2334 新型コロナの感染者が再び増加(2)

2334 【吉村外喜雄のなんだかんだ】

「新型コロナの感染者が再び増加(2)」

お盆の帰省客移動で、新型コロナウイルスの
感染者が、再び全国で増加しつつある。

オミクロン型が変異した通称「ニンバス」で
、カミソリを飲み込んだような強い咳の痛み
が特徴。数日強い症状が続くが、除々に落ち
着くという。
重症化するリスクは従来と同様、発熱やせき
、鼻水などの症状がある。エアコンによる乾
燥と勘違いして、感染に気づかないこともあ
り、注意が必要です。

流行の原因は、猛暑が続き締め切った部屋の
冷房で換気が悪くなること、加えて夏休みの
人の移動が活発になり、感染に気づかずに
旅行して感染を広げる。

又、暑さ続きで免疫力が低下していることも。
ここ数年、新型コロナは夏と冬に流行する。
夏場の流行は9月末頃まで続く。
感染対策は、手洗いに消毒、マスク着用と
いった今までと同じ対策が役に立つ。

喉の痛みなど体調に異変を感じたら、
無理せず学校や会社を休み、早めに病院に
受診することです。
            日本経済新聞

2332 AIの普及で人間はバカになる(2)

2332 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「AIの普及で人間はバカになる(2)」 

国の調査で、子どもの学力大幅低下が教育上
問題になっている。スマートフォンやゲーム
に費やす時間の増加が一因のようです。
 

文科省は、2024年度全国1350校の
小学6年の国語と算数、中学3年の国語と
数学、英語を対象に学力を分析、結果を公表
した。
前回の21年度と比べ、全ての教科で平均点
が下がり、中3の数学以外は10点以上低か
った。最も低下したのは英語の23点減だっ
た。
過去、日本の子どもの学力は、高水準に安定
していただけに、深刻な結果と言える。
原因はコロナ禍で十分な授業ができなかった
ことがあるが、スマホやゲームに費やす時間
が増えたことによる影響は見過ごせない。
 

家庭での調査では、1日にスマホを使用する
時間の平均は、小6が1時間、中3が2時間
だった。いずれも前回より約20分長くなっ
た。一方、勉強時間は短くなった。
 

スマホを使用する時間が1時間以上になると
点数が低下する傾向が見られた。
また、親の使用時間が長いほど、子どもも
長くなる結果が出ている。
 

更に蔵書の少ない子どもほど、成績が低下
する点も注視しなければならない。
 

                                    読売新聞社説

 

2331 AIの普及で人間はバカになる

2331 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「AIの普及で人間はバカになる」

カーナビに頼らなければ目的地には行けない
し、スマートフォンがないと日常生活に支障
をきたす。
それ以前に、電卓の登場で計算をしなくなり
、漢字変換ソフトの普及で、漢字を覚えなく
なる。
またこの秋から、アイフォーンにAIによる
世界140カ国の言語変換機能が加わると、
相手国との会話が瞬時に出来るようになる。
その結果、外国語を学ぼうとしなくなるし、
話せなくなるだろう。

東京大学の研究チームが3グループに分け、
以下の実験を行った。

① 便箋にペンで書く
② タブレットで文章変換機能を使って書く
③ 同様、スマートホンで作成する

その結果、デジタルよりも紙を使って文章を
作成した方が、短時間で記憶できることが
分かった。
便箋に、ひと文字ひと文字手書きで書き込ん
だグループの脳の状態を見ると、言語、視覚
記憶に関わる領域の血流が増え、活動量が
増えていた。
本を読むのは、文章構成など記憶の手がかり
が豊富にあるが、デジタル画面では限定的で
、思考を中断させてしまう。

学校教育の場で「デジタル活用を推進すれば
学力の低下を招きかねない」と、学習効果を
専門家は危惧する。