”を理由に、離婚してしまうのです。

                                        黒川伊保子著「妻のトリセツ」より

2020年02月05日

夫には解決できない嫁姑の関係

■結婚後、親と同居の私たち夫婦

10代~20代後半までの私は、病気長期療養
のため、両親の庇護の下にいた。
自宅療養が長く続き、社会復帰が遅れた私は、
長男夫婦に代わって家を継ぎ、両親と同居
することになった。
病気が癒えた27歳の時、結婚した。
妻は、舅姑によく仕えた。

嫁いでから約20年、6人の兄弟家族が集まる
正月の三が日、妻は台所に立ちっぱなしだった。
「実家で正月を迎えたい」とは言い出せなかった。

妻は、老いた父母を献身的に看病した。
そして見送った・・感謝してもしきれません。



1785 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
男の言い分、女の言い分
「夫には解決できない嫁姑の関係」

1つ屋根の下で両親と同居する妻・・夫婦喧嘩に加え、
夫が介入できない「嫁姑問題」に悩まされることになる。

台所は主婦のテリトリー・・女の感性脳は、自分の目の
届く範囲をなめ尽くすように”感じ”、無意識に支配しよう
とする。
妻にとって台所という空間は、自分の思い通りに制御でき
ないと不安や不快感が募り、ストレスが溜まる。
嫁姑が互いにイラつくのは、この狭い「制御領域」で
ぶつかり合うからです。

台所で働く主婦は、冷蔵庫や棚の中の置き位置を
ミリ単位で認知し、自分が置いたものを動かされたり、
動線をいじられると、大きなストレスになる・・
ときには、夫でも入ることを嫌う。

テリトリーを長年守り、自由にしてきた姑には、嫁が実家の
ルールを無神経に持ち込んでくるのは・・たまらない。
かといって、何も手伝わない嫁にも腹が立つ。
嫁姑の”制御領域”をめぐるバトルは、夫には理解できる
はずもなく、手も足も出ない。

賢い嫁は、姑の領域におずおずと入り込み、やがて自分の
領域を増やし、共通のルールを増やしていく。
賢い姑は、かって自分が体験した「姑の領域での疎外感」
を思い出し、嫁をいたわろうとする。

要は双方の”思いやる心”が問題を解決する・・
これがどちらか欠けると、嫁姑だけでなく、実の母娘の間
でもバトルを繰り返すことになる。  

                                黒川伊保子著「妻のトリセツ」より

2020年02月08日

加賀藩の惣構(そうこう)復元

    IMG_2411



1786 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「加賀藩の惣構(そうこう)復元」


1585年、前田利家が金沢城に入場した。
堅固な城造りが進められるのと並行して、敵の攻撃から
守りを固める「内惣構」と「外惣構」が、金沢城をふた重
に、円を描くように城下に築かれた。

「内惣構」は、二代藩主前田利長の命により1599年
に、「外惣構」は1610年、三代藩主前田前田利常の
命によって造られた。頂上の土居には、竹や木が植えられ
た。

          IMG_2412

金沢市の中心繁華街にある観光名所、近江町市場から
西へ300メートル、金沢城と金石港を結ぶ要所に、外敵
を防御する「西外惣構(枡形)」の一部が、一昨年春復元
された。

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城下の守りを固めるこの枡形の惣構は、高さ5メートル、
幅11メートル・・関所門の役割をしている。 

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江戸時代、戦いのない平和な時代が長く続くと、敵の攻撃
から城や市街地を守る役割は小さくなり、土塁は崩され、
堀は狭められた。

金沢城・復元整備事業で、河北門、菱櫓、五十間長屋、
橋爪門などが次々復元され、金沢城公園は見違えるように
重厚さを増している。

玉泉院丸庭園に隣接する鼠多門と鼠多門橋は、現在復元
工事中で、2021年に完成する。
一方、本町の惣構復元は目立たず、知る人は少ないが、
金沢城下に唯一残る大変貴重な史跡なのです。

2020年02月11日

金沢中心街のカソリック教会

■金沢教会

金沢の中心繁華街・香林坊は、私が生まれ
育った町・・その香林坊
から21世紀美術館
に向かう道筋に”カトリック金沢教会”がある。

明治21年の設立で、百十余年の歴史があり
ます

私の従妹がこの教会で式を挙げたが、その時
イタリア人神父が聖堂二階のバルコニーで歌
賛美歌が聖堂内に響きわたり、結婚式の
ムードは最高に・・
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                              (写真の聖堂は昭和34年に献堂された)



