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2022年09月 アーカイブ

2022年09月01日

筋肉増強に欠かせないタンパク質

■身体機能低下度チェック✔

◯ 首、肩、腰、膝のどこかに痛みやしびれがある 
◯ ベッドから起きたり、立ち上がるのが辛い
◯ シャツやズボンを脱いだり着たりするときフラつく

◯ 階段の昇り降りが辛い
◯ 急ぎ足で歩けない
◯ 近所へ所要で出かけるのがおっくうになった

◯ 長年親しんできたスポーツをやめてしまった
◯ 椅子の上に立って、高い所の物を取るのが怖い
◯ 時々つまずいて転びそうになる 

 

2054 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
食と健康 「筋肉増強に欠かせないタンパク質」

加齢で筋力が低下すると、要介護リスクが高まるが、
糖尿病に対しても、筋肉量の維持は重要な意味がある。

金沢医科大・糖尿病内分泌科の北田宗弘教授は、
『糖尿病患者は、タンパク質の摂取量が少ないと、健康を
保てなくなる。1日三食必要な量を均等に摂ってほしい』
と呼かける。

筋肉は”血糖値を調整する”役割がある。
食事で血液中のブドウ糖が増えると、一部は筋肉に取り
込まれ、エネルギー源になる。

筋肉量が減ると、体内で糖を取り込む場所が少なくなる
ため、血糖値に影響するのです。
75歳を超える糖尿病患者で、タンパク質の摂取量が不足
すると、死亡リスクが10倍になる。

人体は生命を維持するために、一定量の糖をエネルギーに
変え消費する。これを基礎代謝量といい、筋肉を増やせば
基礎代謝が向上するのです。

コロナ禍で運動量が減ると、筋肉量が落ちてくるので、
糖尿病に意識を向ける必要があるのです。
効率よく筋肉を増やすには、3食に分けてバランスよく
タンパク質を摂取することです。

高齢者は1食につき20~25g・・卵約4個に相当する。
それ以上一度に摂っても摂取量は増えない。
高齢者は、朝食昼食ともに必要量には届かず、若者も
朝食で不足する。

朝食をご飯と味噌汁に漬物、又は食パンとコーヒーだけ
という人が多いが、植物性タンパク質の納豆豆腐
動物性タンパク質のを一品加える。
また、牛乳ヨーグルトを加えるのもよいでしょう。

2022年09月04日

健康寿命を長く保つ”貯筋”

2055 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
食と健康 「健康寿命を長く保つ”貯筋”」

人生100年時代、健康寿命を長く保つうえで、体を
動かす筋肉の働きを維持する”貯筋”が大切になってくる。

持久力は10代後半にピークを迎えます
その後徐々に落ちていき、60を過ぎると急降下する。
ももやふくらはぎ、お尻など、体重を支える筋肉は、
80歳を過ぎると、30代の半分にまで減ってしまう。

日常生活で、立ったり座ったり階段を上がる時、どこかに
手をつく動作が常習化し、立ったまま靴下やパンツが
履けなくなる・・筋肉量の低下を示す指標になります。

年を取り、衰えた筋肉は戻らないと思うでしょうが、
筋トレで鍛えれば、筋肉が付き若返ることができるのです。
コツコツと体を鍛え”貯筋”を心がけることです。

筋肉量が減ると、心不全や脳梗塞などの病気へのリスクが
高まります。また免疫機能が低下し、新型コロナなどへの
感染症にかかりやすくなります。

筋トレを続けると体内の糖代謝が促され、糖尿病の予防に
有効です。また、筋トレで分泌される”乳酸”には、心疾患
のリスクを軽減する血管拡張作用が認められます。

運動量が増えると、筋肉から様々なホルモンが分泌され、
血管を通して全身へ・・このホルモンには抗ガン作用や
認知機能改善効果が認められます。

運動をすると脳の血流が上がり、意識をハイにするノル
アドレナリンが分泌される。集中力が向上し、ブレーキと
アクセルを
踏み間違えたり、不慮の交通事故から身を守る
ことができ るようになります。

