2381 ことば遊び「ことばの語源」

2381【吉村外喜雄のなんだかんだ】
ことば遊び「ことばの語源」

「総スカンを食らうのスカンとは何?」
”スカン”とは何だ? その意味に結びつく
言葉は直ぐには思いつかない。
スカンピンのスカンか?  動物スカンクの
スカンか?
しかしこれが”好かん”の意味だと知れば、
なるほどと納得できる。
皆んなが好かんから”総スカン”だったの
す。カタカナで表現するから、何の意味か
わからなくなるのです。

「刺し身は切り身なのになぜ刺すか?」
「魚の切り身」を見ただけでは、料理人なら
ともかく、店に来たお客様には何の魚か分か

らない。そこで昔は、魚の尾びれを刺し身の
身に刺して出した・・だから”刺し身”という。

「大切にしている金品を
       虎の子と言うのはなぜ」
中国「虎の子渡し」という故事に由来した
葉です。虎が3匹子を生むと、その一匹
になる。親がいないと二匹の子を食べて
まいます。
そこで親は河を渡る時、最初にを背負って
対岸に渡し、引き返して次に虎の子を渡す。
帰りに、先に渡したをもとの岸に連れ戻す。
そして、残っていた虎の子を対岸に渡す。
最後に、元の岸に連れ戻したを再び対岸に
連れて行く。
このようにして我が子を大切にするという。
この故事から、手放したくない大切な金品を
「虎の子」と言うようになった。

「 くだらないの語源 」
江戸時代、灘など上方で醸造された酒のうち
良い物は大消費地の江戸へ下るが、品質の
悪い酒は生産地で消費され”下らない”こと
から、つまらなく出来の悪いものを指して、
「くだらない」と言うようになった。

 

2380 消毒を徹底したら感染症は防げるか?           

2380 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
食と健康
「消毒を徹底したら感染症は防げるか?」
高齢になると体力が弱り、病気、特に感染症
にかかりやすくなる。近年は、口から氣道に
細菌が流入する誤嚥性肺炎が流行し、
新型コロナとインフルエンザ、誤嚥性肺炎の
3つの感染症が同時に流行している。
私は口臭、歯周病、歯肉炎、ムシ歯などに
効く徹底抗菌を総称した「薬用ハミガキ」を
常用している。
ところで口内を消毒して、病原性細菌やウイ
ルスを死滅させれば、感染症は予防できるだ
ろうか?・・答えは否である。
ヒトの体には、常在菌など多くの細菌が住み
着いていて、生体と協調して健康を保ってい
る。
例えば、大腸菌は大腸の中にいると無害で、
消化吸収、ビタミン合成などの重要な役割を
する。
3グループに分けてインフルエンザの発症率
を調べた。
① 1日3回水でうがいをする
② 1日3回消毒薬入り薬でうがいをする

③ うがいをしない

②のグループが最も発症率が高く
①と③では発症率に差がなかった。

大腸菌に限らず、菌は通常のすみかにいる分
には人体には有益なのです。
②の口内を殺菌して、常在菌のバランスを
壊したことにより、むしろ病気を引き起こし
てしまうのです。

徹底抗菌を総称した「薬用ハミガキ」の使用
は、常在菌のバランスを壊してしまうので、
歯を清潔にすることを目的としたハミガキに
切り替える必要があるのです。

私の歯みがき選びは間違っていたようです。

      東海大学医学部口腔外科教授
                 太田嘉英

2379 長生きは、口の中の4健康を保つ

2379 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
食と健康
「長生きは、口の中の健康を保つ」

高齢者の口の中の状態が、要介護リスクや
死亡率に大きく関わることが明らかになった。
かむ飲み込むなどの機能低下は、体力の維
持や栄養状態に関わる重要な要因で、定期的
な歯科健診や早期治療が、健康寿命を伸ばす
鍵になるのです。

高齢者のの残数は60代で20~24本、
70代で15~20本、80代で8~15本
まで減少する。20本以上残存歯があれば、
食生活に不自由なく、健康寿命延伸につなが
るのです。
75歳以上の高齢者を対象にした調査では、
健康な歯や治療済みの歯が多いほど、死亡率
は低くかった。

歯が全くない人は、21本以上以上残ってい
る人と比べ、死亡リスクは1.7倍になる。
84歳の私の残数は22本・・2ヶ月に一度
歯科で歯垢を除去し、口内の清潔を保つよう
にしている。
虫歯の炎症は噛む機能を低下させ、健康に
影響する。虫歯で食事の内容と量に偏りが
生じ、栄養不足や体重減など、老化を早める
要因になる。
定期的に歯科を受診し、歯の健康を保って
いる人は、健康寿命が延びるのです。