2304 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
幸せな人生
「従業員の幸福度を上げて業績UP」
幸せな人生
「従業員の幸福度を上げて業績UP」
人材派遣の株式会社ウイルグルーブは、社員
の幸福度を高めて業績を上げる「幸福経営」
を打ち出した。
同社は19年度から社員の幸福度を示す
「ウェルビーイング」向上を経営方針に掲げ
、年2回社員の幸福度を診断する。
社員の働く幸せが価値創造や業績向上に
は不可欠。社員の幸福度を測定し、
対話の場を通して改善していく。 米イリノイ大学の研究によると、幸福度の高
い従業員の創造性は、そうでない人の3倍、
生産性は30%高い。
米上場企業180社を調査したところ、
幸福度が10ポイント上昇すると、
その企業への応募が増えた。 2023年、世界138カ国を対象に
「仕事に喜びを感じている」割合を訪ねた
ところ、日本は104位で、G7では最下位
だった。
かって世界有数の企業を排出した日本に、
勢いはない。マイナビが1月に発表した調査
では、管理職で心身の健康が損なわれたと
答えた人は7割だった。
管理職が幸せでなければ、幸福度アップは
望めない。人手不足を切り抜けるには、従業
員の幸福度を高めることが重要になってくる。 人材育成で知られる京セラ創業者の故・
故稲盛和夫氏は、
「心を高め、業績を伸ばして従業員を幸せに
することが経営者の使命」と説いた。 日本経済新聞