2022年09月07日

婚姻件数・戦後最小を更新

2056 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
「婚姻件数・戦後最小を更新」

2021年の婚姻件数が戦後最小を更新して「結婚離れ」
が進んでいる。かっては男女とも9割超が1度は経験する
人生の節目のイベント結婚・・

厚労省の人口統計によれば、ピークは団塊世代
(1947~49年生れ)が25歳前後になった1972
年。コロナ禍の昨年はその”
半数以下”に急減している。

日本人の結婚への価値観は、この40年で大きく変化した。
一度も結婚しない「生涯未婚率」は、
1980年は男性2.6%、女性4.5%でした。
それが2020年、男性は4人に1人の25.7%、
女性は6人に1人の16.4%と、「生涯未婚」の時代に
入りつつある。

結婚よりも、仕事や自分の時間を大事にする価値観が
広まってきている
。かっては町内の世話好き仲人おばさん
が縁談を 持ってきたが、今では”おせっかい”扱いされ
かねない。
「婚活」という言葉に象徴されるように、意欲的に自ら
機会をつかもうとしない限り、結婚には至らないのです。

こうした意識の変化が、少子化による若年層の減少と新型
コロナウイルスの感染拡大とが相まって、婚姻数の急減に
つながった。
婚姻数の減少は、将来を担う子どもの出生減、国民総人口
の減少、更には
国力の低下へと突き進んでいくのです。


    
                                                    読売新聞「ニュースの門」

2022年09月11日

歯止めがかからない出生率の低下

2057 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
「歯止めがかからない出生率の低下」

先進国23カ国の21年の出生率を調べると、
西欧の19カ国が、
コロナウイルス禍で出産を取り巻く
環境が厳しい中で、前年を上回っているのです。

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一方、夫婦が平等に分担して子育てする・・そんな環境が
整っていない日本と韓国は、出生率が1.3を下回り、
急速な人口減少に歯止めがかからなくなっている。

19年まで出生率の落ち込みが大きかったフインランドは、
2年連続で上昇・・21年は1.46まで回復している。

長い時間をかけて男女の格差をなくしてきた北欧では、
家庭内で家事・育児に充てる時間の男女差が少なく、
女性に負担が偏ることがない。

日本は状況が異なる・・コロナ禍で夫婦の在宅勤務が増え
る中、夫が家事・育児に加わらず、何もしない夫のケア
まで上乗せさせられる。妻の負担が増え、女性の出産意欲
が弱まる原因になっている。

更に「収入の男女格差」が少子化に影を落とす。
ここ数年、年収の低い層の子供の数が、高い層の半分以下
になった。十分な収入のない状況が続けば、出産をちゅう
ちょすることに・・
共働き世代の収入を増やせば、出生率が底上げするだろう。

 IMG_4486 

先進国では、女性の社会進出が少子化の一因にされていた。
1980年代には、女性の就業率が上がるほど、出生率が
下がる傾向にあった。

最近の北欧諸国では、経済的に自立した女性ほど子供を
持つ傾向にあり、女性の労働参加率の高い国ほど出生率が
高い。
日本は女性の就業率が7割と、比較的高いにもかかわらず
出産につながらない。
家事・育児の分担への夫の無理解、女性の非正規雇用割合
の高さ、男女の賃金格差など、根本的是正に取り組む対応
と覚悟が問われるのです。 

                                                               日本経済新聞

2022年09月14日

警告・・日本民族が消滅する

総務省は8月9日、日本人の総人口を発表した。
前年比減少が60万人を超え1億2322万人に・・
55万人の鳥取県より多い人口が、昨年1年間で
減少したことになる。

・新潟県 217万1765人 (ー1.10)
・富山県 101万9359人 (ー0.90)
・石川県 111万 67人     (ー0.64)
・福井県 75万2255人    (ー0.87)

・東京 1、327万7052人(ー0.15)



2058
「吉村外喜雄のなんだかんだ」
「警告・・日本民族が消滅する」

『 1年間に日本の人口が62万人減った・・
  死亡率が出生率を上回る状態が続くなら、
  日本はいずれ消滅するだろう 』

先週、アメリカ・シリコンバレーの新聞の記事です。
日本消滅の記事が、ランキング1位になったのです。

昨年の出生者数は81万2036人で、6年連続過去最小
を更新。
1人の女性が生涯を通じて生む子供数の出生率は
2020年は1.33でした。
出生率が1.3を下回る状態を「超少子化」と呼ぶ。
2003~05年の3年間、日本は超少子化状態だった。

