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2021年10月 アーカイブ

2021年10月02日

自衛隊明記、96条改憲の是非

■2019年、主要国の国防費(ドル)

・米国    6540億㌦   ・ロシア   1177
・フランス   588           ・ドイツ     583

・英国    549       ・韓国       549
・日本   484      ・オーストラリア 262

日本は憲法で「戦力を保持しない」と定めながら、
世界で7番目の戦力を有する軍事大国です。

米国の傘に守られ、憲法に自衛隊の明記がなく、
矛盾を抱えたまま、いつまで放置しておくのか?



1963 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「自衛隊明記、96条改憲の是非」

自民党総裁は岸田文雄氏が選ばれた。
岸田氏は自らの公約
で、2018にまとめた9条改正などの自民党憲法改正案
を「総裁任期中に改正を目指す」と語っている。

憲法を改正し、自衛隊を憲法9条に明記することは、
それ以前の憲法の内容を否定することを意味する。

一切の戦争を放棄する」「武力の威嚇を行わない
戦力を保持しない」などが死文化することになります。
全ての国民に賛否を問わなければならない問題です。

現在憲法には「国防」「自衛隊」という概念がありません。
憲法に自衛隊が明記されると、憲法上「国防」「自衛隊」が
必要となり、
「国家のために、あなたの土地や財産を使わせてもらいま
す」「国防のため、国のために、あなたに○○を命じます」
などになるかもしれないのです。

国防上の理由で、メディア規制・情報規制も起こりえるの
です。故に、憲法に「自衛隊を設置してもよい」と明記
するだけでは、改憲にからむ諸々の問題の解決にはなら

いので す。
『自衛隊は何をどこまでやる組織なのか』という任務の
範囲を明確にする必要があり、集団的自衛権行使容認の
賛否が問われることになるのです。

自衛隊改憲明記は、国民投票で以下の2つの賛否を問う
必要があります。
第1は『日本が武力攻撃を受けた時、防衛のための武力
   行使を認めるべきか』
第2は『日本と密接な関係にある他の国が、武力攻撃を
   受けた時、一定の条件の中で武力行使を認めるべきか』

絶対護憲の人は「両方✕」、個別的自衛権までの自衛隊
明記に賛成の人は「第1投票○、第2投票✕」
集団的自衛権も認めるべきと考える人は「両方○」と投票
することになります。

その結果、第2投票が否決されたなら、2015年安保
法制で規定された「集団的自衛権の限定行使のための
武力行使」を修正することになります。

2021年10月06日

改憲の是非(2)、国民の6割弱が賛成

1964 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「改憲の是非(2)、国民の6割弱が賛成」

日経新聞2020年の世論調査で、
憲法を「改正した方がよい」と答えた人は57%
「改正しない方がよい」は39%だった。

それぞれ19年は53%と42%、18年は46%と50
%だった。年々賛成が増え、反対が減り続けている。

20年度の調査を世代別に分析すると、賛成派は30歳
代は74%と、60代まで全ての世代で50%を超えてい
る。ところが70歳代で44%と、傾向がガラリと変わる。
80歳以上は40%まで下がっていく。

太平洋戦争前後に生まれ、戦争の悲惨さを知る私の世代は
憲法9条「護憲」への思いが強いのです。

次に「憲法改正への具体的議論をすべきか?」を尋ねた。
「議論すべきだ」が77%、「議論する必要はない」が
14%と、議論すべきが7割を超えた。

改憲は、自民党が常に掲げてきたテーマで、一方野党内
には、憲法9条を死守し「護憲」を訴えてきた歴史がある。

衆参両院で改憲に前向きな勢力が3分の2を超えた16年
7月の時点では、日経の世論調査で「賛成」は38%
「反対」は49%だった。

改正国民投票法」は、安倍政権の時に提出されてから
3年近く採決されなかった。菅政権が誕生して、今年6月
野党第一党の立憲民主党が賛成して、ようやく成立した。

 

