2301「男性にもある更年期障害」

2301 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
 心と体の健康「男性にもある更年期障害」

男性にも更年期障害がある・・最近注目され
る、中年以降の男性が健康を阻害する症状
です。
女性の更年期障害は、閉経後5年くらいで
収まります。ところが男性の更年期は収まる
ことなく、生涯悩まされることになる。

「疲労感やほてり」「集中力記憶力の低下」
「不安やイライ・眠れない」「性欲減退」
そんな悩みを抱える、40代以降の男性が
増えている。
「男はバリバリ働いてなんぼ」・・症状があ
っても「弱みを見せられず」一人落ち込む。
これらは男性更年期と呼ばれる症状です。
症状は健康診断では現れないため、
自覚しづらい。
原因は加齢やストレス、生活習慣の乱れなど
による、男性ホルモンの低下がある。
男性ホルモンは20代でピークを迎え、
30代以降は年に1%ずつ減少していきます。

中間管理職の40代はストレスがきつくのし
かかる。加えて運動不足、夜の接待など、
不規則な生活が重なると更に加速していく。

男性ホルモンの低下が、男性更年期障害の
主な要因になり、「疲労感や精力減退、うつ
、筋力低下、体脂肪増加」など、様々な症状
を引き起こします。

症状は生活習慣を改善することで、男性ホル
モンの更なる低下を防ぎ、症状も軽減する。
特に効果的なのは、運動食事で生活習慣を
改善することです。

2286 人生で急激に老化が進む時が2度ある

2286 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
心と体の健康
「人生で急激に老化が進む時が2度ある」
昨年8月、米スタンフォード大学研究チーム、
人生で急激に老化が進む時が2度ある

との論文が、世界の注目を集めた。

健康な男女108人を、数年にわたつて追跡
したところ「44歳と60歳」の頃に急激な
老化が生じるという。

傾向として、44歳の頃は大動脈の動脈硬化
が顕著に表れ始める。動脈硬化が生じると
全身の老化が加速し、病気が多発するように
なる。
そして60歳の頃には、毛細血管の数が20
代の頃の60%まで減ってしまうことが分か
った。高血圧になりやすくなり、見た目も
ぐんと老け込みます。

人は血管と共に老いるという格言がある。
老いが早いか遅いかは、血管しだいなのです
血管の健康状態・・血管力が老化予防の鍵に
なります。
日本には、推計4300万人の高血圧患者が
いる。国民の3人に1人が血管力に危機が
ある計算です。

     愛媛大学医学部教授・伊賀瀬道也

2285 急に体力が衰える八十の壁

2285 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
心と体の健康「急に体力が衰える八十歳の壁」
男性には八十歳の壁というのがあるようです。
75歳を過ぎる頃から急に訪れる老化・・
太ももの筋肉量がガクンと落ちてくるのです。
フレイルの始まりです。

 
月に数回私と、6歳若
い友人でウオーキング
に出かける。ところが、友人の歩くのが速く、
ついていけないのです。
ゴルフで「飛距離が落ちた」と口にするよう
になったのもその頃です。

ずっと元気だった私が、80歳を迎える頃
から、急に体力が落ち始めたのです。
太ももの筋肉量が減るだけでなく、
血管の老化が進行するのはその頃からです。

脚力が目立って衰えてきた。
足腰には全身の筋肉の七割が集まっている。
健康寿命を伸ばすには、まず歩くことです。
歩けなくなったらおしまいです。

そのためには、毎日6000歩は歩かなけれ
ば・・日々の運動習慣を付けることが大切な
のです。
3月、ようやく外出ができる季節になった。
ウオーキングは現在の週2回を3回に・・
車で出かけていた用事を、できる範囲で徒歩
に切り替え、毎日1時間は歩くようにしたい。

しかし、習慣化するのはなかなか難しい。
高齢が故に、わずかな運動でも疲れが出る。
だからと止めてしまっては、意味をなさない。

私はヘッドホンを耳に、好きなジャズや
クラシックを聴きながら、公園内をウオーキ
ングしている・・無理せずに、楽しく続ける
ことです。