2375 日常生活と脳の働き

2375  【吉村外喜雄のなんだかんだ】

心と体の健康 「日常生活と脳の働き」

人は1日の3分の1を眠って過ごしている。
これほど長い時間眠っているのは、生き物と
しては外敵に無防備であり、あまりに危険で
す。危険を冒してまで長く眠るのは、何なん
でしょう?
寝ている間に脳は記憶を整理する。
短期の記憶を消して、長期の記憶を記憶の
箱にしまい込む。それには1日3分の1の
睡眠時間が必要なのです。

一日10時間もスマホを眺めていると、

目に入ってくるスマホの光に脳が錯覚して、
睡眠不足の時差ボケ状態になる・・
スマホの光が問題なのです。

また人間の脳は、悪いうわさ食べ物の情報
に強い関心を示す。何億年の人間の歴史は
死の恐怖と飢餓。
生存し、子孫を遺していくために、この二つ
の情報を手に入れることが大変重要になって
くる。

スキャンダルや食べ物の在り処を知っている
人と交わることが、生き残っていくため大事
になってくるのです。テレビのニュース番組・・
トップは悪いニュース、次いで明るいニュー
ス、安い美味しいなどの食べ物の情報が続き
最後は天気予報で終わる・・この順番はどの
TV局も同じです。
私たちが本能的に求める、平穏な生活を維持
するための順番なのです。

2374 社会保障に充当する消費税、引き下げていいの?

2374 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「社会保障に充当する消費税、引き下げていいの?」

消費税が「何に使われるか」知らないで、
単に家計が助かるからと撤廃を主張する政党
に投票するのは、いかがなものか・・

10%の消費税収の内2.2%は、地方自治
体の財源になる。加えて国に入る消費税の一

部を、自治体の財源不足を補うための地方交
付税
にあてる。
合算すると、消費税収の約4割を地方税収を
補っていく。
消費税の税収は増えていて、2024年度の
消費税収は25兆円に。税目別で最も大きく
一般会計税収の3割超を占める。

税収が増えても、社会保障を消費税でカバー
できない。25年度の当初予算で地方交付税
分を差し引いた消費税額は20.1兆円
社会保障4経費「年金・医療・介護・少子化

に対する施策」の合計は34兆円で、足りな
い分14兆円は国の借金/赤字国債などで
穴埋めしている。
   
消費税を減じたり撤廃する余裕は政府にない。
代わりの財源を「ムダな支出を減らせば良い
」など、きれい事を言うだけで減税分の穴埋
めを語るのは、無責任というものでは・・

 

2373 小林虎三郎・米百俵の精神

2373 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「小林虎三郎・米百俵の精神」

明日8日は衆院選の開票日。今回の選挙では
各政党こぞって消費税の減税または廃止を訴
えている。
消費税減税を掲げる党の代表が財源を聞かれ
「国債発行」と答えていたが、それでいいの
だろうか?
結局何も考えていないというか、問題の先送
りでしかない。国の借金は2024年末時点
で約1317兆円に達し、9年連続で過去最
大を更新している。
先進国では二番目の借金大国で、財政破綻が
心配な日本。
少子高齢化による社会保障費の増加、人口減
少による国力の低下など、税収不足を国債発
行で補う構造が続いている。今回の選挙公約
、政権与党まで国民に媚びて
減税を言い出す
始末。
江戸末期、長岡藩が窮乏の縁に立たされた時
親戚の三根山藩から「米百俵」が届けられた。
藩は喜びに沸き立った。家老の小林虎三郎
・・
『百俵の米を皆に分ければ、1人4合か5合、
1~2日で食いつぶしてしまう。それよりも
この百俵を元手に学舎を建て、人財を育成す
るのだ!長岡藩にはこれが最も確かな道だ。
明日の我が藩を考えたとき、これ以外の道は
ない』と主張した。

この発言に藩士の多くが反発し、批判したが
『皆、腹をすかせて大変であろう・・明日の
長岡藩の為に堪えて、わしに力を貸してくれ。
今は百俵の米だが、何れ千表にも万表にもな
る』と説得した。

虎三郎が蒔いた種はその後に開花・・
山本五十六や小野塚喜平次東大総長などの
人材を排出している。
今の日本・今回の選挙で、百年先の日本を
憂えて選挙に打って出た政治家が見当たら
ないのは、何故なのか?