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2019年01月 アーカイブ

2019年01月01日

私はできる

     ~ 成功とは ~

成功とは 成功するまで続けること
辛抱して 根気よく続けていくうちに
周囲が変わっていく
成功への道が拓けてくる

                                             松下幸之助


1667 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
幸せな人生 「私はできる」

新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

今年はどんな年になるでしょうか?
最高に良い年にしたいものです。
そんな期待にワクワクしながら、
年の初めに、今年の目標を立てるのもいいものです。

ところで折角立てた目標も、最後までやり遂げなければ
意味がない。やり続ける”強い意志と行動力”が求め
られるのです。

以下の3つのどれか一つを、毎日朝礼で、
全員で”大きな声”で、唱和してはいかがでしょうか・・
フツフツとヤル気が湧いてきます!
職場の雰囲気がみるみる変わっていきます!

               ~ 本気 ~

  本気でやれば   大抵のことができる
  本気でやれば   誰かが助けてくれる

  本気でやれば   何事も面白くなる 

              ~ 私はできる ~

  私の前に立ちはだかる障害や壁、苦悩を
  一つづつ乗り越えるたびに、私は成長している。
  私自身の変化が、私の人生を変えていく。
  それが力になって、私の全身にみなぎってくる。

  私は、決して言い訳したり、逃げたりしない。
  私は素晴らしい! 成功への道を歩んでいる。
  私が掲げる、明確なビジョンが、目標が、
  私を成功へと導いていく。

             ~ やり続ける ~

  毎日、こつこつ、こつこつ、やり続ける。
  こつこつ、こつこつ、やり続けていると、
  自分の中の何かが変わっていく。
  弾みがついてくる。面白味が出てくる。

  だんだん、だんだん、自分が変わっていく。
  自信が湧いてくる。
  やり続けることに、喜びが湧いてくる。
  自分の中の何かが、変わっていく。

  いつしか、それが当たり前になり、
  こつこつ、こつこつ、
  やり続けることができる人間になる。

2019年01月04日

天下を取った秀吉の器

「人は 強くなければ 生きられない。
  やさしくなければ    生きている価値がない」

これは、米国の小説家レイモンド・チャンドラーが
小説の中で、主役に言わせた言葉です。

「人は がなければ 生きられない。
  徳がなければ    生きている価値がない」
と言い換えることもできる。

 


1668 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
故事から学ぶ
「天下を取った秀吉の器」

秀吉が天下を取ってしばらくのこと。
京都東山に松茸が沢山出ると聞き・・
「松茸狩りをして遊ぼうではないか」と言いだした。
家来たちが下見に行くと、既に京の人々がほとんど
採った後だった。

落胆する秀吉の顔が浮かぶ・・そこで彼らは、あちこち
から松茸を取り寄せて、こっそり山に植えることにした。
夜を徹して作業を続け、何とか間に合わせることができ
た。
秀吉は、お祭り騒ぎでやってきた。
見ると、そこら中松茸だらけ。「これは見事」と上機嫌。
子どものようにはしゃぎながら、松茸を採っていた。

すると、傍女が秀吉の袖を引いて、
「これは自然に生えたものではありません。
誰かが植えたものでございます。
殿下には、それがお分かりになりませんか?」
と小賢しく言上した。

秀吉、手を振ってさえぎり、
『こら、言うな言うな、わしたちを喜ばせようとして
  皆がやったことじゃ。これだけ植えるには、相当の
  苦労があったはずじゃ。その苦労をありがたく受けて
  やらねばならぬ 』とニッコリ笑ったという。

これがもし信長だったら、「俺を欺くつもりか!」と
激怒し、家来を罰したことだろう・・
秀吉には、相手を受け入れる心の広さがあった。

ここに、光秀の謀反によって暗殺された信長と、
足軽から関白、太閤へと出世した秀吉の違いがある
ようです。

2019年01月06日

1月1日より、ゴルフルールが新規則に

1669 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「1月1日より、ゴルフルールが新規則に」

2019年1月1日から、ゴルフルールが新規則になり
ます・・以下は主な改正点です。

① 距離計測機の使用が認められた。
     但し、高低差やプレーに影響する計測は認められ
     ない。
② アドレスに入って40秒以内にストロークを終わら
    せる。
③ スタンスを取り始めてから打ち終わるまで、飛行線
    の後方に、同伴者やキャディが意図的に立つことを 
    禁ず。
    選手のターゲットに対する飛行方向を、後方から
    チェックしてはならない。 
                    IMG_3129

