2302 男性の更年期障害(2)

2302 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
食と健康「男性の更年期障害(2)」

男性ホルモンの低下が、男性更年期障害の
主な要因です。
疲労感や精力減退、うつ、筋力低下、体脂肪
の増加など、様々な症状を引き起こします。

こうした症状は、生活習慣を改善すれば、
男性ホルモンの低下を防ぎ、症状も軽減する。
特に効果的なのが運動食事です。

運動は有酸素運動と筋力トレーニング
組み合わせます。
1回約1時間の、ジョギングや速歩などの
有酸素運動を週に3回以上行う
ことで、
男性ホルモンの増加が期待できます。
「スクワットや腕立て伏せ」などで、
筋力アップをするのも効果があります。

食事は、良質なタンパク質と脂質が重要。
魚や肉、卵、ナッツ類などに含まれる亜鉛
やビタミンD、オメガ3脂肪酸のEPAや
DHAは、男性ホルモンの産生をサポートし
ます。
ニンニクやブロッコリーなどの野菜に含まれ
る栄養素も、男性ホルモンの維持に役立ち
ます。
加えて十分な睡眠と、ストレスを軽減するこ
とで、男性ホルモン分泌のリズムが整いま
す。
男性ホルモンを増やす取り組みは、単に男性
機能の改善だけでなく、心身の健康と活力の
向上につながります。

日々の運動、食生活の改善を習慣的に積み
重ねていくことが、長期的健康維持・長生き
の源泉になるのです。

        読売新聞「元気の処方箋」