2315 ゴルフ場・団塊世代引退の危機

2315 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
「ゴルフ場・団塊世代引退の危機」
ゴルフ場は「2025年の節目の危機」を
迎えている。ゴルフ場はどこも60歳以上の
高齢来場者が多数を占めている。

60歳以上の高齢男性は、現役世代よりゴル
フを楽しむ人が多い。コロナ禍後、増加傾向
にあった来場者数も、23年には減少に転じ
た。
団塊の世代が75歳の後期高齢者になった。
運転免許を返納したり、健康の問題などから
スキー場がそうだったように、ゴルフ場から
足が遠のき、廃業・淘汰に追い込まれるゴル
フ場が出てくるだろう。

高齢を理由に退会や休会する会員が増えてい
る。75歳以降に引退を先延ばしても、来場
者の減少に歯止めがかからず、存続への戦略
が必要になってくる。

現在県内には24ケ所のゴルフ場がある。
千里浜カントリー、北陸グリーンヒル他いく
つかのゴルフ場で廃業の噂を聞く。

そんな中、韓国などからの受け入れで、
減少を補おうとするゴルフ場が出始めた。
27Hを有する能登カントリーは昨年10月
化粧品を販売する韓国企業に経営交代。
韓国人を誘客し、顧客増加を目論む・・

ゴルフ人気が高まる韓国では、ゴルフ場の数
は日本の5分の1と少なく、プレー代は日本
の2~3倍。
釜山~小松間の飛行時間は1時間35分。
日本でブレーする方が安あがりで、コース
メンテナンスも良く、温泉も楽しめる。
「ラウンドを早く回れ」とせかされることもない。

世界第3位のゴルフ場を有する日本。
維持するには、アジア諸国からの誘客が
鍵になってくる。