④ 飛んだ玉の前後に関係なく、安全を確保し、
    準備ができた選手から順にプレーすることができる。

⑤ OBが出たとき、元の場所から打ち直すのではなく
    2打罰を加えてOBになった付近からプレーを続行
    できる。(プレィイング4が不要になるかも?)

⑥ ロストボールを探す時間は、5分から3分に短縮。

⑦ 「球を探している最中に蹴ってしまった」
    「リプレースした玉が傾斜で動いてしまった」など
    球を故意に動かしたのでなければ、無罰で元に戻せ
    る。
⑧ 打った球が偶然、自分自身、キャディ、カート、
     用具に当たっても、無罰。

⑨ 偶然2度打ちになってもストロークは1回に数える

            IMG_3130 (2)

⑩ 地面に食い込んだ球を罰なしで取り出せる。
⑪ パットのライン上を指で触れても、ライを改善した
    のでなければ無罰。

⑫ グリーン上の打球痕のほか、スパイクの傷跡も 
  
直すことが出来る。但し、自然な凸凹の修理は
  
きない。
⑬ グリーン上の自分の球をマークせずにうっかり動か
   しても罰はなく、球を元の位置に戻してリスプレ-
   する。
⑭ グリーン上の旗竿を抜かずにプレーしても無罰。
   球が旗竿に当たっても無罰。

⑮ バンカー内でプレーするとき、邪魔になる木の枝、葉、
   石などの自然物に触れても罰はなく、取り除くこと
   ができる。
⑯ バンカー内で、アンプレヤブル・1打罰の救済に加
   え、新たに球の位置とカップを結んだバンカー外の
   延長線上にドロップし、2打罰を加えてプレーできる。

          IMG_3127

⑰ 救済で球をドロップする際、肩の高さから「膝より
   上の高さ」に変更された。

⑱ 救済でドロップするとき、プレーヤーが持っている
   最も長いクラブ(パター以外の)で計測しなけれ
   ばならない。
              IMG_3128

⑲ ウオーターハザードの概念がなくなり、水域の他、
   プレーが困難なブッシュや崖などのペナルティー
   エリアが設定される。

2019年01月09日

今年、重さの定義が変わる

1670 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「今年、重さの定義が変わります


2019年、重さの単位(キログラム)の定義が
130年ぶりに変わります。

昔の人は、身近な身体や植物を基準値にして、長さを
測った。
戦後間もない私が
子供の頃は、まだ「m」ではなく、
親指と人差し指を広げた長さで測る「尺と寸」でした。
そして足袋は、足の大きさで長さを測る「紋」でし
た。
 
19世紀、西欧では外国との交流が盛んになり、
世界共通の
単位が求められるようになった。

1791年、フランスは長さの基準を、北極と赤道を
結ぶ子午線の千万分の1を「1㍍」とした。また、
水1㍑の重量を「1kg」とする重さの基準を定めた。

変形しにくい白金とイリジウムの合金でできた物差しを
「㍍原器」とし、重さの基準「kg原器」と共に、複製を
各国が保管して使った。

しかし「㍍原器」は温度の差で微妙に膨張した。
「kg原器」も100年の間に微妙にズレが生じた。
最新のナノテクノロジーに許容できなくなったのです。

そこで1983年、1メートルの定義が見直された。
「光が真空中を2億9979万2458分の1の間に
  進む距離」を1㍍としたのです。

そして今年2019年5月20日から、重さの単位
(キログラム)の定義が130年ぶりに見直されること
になった。
精密な測定技術の登場で、可能になったのです。
なお宝石については、粒がそろったイナゴ豆の
重さで計測する「カラット」を使用する。
                                                                   日本経済新聞

