2305 これでよいのか/消費税減税の大合唱

2305 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
「これでよいのか/消費税減税の大合唱」

国会では夏の参議院選が近づくにつれ、
「消費税減税」の大合唱が聞かれるようにな
った。
野党は一律5%にする案や、食料品は2年限
定で0%にする案など・・消費税減税に反対
だった立憲民主党も、食料品を1年間0%に
方針転換した。自民党も参議院を中心に減税
への意見は強い。


こうした安易な導入には問題が多い。
第一に財源だ。
赤字国債発行で賄おうというのは無責任極ま
りない。借金大国世界で2番目の日本が、
財源が見つからないからと、国債を増発して
良いものか?
第2は期限・・時限措置として訴えている政
党が多いが、日本ほど期限を守れない国はな
い。すぐに戻せるはずもなく、これでは財政
健全化は果たせず、借金付けを未来の子ども
たちに背負わせることになる。

第3は、高所得者も減税される。低所得者へ
の恩恵のはずが、高所得者ほと減税額が大き
くなる。
増えた借金の返済義務を負うのは私たち国民
だ。目先の党利党略のため国民から借金をす
るのは本末転倒です。
「物価が上がって大変」といった程度の認識
でのバラマキは・・もうごめんです

 日本経済新聞・エコノミスト360°視点

2298 パチンコ機器の「平和」アコーディアを買収

2298 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
「パチンコ機器の「平和」アコーディアを買収」

パチンコ機器メーカーの「平和」は
昨年
12月、国内にゴルフ場を173ケ所
保有する最大手のアコーディア・ゴルフを、
5100億円で買収すると発表した。

平和はパチンコ市場が縮小するなか、
若者や女性のゴルフ需要を開拓して成長を
目論み、2012年アコーディアに対して
敵対的株式公開買い付けを実施・・
不成立になった経緯がある。

平和は、国内にゴルフ場を148ケ所保有し
合わせると321ケ所の世界最大級
のゴルフ場を保有する会社になる。

国内のゴルフ場市場は、新型コロナウイルス
禍で7000億円台まで落ち込んだが、
23年は9390億円と、コロナ前の水準に
まで回復している。
現在、国内のゴルフ人口は、1990年代の
1500万人から、23年は530万人まで
落ち込んでいる。
今後、女性や訪日外国人など、新たな客層の
開拓が課題になってくる。

                                                 日本経済新聞

2299 石川県のゴルフ場/多くが経営破綻

2299 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
「石川県のゴルフ場/多くが経営破綻」

2002年に経営破綻した「和倉ゴルフ」は
チェリーグルーに・・
2004年に経営破たんした「金沢セントラ
ル」と「石川ゴルフ」は、アコーディアが
経営権を引き継いだ。

「白山CC」は2009年に経営破綻・・
2011年「能登島ゴルフ」が経営破綻。
2012年には「ツインフイールズ」も民事
再生法の適用を申請。

石川県内のゴルフ場はドミノ倒しに破綻。
また「能登CC」は2022年韓国の企業に
譲渡した。
2006年に破綻した「金沢ゴルフ」と
「チェリー金沢東コース(旧金沢国際)」は、
アコーディアからチェリーグループへ。
そして2021年「那谷寺CC(旧加賀芙蓉)
」を経営する京都の(株)明輝建設に売却。
明輝は更に「北陸グリーンヒル」を2021
年に、チェリーグループから取得している。

名古屋の会員制リゾート倶楽部リゾートトラ
ストグループは、「金沢リンクス」の株式の
一部を取得。現在のクラブハウスを取り壊し
、会員制のホテル建設。
4年後のオープンを目指している。