ことば遊び 「お釈迦になった/語源」
びっくりしたとき「アッと驚く為五郎」と言ったら、      
歳がばれる。ハナ肇さんの往年のギャグだが、       
文頭を驚きを表現する「えっ!」「おっ!」       
に変えると、ニュアンスが違ってくる。       
      
「あっ!」は、危急を告げ、       
「えっ!」は、耳を疑うような出来事に使われる。       
「おっ!」は、何かに気づいたときで、       
                  後に感銘が続くことが多い。
       
        
1920 【吉村外喜雄のなんだかんだ】         
ことば遊び 「お釈迦になったの語源」            
        
パソコンで時間をかけて作ったブログの原稿・・うっかり         
ミスで全て消去してしまった。「アッお釈迦になった!」         
と悔やむ。また最初からやり直しです。         
        
何でこんな言い方をするのか?語源をたどってみた。         
江戸の細工職人が、火を強くし過ぎて溶接に失敗した。         
その時「火が強かった」と、思わず発した言葉から来てい         
るという。         
江戸の下町では”ヒ”を”シ”と発音するので、         
「シガツヨウカッタ・・4月8日ダ」と聞こえる。         
        
4月8日はお釈迦様の誕生日・・         
そこから「お釈迦になった」と言うようになったのです。         
        
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江戸ことばで”誰もかれもみんな”のことを「猫も杓子も」         
と言う。何ともおかしな言葉なので、この言葉の語源を         
たどってみた。         
        
この言葉ルーツは「女子も子供も」から来ていて、         
「メコモジャクシも」と呼ぶ。         
駄じゃれ好きの江戸っ子は、遊び心から「猫も杓子も」と         
言うようになったのです。         
        
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たやすいことを「屁の河童」という・・これも何とも         
おかしな言葉です。         
語源をたどっていくと「木っ端の火」になる。         
        
七輪で火を起こすとき、火種に木屑を入れ、燃え上がった         
ところへ炭を入れる。         
この木っ端、パッと燃え上がるが、すぐ燃え尽きてしまう         
ので、手早くしないと間に合わない。         
        
江戸では「はかないもの」を「木っ端の火」と言うように         
なった。         
このままでは面白くないので、江戸っ子特有の洒落で         
「河童の屁」と言うようになり、それがひっくり返って         
「屁の河童」なり、言葉の意味もひっくり返って         
「たやすく出来る」意味に使われるようになった。