2019年01月12日

イソップ寓話/恩を仇で返すシカ

■イソップ寓話

イソップは、約2500年前のギリシャの
奴隷でした。
「イソップ寓話」は、子どもたちのために
書かれたものではなく、大人のための
人生の教訓でした。

お上には一切逆らえない、弱い立場に
あった彼は、動物を例えにした寓話を
作って、人々に注意を喚起したのです。


1671 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「イソップ寓話/恩を仇で返すシカ」

●ブドウの葉を食べたシカ
~恩を仇で返す者は破滅する~

一頭のシカが、猟師に追われて逃げ回っていた。
幸いにも、ブドウの蔓が巻きついた木を見つけ、
その陰へ滑り込んだ。
生い茂ったブドウの葉が、シカの体をスッポリ隠して
くれた。
息を殺して潜んでいる目の前を、弓を持った猟師が
通り過ぎていった。
「この木がなければ、どうなっていたことか・・」

安心したシカは、ブドウの葉をムシャムシャ食べ始めた。
そのかすかな音が、耳のいい猟師に届いた。
「おかしいぞ? 風もないのに葉っぱが揺れている」
勘のいい猟師は、弓を矢につがえ、狙いを定めた。

シカは、少しも気づかず、葉を食べ続けている。
次の瞬間、放たれた矢が体を貫いた。
シカは大地に倒れ・・
「ああ、当然の報いだ! 命の恩人(ブドウ)を傷つけ
  てしまったのだから」と嘆いて、死んでいった。
``````````````````````````````````
恩を仇で返す・・”恩”とは「原因を知る心」と書く。
今の幸せがあるのは、両親のお蔭、恩師や朋友に
恵まれたから・・
感謝の心を忘れ、受けた恩を仇で返す者は、破滅する。

2019年01月15日

イソップ寓話/ライオンに挑んだ蚊

■イソップ寓話

 
イソップは、約2500年前のギリシャの
奴隷でした。
「イソップ寓話」は、子どもたちのために
書かれたものではなく、大人のための
人生教訓の物語だったのです。

お上には一切逆らえない、弱い立場に
ある彼は、動物を例えにした寓話を
作って、周りの人に注意を喚起したの
です。


1672
【吉村外喜雄のなんだかんだ】  
「イソップ寓話/ライオンに挑んだ蚊」

●ライオンに挑んだ蚊
~調子のいいときが一番危ない~
 
一匹の蚊があろうことかライオンに挑戦状をつきつけた。
「俺は、お前なんか怖くないぞ!お前の方が弱いからさ。
  ウソだと思うなら勝負してみろよ」

ラツパを合図に、蚊はライオンの顔を攻めた。
鼻先には毛がない。
その柔らかいところを刺しまくったから、たまらない。
ライオンは、爪で自分の顔をかきむしり、
傷だらけになって降参した。

蚊は、勝利の凱歌をあげて、意気揚々と引き揚げていく。
ところが、有頂天になって気が緩んだのか、
クモの巣に
引っかかってしまった。

身動きできなくなった蚊は、
「いちばん強い者を破った俺が、クモなんかの餌食に
なるなんて・・」と悔しがった。

```````````````````````````````
調子のよい時が一番危ない・・油断せずに気を引き締め
よ・・
順調に希望が叶い、成功に酔いしれたときに、つい気が
緩む。その心のスキが致命的失敗を招くことになる。
日本にも「勝って兜の緒を締めよ」のことわざがある。

2019年01月17日

伊庭貞剛の経営哲学

■伊庭貞剛(いばていごう)1847~1926 
  近江に生まれた明治の実業家で、住友二代目総領事。 
別子銅山中興の祖と言われ、煙害問題を解決し、  
ハゲ山を積極的に植林し、環境復元に心血を注いだ。
この植林事業が、現在の住友林業の礎になっている。
※参考
2017年6月1508号 「別子銅山跡を歩いて」
                         1509号 「伊庭貞剛の名言」



