2320 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
心と体の健康
「インターバル速歩で、筋力・持久力UP」
心と体の健康
「インターバル速歩で、筋力・持久力UP」
この10月84歳になる私・・健康維持の
ために1日8000歩を目標に、歩数計を
見ながら歩いている。
健康のために歩いている人は多い。
誰でも気軽に取り組め、目標を決めて歩いて
いる。が、人によって歩く場所や時間、速度
がマチマチなので、個々の健康効果は確認
できない。
そこでお勧めは、信州大学・能勢博教授の
研究チームが提案する「インターバル速歩」

その効果の秘訣は、速歩とゆっくり歩きを
繰り返すことにある。
中高年者は、各自が持つ体力の60~80%
の負荷を取り入れることで、体力向上と生活
習慣病の予防、治療に効果があり、スポーツ
医学の国際標準になっている。
まず「速歩き」は3分間、自分の最も速い
歩き方の70%程度がいい・・
きついと、ややきついの中間ぐらいの歩き方
を維持する。全身の筋肉をしっかり使い、
腕を振り、大股でつま先で蹴り、かかとで
着地する・・じわり汗がにじんでくる。

次に「ゆっくり歩き」の3分間は、息の乱れ
を整えることができる速さ・・
この速歩とゆっくりを、一回に15分間続け
1日に合計1時間歩くのが目標です。
大学では中高年を対象に、インターバル速歩
の効果を検証している。
その結果5ケ月間トレーニングを続けて、
持久力、下肢の筋力が10%向上した。
同時に、高血圧高血糖、肥満などなどの生活
習慣病の症状が20%改善した。
膝や腰の慢性病で悩む中高年の半数に、症状
の改善がみられた。運動による関節痛の悪化
を懸念する人には、「プールでのインターバ
ル歩行」がお勧めです。
高齢者の体力の衰えは、気力の低下をもたらします。
インターバル歩行で、再び体力が
アップしたら、体中の細胞が元気になり
若さが戻ったような気分になります。