                                                                               日経新聞

2021年10月10日

憲法96条改憲の是非(3)

■戦後70年間に憲法改正した回数

  日本   /  0             ドイツ/59    
  フランス/27          イタリア/16     
  カナダ  /12             米国/  6



1965 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「憲法96条改憲の是非(3)」

憲法は国家権力を縛り、国民を守るためにある。
改憲の難易度は世界有数の日本・・
1946年の公布以来、一度も憲法改正を行っていない。

憲法を改正することの是非が、戦後長期に渡り問われて
きた。戦後同時代に制定された他国の憲法は、
時代の変化に対応し、その都度改憲を行っている。

主要8ケ国の憲法改正の手続きを比較してみると、
ドイツ、フランス、イタリアの3国は、過半数の
50%~3分の2の範囲で、国会の議決があればよい。

ドイツは、日本と同じ第二次大戦の敗戦国だが、戦後すで
に59回の改正を行っている。
この中には日本ではタブーとされた再軍備や、他国からの
緊急事態に対応する条項など、国の命運に関わる重大な
改正も含まれている。

今年の6月11日、憲法改正に必要な「改正国民投票法」
が参院本会議で、与党、立憲民主党など賛成多数で可決
成立した。
18年に与党が法案を提出してから3年、立民や共産が
慎重な姿勢を崩さず、8国会で継続審議になっていた。

現在日本以外で、憲法改正時、国民投票を行う国は、
デンマーク、アイルランド、オーストラリア、スイス、
そして韓国の5ケ国だけ。

しかも、韓国を除く4ケ国は、国民投票に先立つ国会の
議決は”過半数”でよいとしており、日本より改正への
ハードルが低い。

2021年10月13日

日頃不満の強い人は 偽情報に弱い

1966 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「日頃不満の強い人は 偽情報に弱い」

若い世代を中心に、新型コロナウイルスのワクチン摂取を
ためらう動きが続いている。
一因は、SNSなどで拡散されている様々なデマだ。

容易にデマと見破れるものもある一方で、出産や健康に
関わるものは真偽の判断が難しく、不安に陥りやすい。
デマにだまされずワクチン接種を推進するには、情報を
正しく見極めることが大切になってくる。

日頃、
自分の生活やマスメディアへの不満が強い人ほど
偽情報を信じやすいことが、国際大の研究チームの調査で
明らかになった。
新型コロナやワクチンを巡る心
ないデマの拡散は、
こうした人たちの心理や考えが影響している。

2020年9月、研究チームは6千人の男女にアンケート
を実施した。
出回っている20項目の”
偽情報”
について聞いた結果、
約半数が偽情報を知っていて、誤りと見抜けなかった人は
56%だった。

「人生・人間関係・収入」など、不満の度合いを段階に
分けて尋ねたところ、不満の度合いの強い人ほど”偽情報”
を判断できる確率が低かった。
また、マスメディアへの不満が強い人は、その傾向がより
顕著に出た。

客観的事実と、偽情報発信者を区別して理解することが
苦手な人、ツイッター情報への信頼度が高い人、ネットの
利用歴の浅い人・・
何れも、偽情報を信じてしまう傾向が見られた。

2021年10月16日

6ケ月後、ワクチン効果4分の1以下に

1967 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「6ケ月後、ワクチン効果
4分の1以下に」

米疾病対策センターでは、感染力の強いインド「デルタ型」
変異ウイルスの流行もあり、当初90%以上あったワクチ
ンの感染予防効果は、半年後に4分の1以下になると報告
した。
米ファイザー製ワクチンの場合、ワクチンを接種した後に
デルタ型に感染した人が、未接種者にうつすリスクは、
35%になるという。

また、ファイザー製を2回接種した後にデルタ型に感染し
た場合、他人にうつす確率が減って、65%の予防効果が
確認できた。
新型コロナ患者を多く受け入れる、東京・昭和大学病院で
は、8月下旬頃からワクチンを2回接種した高齢者の入院
が目立ってきた。

