2373 小林虎三郎・米百俵の精神

2373 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「小林虎三郎・米百俵の精神」

明日8日は衆院選の開票日。今回の選挙では
各政党こぞって消費税の減税または廃止を訴
えている。
消費税減税を掲げる党の代表が財源を聞かれ
「国債発行」と答えていたが、それでいいの
だろうか?
結局何も考えていないというか、問題の先送
りでしかない。国の借金は2024年末時点
で約1317兆円に達し、9年連続で過去最
大を更新している。
先進国では二番目の借金大国で、財政破綻が
心配な日本。
少子高齢化による社会保障費の増加、人口減
少による国力の低下など、税収不足を国債発
行で補う構造が続いている。今回の選挙公約
、政権与党まで国民に媚びて
減税を言い出す
始末。
江戸末期、長岡藩が窮乏の縁に立たされた時
親戚の三根山藩から「米百俵」が届けられた。
藩は喜びに沸き立った。家老の小林虎三郎
・・
『百俵の米を皆に分ければ、1人4合か5合、
1~2日で食いつぶしてしまう。それよりも
この百俵を元手に学舎を建て、人財を育成す
るのだ!長岡藩にはこれが最も確かな道だ。
明日の我が藩を考えたとき、これ以外の道は
ない』と主張した。

この発言に藩士の多くが反発し、批判したが
『皆、腹をすかせて大変であろう・・明日の
長岡藩の為に堪えて、わしに力を貸してくれ。
今は百俵の米だが、何れ千表にも万表にもな
る』と説得した。

虎三郎が蒔いた種はその後に開花・・
山本五十六や小野塚喜平次東大総長などの
人材を排出している。
今の日本・今回の選挙で、百年先の日本を
憂えて選挙に打って出た政治家が見当たら
ないのは、何故なのか?