1673  【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「伊庭貞剛の経営哲学」

昨年の5月、ハイキングで登った愛媛の住友別子銅山は
栃木の三井足尾銅山、茨木の日立銅山と共に日本3大
銅山に数えられる。
1690年、元禄3年に採鉱が始まり、豊富な産銅量で
住友の発展と、日本の近代化に貢献した。

明治27年、別子銅山で大規模な労働争議が起きて、
容易に収まらなかった。
この難局を打開するために、伊庭貞剛を別子鉱業所
支配人に任命した・・47歳の時である。

過去、禅修行の経験のある伊庭は、禅の心得をもって
経営にあたった。
新居浜に赴任した伊庭。まず四畳半の草堂を建てて、
これに起臥して、毎日散歩をし、山に登っては降り、
草堂では謡曲をうなった。それ以外何もしなかった。

手ぐすねひいて待ち構えていた労働者や会社側は、
何たるのんきさかと、呆れかえるばかり・・
伊庭は、何を言われようが、毎日同じ日課を繰り返し、
山道で坑夫や人足に会うと「やあ今日は、ご苦労さん」
と挨拶した。
そのうち、不思議なことに人心は沈静し、大紛争も
しだいに収まっていった。

不信の塊となり離散した人心を一つにまとめるには、
(徳をそなえた)伊庭のありのままの姿を、みんなに
わからせる以外にない・・
そう思い、気長に根気よく日課やりを続けたのです。

2019年01月20日

伊庭貞剛の経営哲学(2)

※参考
2017年6月1508号 「別子銅山跡を歩いて」   
                         1509号 「伊庭貞剛の名言」

 

1674 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「伊庭貞剛の経営哲学(2)」

伊庭は明治27年の日清戦争勃発の年に、労働争議と
煙害に揺れ動く新居浜の地に、その問題解決の使命を
帯びて着任した。

赴任から僅か5年の間に、労働争議を解決し、煙害に
ついては精錬所を瀬戸内海の島に移し、ハゲ山になった
別子の山に、年間100万本に及ぶ大規模植林を行い、
山に緑を取り戻していった。

赴任中、鉱山が抱える様々な課題を次々解決した、
果断の経営者なのです。
伊庭は、重大な事を為すときに、以下「考慮すべき四つ」
があると、言葉を残している。

「 熟慮断行では足りない
     熟慮祈念放下断行が必要だ 」

『熟慮断行だけでは足りぬ。熟慮と断行の間に”祈念”
と”放下”の二つがなければならぬ』とよく言っていた。

彼は熟慮した後、断行しようとする際には、必ず住友家
の墓前に額ずいて報告し、祖先の霊に断行の可否を懇祈
した。
その後、すべての思量を断ち、一切放下して、念頭から
すべてが去るのを待った。

このあと、明鏡止水になった時、もう一度事の当否を
検討し、結果、いよいよこれが最善の策と確信を得た
段階で、初めて敢然とこれを実行した。

一般に「熟慮=理論」「断行=実践」のみで済まされる
が、この間の「祈念」「放下」の二つが欠けているため
に、しばしば間違った決断を下してしまい、事を仕損じ
てしまうのです。

2019年01月24日

伊庭貞剛の経営哲学(3)

※参考
2017年6月1508号 「別子銅山跡を歩いて」 
                         1509号 「伊庭貞剛の名言」

 

1675  【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「伊庭貞剛の経営哲学(3)」

伊庭は「心の人」「徳の人」として、住友精神を実現し、
住友の近代化成し遂げ、住友財閥の基礎を固めた創業
社長です。
その伊庭が総理事に就任した時、幹部を集めて
部下を使う心得」4か条を訓示した。

1.「しきたりや先例に従うように」と、部下のヤル気 
     に水を差すな。
2.「自分を無視して事を進めた」と、部下の足を引っ 
     張るな。
     能力の低い上司ほど、部下が新しいことを始めたり、
     積極的にいい仕事をしようとすると、足を引っ張っ
     てしまう。
3.疑いの目で部下を見て、部下の挑戦意欲を縛り
      つけてはならない。
4.くどくど注意して、部下のヤル気を削いではならな
      い。
とかく年長者は”経験”という刃物を振り回して、
少壮者を威しつけようとする。
また少壮者の多くは、経験豊かな年長者の言動に
盲従してしまう・・しかし、これが大きな間違いです。