1787 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「金沢中心街のカソリック教会」

金沢の観光名所・長町武家屋敷に隣接する聖霊病院は、
カトリック教会が運営し、聖霊修道院、聖堂、聖霊愛育園
がある。
終戦直後の昭和21年から2年間、聖霊愛育園の園児
だった私。 当時、
愛育園には、ライザ―先生という、
いつも笑顔のドイツ人の美人保母さんがいた。

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戦後の食料難時代です。母親が愛育園に通う私に持たせた
弁当は、アルマイトの弁当箱に、配給の小麦粉を膨らし粉
でふくらまし、パンにしたものでした。 

聖霊病院は、大正元年イタリア人のカトリック宣教師が
開設。当時の金沢の医療は乏しく、それを見た師が、
東奔西走、献身的努力で開設した病院なのです。

敷地内の修道院聖堂は、スイス人建築家が設計した、
美しく簡素な歴史を感じる建物です。
金沢市指定文化財として、市の観光スポットになっている。

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修道院聖堂の修道女は「シスターorどうていさん」と
呼ばれるが、信仰の場として神に仕え、
毎日6時、12時、
18時の3回、聖堂の鐘を鳴らし、
祈りを捧げている。 
               caption (2)

キリシタン大名高山右近が秀吉に追放され、加賀藩前田家
に預けられたのは1588年頃。
その後、加賀や能登に教会が建てられて、布教したという。
現在修道院には、高山右近の娘さんが所有したと伝えられ
る、
聖母子像と刀が所蔵されている。

2020年02月19日

”まちのり”がもっと便利になる

1788 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「”まちのり”がもっと便利になる」

2012年3月にスタートした、金沢市公共レンタサイク
ル「まちのり」は、新幹線開通後利用者が
倍増し、
年間
7万人を超えるまでになった。

金沢市は「まちのり」のサービスを、3月1日からもっと
便利で使いやすいシステムに改正すると発表した。
システムを刷新し、利便性を高め、観光を振興すること
が目的だそうです。
全面的に
改正されているので、書き出してみました。

●全車を電動アシストにして、台数を現在の155台から
   500台の3倍に増やす
●午前7時半~午後10時半の貸し出し時間を改め、
   24時間丸1日貸し出しOKにする

●全車を電動アシストにして、GPSを搭載する。
   GPSで利用動を分析し、観光動向を分析して、
   まちのりをより利用しやすいものにしていく。

●観光客だけでなく、市民の日常的交通手段に活用して
もう
●市内22ヶ所のポートに設置されている貸し出し・返却
拠点を更に郊外に広げ、中心街地から離れた
場所でも
使いやすくし、観光拠点の分散を促す

●改正前の基本料金は1日200円でした。
(市内22ヶ所の返却拠点何れかに、30分以内に戻せ
ば、何回利用しても追加料金はかからなかった)