8月22日時点では、入院患者23人中10人が2回接種
を終えた「ブレイクスルー感染」で、内8人が65歳以上
だった。
「徐々にワクチン感染予防効果が落ちてきているように
  感じる」と病院長・・

厚労省は効果を引き上げるため、2回接種から半年以上
たつ医療従事者や高齢者から、3回目接種を行う準備を
始めた。
ワクチン接種は、1回目より2回目の方が、発熱や倦怠感
、接種部位の痛みなどが出る人が多いことがわかってきた。

3回目はどうか・・3回目は、2回目と同じ免疫が過剰に
反応するのを抑える仕組みが働くため、2回目と同程度か
それ以下にとどまるという。

今後数年は、ブレイクスルー感染の状況を踏まえながら、
随時追加接種を続けていくことになるだろう。

                                                            日経新聞

2021年10月20日

次々と現れる変異ウイルス

1968 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「次々と現れる変異ウイルス」

新型コロナウイルス感染症の流行の拡大や長期化に拍車を
かけているのが、次々と現れる変異ウイルスの存在です。

続々と登場してくる変異ウイルス。
ウイルスは人や動物の体内で増えるが、その際に約3万
文字もの遺伝情報をコピーする。大量の文字をコピーする
ため、一定の割合で必ず誤りが生じる。

ウイルスが増殖してコピーを繰り返すことで、誤りは蓄積
する。伝言ゲームで最後の人が聞いた内容は、最初の人
が伝えたものと異なるのと似ている。

3万文字が一部変異してもほとんど変化に問題がない。
まれに病原性に関わる変異が出現すると、急速にその割合
が増し、流行中の従来型のウイルスと取って代わるように
なる。
今年4~5月までは、イギリスから徐々に世界に広がった
アルファ型が日本で猛威を奮ったが、その後急速により
感染度の高いインドデルタ型が9割を占めるようになり、
世界がデルタ型の猛威に震撼している。

闘いはこれで終わらない・・
流行の主流となる変異株は今後も入れ替わる可能性が高い。
流行が長引くほどウイルスは増殖を繰り返し、新たな変異
ウイルスが、大規模な流行を引き起こしていくことになる。



       日経新聞

2021年10月23日

大谷翔平9勝達成は、打者を幻惑する6種類の球

■契約延長交渉はどうなる

2年後の2023年オフにフリーエージェントを
取得する大谷。エンゼルスとの契約も23年に
切れる。
他球団に移籍した時の影響が大きいだけに、
大谷を手放したくないエンゼルスは、
その前に契約延長交渉を行うか、注目される。


1969 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「大谷翔平9勝達成は、打者を幻惑する6種類の球」

今季、重さと大きさが異なる6種類のボールを使って練習
した大谷翔平。

まずフェンスを背にし、公式球の14倍の2㌔の球を体幹
を使って後方に投げる。
その後450g225g150g、そして公式球より軽い
100gと、重さを変えながら繰り替えし壁に当て、練習
する。
重さの違いを自覚しながら投げることで、漫然と投じる
ことを防ぎ、体幹から肩、肘、指先と正しい順序で効率
よく腕を振り、感覚を研ぎ澄ませる効果がある。

         IMG_3365

地道な取り組みが、制球の向上となって表れた。
前半は計67回で35四球と不安定だった制球が、
後半は63回で9四球まで激減した。

更に、大谷の投球動作やリリースポイントが一貫している
ため、ギリギリまで球種を判別できず、ストライクゾーン
のカットボールやスライダーを捉えきれないシーンが目立
った。
速球とスプリットを軸に牛耳っていた2018年は、
「 分かっていても打てない 」だったが、
今年は、そもそも何を投げてくるか分かりづらい。
力強く、かつ幻惑する投球に進化したと分析。

その結果、投手として本格復帰した今年、チームトップ
の9勝挙げた。尻上がりに残した好成績の影に、
大谷選手の試行錯誤の努力があったのです。



                                                              読売新聞

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