 
IMG_4485

04年の出生率1.29が今後も続いていくと過程すると
日本の総人口は、200年後には今の10分の1の1千万
人を切ってしまう。
2340年に100万人を、2490年には10万人を切り、
絶滅危惧民族に・・3300年日本人は絶滅、無人の国に
なってしまうのです。


その後出生率は回復に転じ、12~18年は1.4台を保
った。だがコロナ禍以降は再び低下へ・・
コロナ禍が若者から出会いの機会を奪い、婚姻数・妊娠数・
出生数が軒並み減少した。

主因は「若い世代の出生意欲の減退」がある。
それ以前は生みたいけれど、「子育て環境が十分に整って
いない」などの理由で、出産をためらう若い夫婦の存在が
あった。
待機児童を減らそうと保育園を増やしたり、父親に育児
休暇を奨励したり・・それまで政府が推し進めてきた少子
化対策の効きが、鈍ってきたことを意味する。

その要因の一つに、若い世代の収入環境の悪化がある。
現在40代後半の大卒男性の平均年収は、10年前の
同年代より約150万円少なくなっている。
更に、若い世代の年収はもっと低くなる。

結婚相手を選ぶ条件として「経済力」をあげる割合は、
1992年の27%から、2015年には42%に上昇。
男女を問わず若者が結婚をためらい、子供を持つことへの
一種の諦め感が広がろうとしているのです。



                                      日本経済新聞「核心」より

2022年09月17日

取りにくかった男性の育児休暇

2059  「吉村外喜雄のなんだかんだ」
幸せな人生「取りにくかった男性の育児休暇」

人口減少が加速する中、対策に乗り出し成果を上げている
国がある。ロシアに隣接し、NATOに加盟申請したこと
で話題になったスゥエーデンです。

スゥエーデンは世界的不況の1930年代出生率1.7%
と、かって経験したことのない出生率の低下に直面した。
当時、多くの女性が働くようになったことが、少子化の
原因になった。

働く女性が仕事を辞めず出産しないことを問題視し、
出生率の低下の責任は女性にあるとされた。
一方、働く女性が子供を生み育てるのが難しい社会の方に
問題があるとの主張もあった。 

  IMG_4485
       
政府は、子育ての責任やコストは社会全体で負い、
未来の労働者である子供への投資を国が行うことにした。
補助金を投入し、質の高い保育サービスの提供を開始した。

多くの女性が働き出したため。出生率は一時落ち込んだ。
2002年には親が払う保育料に上限を設け、第一子の
場合、世帯収入の3%までとした。

スゥエーデンの専業主婦はわずか3%。父親に割り当てら
れた育児休暇は、子が8歳になるまでに、両親合わせて
480日の育休が取れる。

そのうち最低90日は父親に割り当てられている。
今では480日の3割、160日間父親が育児を担当し、
母親は勤めに出ていく。

現在取得率は90%を超える。育休中の給与は80%保証
され、育休を取得しなければ給付金を受け取る権利を失う。
90日間しっかり取らないと損をするのだ。

日本の男性育児休暇制度は「6ヶ月以上、全額支給」
男性の育児休暇期間が、先進41カ国で最も長い。
にもかかわらず、日本で父親育児の取得率が上がらないの
は、「取りにくい職場の雰囲気」「会社に迷惑がかかる」
といった意識が働くため・・

スゥエーデンは資源の少ない小さな国なので、国も企業も
優秀な人材を集めようとする意識が高い。
女性が働くのは普通で、大臣も女性が半数を占める。

2022年09月22日

取りやすくなる男性の育休

2060  「吉村外喜雄のなんだかんだ」
幸せな人生「取りやすくなる男性の育休」

少しずつだが、育児休職を取得する男子社員が増えて
きている。「取得してもいいんだ」という意識が広まり、
職場の理解が得られるようになったのです。

今年4月「改正育児・介護休業法」が施行され、
国が男性の育児参加促進に本気で関わり始めた。

育休の取得は、子どもが1歳になるまで認められる。
会社は、子どもが生まれる社員に”個別”に育休制度を
説明し、取得するかどうかの確認をしなければならなくな
った。
10月からは「分割取得制度」も加わる。
現状では、子どもの誕生から3か月間を育休に充てると
それで終わりでした・・10月からは子どもが1歳になる
までの間に、2回取得できるようになった。