新たな料金体系は、基本料金を廃止し、最初の30分は
150円。延長料金は30分ごに100円加算される

●今までは、拠点に設置した路上端末機で、利用額を
   クレジットカード決済した

新たな支払いシステムは、専用アプリでクレジットカー
ド情報を登録して支払い、表示された”パスコード”を
使って、ポートの自転車を開錠して利用する

●登録したアプリを使って、次のポートで借りることが
   できる台数の確認ができ、事前予約も可能になった

2020年02月22日

ことば遊び 「童謡/尻取り歌」

1789 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
ことば遊び 「童謡/尻取り歌」 

戦後間もない、私が幼なかった頃子供たちが歌っていた
”尻取り歌”です。

♪いろはに こんぺいとう こんぺいとうは甘い
   甘いは砂糖 砂糖は白い 白いはうさぎ
    うさぎははねる はねるはカエル カエルは青い

    青いは柳 柳はゆれる ゆれるは幽霊
    幽霊は消える 消えるは電気 電気は光る
    光るはおやじのはげ頭 ・・・ と笑いこけていた。


     ♪みかん キンカン わしゃすかん
        親はせっかん 子はきかん 
        子ども羊かん やりゃ泣かん

         みかん キンカン サケのかん
         主の言うこと わしゃきかん
         隣のねえさん 気がきかん

         みかん キンカン そりゃあかん
         相撲取り裸で 風邪ひかん

くちずさむほどに、
忘れていた、
子どもの頃がよみがえってくる。

2020年02月26日

ゆっくり噛むと寿命が伸びる

1791 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
食と健康 「ゆっくり噛むと寿命が伸びる」

1989年、国は80歳で歯が20本以上ある人の割合を
、50%以上にする目標を設定した。

1990年当時、歯が20本以上ある人はわずか7%で、
80歳で残っている歯の数は、平均4.5本でした。
それが2016年には51.2%と、目標を達成している。

日本は世界有数の長寿国・・平均寿命から健康寿命を
引いた年数は、男性9.1年、女性12.7年。
その差を縮めると、国の医療費の負担を短縮できる。

一般に動物は、歯がなくなると死んでしまいます。
故に、健康寿命を延ばしたいなら「よく噛む」ことです。
噛むことが健康寿命に大きく影響するのです。

よく噛んで食べると、唾液に含まれる消化酵素が十分に
分泌され、消化も良くなり、体温も上昇する。
よく噛んでおいしく食べれば、健康で長生きできるのです。

脳を刺激して、生活習慣病の原因になる「肥満」を予防し
、胃腸の消化を助けてインスリンの分泌を促し、血液中の
糖分を速やかに細胞に取り込み、糖尿病の予防になるの
です。
夜10時頃、つい我慢できず果物やスナック菓子に手を
出すと、太ってしまうのです。
中でも、動物性脂肪は依存性があり、一度口にすると、
脳が食べずにいられず、病みつき状態になり、肥満や糖尿
病の原因になるのです。

夕食の時間を午後6時頃に早め、寝るまでに4時間は空け
るようにします。
玄米は、腸の善玉菌の餌になるので、お奨めです。
朝食を抜くのは、ダイエットには逆効果・・糖尿病や肥満
の原因になります。

朝食・昼食・夕食のカロリー比率は、3:2:1が理想。
朝食は時間をかけてしっかり摂り、夕食は軽めにすると
良いのだが・・
「夕食はしっかり、朝食は軽く」の食習慣を変えるのは
難しいのです。

2020年02月29日

ゆっくり噛むことと寿命(2)

■「しっかり噛んで」食べ過ぎを防ぐ

しっかり噛んで食べると、脳の”満腹中枢”が
満腹になったサインを出し、空腹を感ず

”摂食中枢”にストップがかかります。
しっかり噛むことで、少量でも満腹感が得られ、
食べ過ぎを防ぐことができるのです。



1792 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
食と健康 「ゆっくり噛むことと寿命(2)」

米国で約3200人の男性会社員を調査した。
競争心が強く攻撃的な性格の人は、ゆったり構える人に比
べ、心筋梗塞や狭心症の発症率と死亡率が、何れも2倍高
かった。
早食いの人はせっかちで、心臓病になりやすいのです。
足の親指などに激痛が走る痛風も、活動的な人に多く発症
する。
このタイプは、人並み以上に元気で、肉をガツガツ、
ビールをガブガブ・・肉やビールに多く含まれるプリン体
は、体内で尿酸に変化する。

血液中の尿酸が結晶になり、関節にたまって痛風を発症す
るのです。成人男性の約2割が、痛風予備軍の高尿酸血症
といわれる。
日本人に増えている肥満と糖尿病は、食生活の洋風化が
影響している。
こんな話がある・・米国政府の保護下に置かれたインディ
アン部族が、白人の影響で「ハンバーガーとコーラ」を
好んで食べ、飲むようになった。

せかせか食べるファーストフード典型の食品で、長い歴史
糖尿病とは無縁だった彼らは、30年後、2人に1人が
糖尿病になっていた。

ともかくゆっくり食べる・・野菜サラダやスープから食べ
始めて、肉・魚などのたんぱく質を食べ、最後に炭水化物
、ご飯とみそ汁は最後に食べるようにする。

そういえば、懐石料理でご飯とみそ汁は、食事の最後に
出ますよね・・

夫婦の役割分担/世代間で隔たり

1794 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
男の言い分、女の言い分
「夫婦の役割分担/世代間で隔たり」

夫婦の「家事分担」は、世代間で意識に隔たりがあるよう
です。
両親に7人の子供、そして祖母、合わせて10人の大家族
の中で育った私。昔気質で厳格な父親の世代は、家事・
子育て一切妻に任せて、一家の大国柱としてでんと構え
何もしなかった。

日経新聞によると、炊事や掃除、洗濯など家事全般の
役割分担を「夫と妻が平等に分担する」が全体の36%、
「主に妻が行い夫も手伝う」が47%、「すべて妻が行う」
が12%でした。

世代別では、20代は「妻も夫も平等に」が60%。
一方40~60歳代は、平等が30%で「主に妻」が半数
を占める。
ところで、子どもたちが独立した我が家は、夫婦2人。
私は毎日が日曜ですが、妻は週に4日出勤している。

多忙な妻・・私は、出来る範囲内で家事を手伝うように
している。洗濯は、洗剤を入れボタンを押すだけ。
干す、取り込む、畳むもやっている。
炊事と掃除は苦手だからやらない。週2回のゴミ出しは
私の役目です。

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