2359 ルーズな国とタイトな国(2)

2359 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
日本人のアイデンティティ
「ルーズな国とタイトな国(2)」

世界はルーズな国とタイトな国に色分けされ
る。
人口560万人のシンガポールは、比類なき
規律と秩序のタイトの国で、罰金の街と言わ
れる。
・路上ツバ吐き/1000ドル 
・ガムを国内に持ち込んだら/10万ドル
・公衆トイレの流し忘れ/1000ドル
・男性の長髪禁止 etc
シンガポル国民の8割がこうした様々な法律
を支持しているのです。

タイトの国中国には、200万人のインター
ネットポリスがいて、一言でも政府に反逆す
ることを流すと、たちまち削除されてしまう。

日本は大企業はタイトだが、中小企業は

ルーズさが目立つ。
昭和39年、東京オリンピック開会入場行進
で、アメリカの選手団は思い思いに手を振り
カメラを手に写真を撮ったりしている。
最後に大歓声の中、日本選手団か整然と
並んで入場してきた。メイン席の前で全員
一斉に右向け右・・

タイトの国ドイツ・ダイムラーとルーズな国
アメリカ・クライスラーが、対等合併しよう
とした・・が、失敗に終わった。
アメリカは、お互いを下の名前で呼び合う。
上司が部下に話をする時、各自リラックス
姿勢で、ポケットに手を入れて聞いている。

規律を尊ぶタイトなドイツ人の上司は、
ルーズな文化のアメリカ人が許せなかったの
です。