年長者は、少壮者の抱負や意見を採用せず、少しの
過失にも大仰に騒ぎ立て、経験豊富な自分でなければ、
何事も成しえないかのように、ふるまってしまう。

従って、事業の進歩発展を最も阻害するのは、青年の
過失ではなく、年長者・老人の跋扈(ばっこぐ)である。
また、後継者にいつまでも事業を引き継ごうとしないの
は、自分が先に死ぬことを忘れているからです。

2019年01月27日

ゴルフがうまくならないわけ

1676 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「ゴルフがうまくならないわけ」

「ゴルフを趣味に練習しているけれど、上手くならない」
これはアマチュアに共通する
悩みです。

練習ではそこそこうまくいっているのに、本番になると
出来ない。コツをつかんだと思ったら、別の悩みが出て
くる・・何をどうやったら上手くなるのか?
すぐに上達する魔法のような練習法を探しているうちに
迷路に迷い込んでしまう。

●やっても無意味な
上達しない練習を熱心にやっている
●飛距離を伸ばそうと、フルスイングの練習ばかりして
  いる
ドライバーで飛距離を出す練習も大切だが、
   ハーフスイングで思い通りの球が打てるように
   ならな いと、壁は破れない。

●なぜミスが出るわのか、原因がわからない
●プロゴルファーのスイングを真似ようとしている
身体能力の高いプロのスイングをアマチュアが真似る
   のは難しい。今の自分のレベルに合った練習をする

●いろんな人からアドバイスをもらい、練習している
●新シリーズのドライバーやクラブに買い替える
●練習はあまりしないのに、コースに出る回数が
多い
●練習場で出来ることが、本番では出来ない

●新しい理論に直ぐ飛びつき、やってみようとする
●いろんな打ち方をやろうとして、ゴルフを難しくして
   いる
●そのうちに上手くなると信じている

2019年01月30日

事の成るは難苦の時にあり

■囲 碁

囲碁は経営に通じるところがあり、
古来、経営者のたしなみの一つに
されてきた。
全局を見ず、局地の戦いに囚われ、
こだわっていると、肝心の全局を
失ってしまう。

「肉を切らせて骨を断つ」
勝つためには自分も痛手を負う
覚悟が身につく。
指導者や経営者が大局観を養う
手段として重用した。



1677 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
幸せな人生/勝海舟

「事の成るは難苦の時にあり」
物事が思うようにならない時、人は、周りや環境のせい
にしたがる・・生まれた環境が、生まれ育った時代が
悪かったetc

本当にそうだろうか? 貧しい環境に生まれ育っても
成功する人もいる。恵まれた環境に育っても、人生に
失敗する人もいる。

失敗の原因を問うなら、理由はいくらでもつけられる。
しかし客観的に見ると、そうした理由だけではないこと
が多い。
「  事の成るは    難苦の時にあり
    人の敗るるは    多く得意の時にあり 」

勝海舟の言葉です。
難しいことが成功するのは、厳しい環境の中で艱難辛苦
に会っている時に、成功の種が播かれる・・
逆に失敗の多くは、順風漫帆で何もかもがうまくいって、
得意絶頂の時に種が播かれるのです。

人生七転び八起き・・不運や悪い環境を嘆くことはない。
むしろ、そうしたことの多い人ほど、大きな成功に向か
って、一歩一歩着実に歩みを進めているのです。

くじけたりせず、問題に力強く立ち向かって乗り越えて
いくなら、成功への道は自ずから拓けてくるだろう。
人生、苦難を数多く経験した人ほど、困難に遭遇した時
強さを発揮するからです。

苦難に遭遇し、追い込まれる中で、自らを深く見つめ、
人生の真の価値を見出していく・・
そこで何らかの悟りを得ることで、周りの軽薄な意見・
中傷に毒されることなく、自分を見失うことはないので
す。
”苦難またよし”の気持ちで、変転厳しい人生の荒波に
立ち向かっていこうではないか・・
 
                          小野信也「志の道/第三碑・勝海舟」より

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