またこれとは別に男性版「出生時育児休業制度」が始まり
、生後8週間(2ヶ月)以内に、2回に分けて計4週間
休めるようになる。
組み合わせると、男性は時期をずらしながら”最大で4回”
育休が取れるようになる。

更に来年4月からは、社員1001人以上の会社は年1回
「男性育休取得率の公表」が義務付けられることになった。

少子高齢化が進む日本で、労働人口の減少は深刻です。
育休制度によって男性の育児参加を促し、出産した女性の
育児負担を減らし、就業しやすい環境を整え、女性の活躍
の場を広げていくことを目的に、新育休制度がスタート
したのです。

2022年09月25日

女(男)の言い分 「違和感、職場でのつぶやき」

2061 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
女(男)の言い分 「違和感、職場でのつぶやき」

これって、どうなんだろう?思わずそう言いたくなるモヤ
モヤ。性別への偏見”違和感”となって現れてくる。

●面談で「育休取れますか?」と聞いたら、
    『偉くなりたくないの?』 と言われた。
    「いや、僕、フツーに仕事もバリバリやりたいんですけど」

●女性ばかりの部署に異動してきた男子社員に、幹部が
    「おまえ孤立していないか?」 と心配して声をかけた。
    優しい気遣いとは思いますが、女性役員の身にもなっ
    て下さい・・私毎日、孤立してます。

●男性上司と同じように厳しくすると、周りから女性上司
    は、より冷たい印象を持たれる。
●”紅一点”って死語だと思っていたが、うちの役員会議が
    それだった。

●実力主義っていうけど、その実力って誰の価値観?
    おじさんの感覚に合格する人だけ・・昇進コース。
●新規事業チームに声がかかるのは、たいてい
    男性✕理系✕名門大学・・どこが”新規”なのよ(笑)

●『昇進したいならゴルフやりなよ』 って言われた。
    出世と趣味関係ある?ちなみに僕の趣味は”筋トレ”
●会社の懇親会はいつも夜。ランチ会なら参加できるのに。

●『酒飲まなきゃ、本音でませんよね』 って、ただ飲み会
    したいだけ?うちの部署は、シラフのミーティングも
    本音ばかりです。
●女性だけ「お子さん小さいから」と、プロジェクトから
    外される・・まじで謎。

●若い女性起業家が成功すると、「バックに誰かついてる」
    と言われる・・別にいませんけど
●勤務地はいつも一方的に告げられる。
    選べるようになったら、介護と両立できるのになぁ・・

●俺、こう見えて子どもが大好き。育児は妻より得意なの
    が自慢。なのに男子トイレにおむつ替えシートがない。
    ”子育ての世界”から締め出されているようで、
    マジで悲しい。
    問い合わせると、奇異の目で見られる・・ 俺っていつまで
    変人扱い?


                                                        N I KKE I「違和刊」より

2022年09月28日

オミクロン型対応・新ワクチン

2062 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
「オミクロン型対応・新ワクチン」

厚労省は9月12日、新型コロナウイルスのオミクロン型
「BA5」に対応した、新たなワクチンを承認した。
19日以降全国自治体に配送し、4回目の対象となってい
る60歳以上や、医療従事者から接種を始める。

政府は10月中旬に、対象を2回以上接種した12歳以上
の全ての人に拡大する方針・・冬場の流行拡大に備えて、
10~11月に1日100万回を超えるペースで、
接種できるようにする。

このワクチンのオミクロン型への”抗体の量”は、3回目
までのワクチン効果に比べて、最大1.8倍近くになる。
コロナ禍は長期化しており、感染力の強い変異型の
拡大を抑える、切り札としての期待が高まっている。

新ワクチンは2種類ある。一つは従来型のウイルスに
対応する種類と、オミクロン型ウイルスに対応する成分
「BA1」を混ぜた製品。
米モデルナと米ファイザーが開発していて、
両社は日本に承認申請を出していた・・

もう一つは、従来型と派生型の「BA4」と「BA5」に
対応する成分を混ぜた製品。両社は日本で近く承認申請
するという。
新ワクチンを打つと、オミクロン型への抗体の量が増える。
BA1に対応したファイザー製のワクチンは、4回目の
接種に使うと、従来型を打った場合に比べて、BA1に対
する抗体が1.6倍。モデルナ製で1.8倍に増えた。

                                                     日本経済新聞

 

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