2222 幸せな人生 「このまま働き続けるのか、起業するのか?」

人生の夢・ビジョンを明確なものにするには、
何を目標にしたらいいのか? 最初の課題は
「どうしたら、自分に合う仕事に出会えるの
か?」
適性を大事にしたい気持ちはよく分かります


「自分に合うか」よりも「自分がやってみた
」と思うかどうかが大事になってくる。
働き続けるためには「情熱が持てる仕事なの
か、やりがいがあるか」もポイントになりま
す。
将来も今の勤め先で働き続けるのか、それと
も起業するのかで、その後の人生が大きく変
わってくる。
個々の人生観や生き方、価値観により
いったい自分はどんな人生を歩みたいのか
?」、自らの夢を大切にしてほしいのです。

何歳の時に起業するのか?
起業後、揺るぎない経営基盤を確立するのに
十年はかかります・・

私の場合は、銀行員の兄のアドバイスで
「起業するなら30代までに・・40歳を
過ぎてからの起業は難しい」と助言され、
38歳の時脱サラして、新しい人生に踏み出
した。
将来独立を望むなら、まずしっかりした会社
に就職し、ビジネス手法や組織運営、市場開
拓、人材の育成などをしっかり学んでおきま
す。
そうした経験を積んだ後に起業するのが、
成功へのポイントになります。

また起業する際に、経営者として自分の弱い
部分・・例えば財務に疎いなら、お金の流れ
や組織づくりの分かる人を、経営に参画させ
ることが、成功への大きな要件になります。

2210 怒りの感情をコントロールする6秒

上層部から大幅に引き上げられた月間の売上
目標。どうやって達成するか・・
営業方針などを話し合う会議の場で、
部下の無責任な発言に・・
「文句があるなら代案を出せ!」男性部長は会議中、
部下の言動に怒りを抑えきれず、思わず机を
激しく叩き、つかみかかった。
間を置いて部屋に戻った部長は部下に
陳謝した。
以後、首の痛みや手足のしびれを訴えた部下は
うつ病などの診断を手に、1ケ月後に退職。
部長と会社を相手取って、暴行で心身を傷付け
られたとして訴え、請求された賠償額は
1億4千万円。
これまで暴力はおろか、社内で人とのもめごと
1度もなかった部長・・部下に軽んじられた
とついカッとなって手を上げた。

部下の代理人に「机を強く叩くこと自体、
パワハラと思わなかったのか」と問われ、
「同い年の部下とのケンカと思っていた」と
釈明した。
ストレス社会に生きる管理職に欠かせないのが
自身の怒りの感情をコントロールする力だ・・
イラッとしたら・・
心の中で6秒数え、怒りのピークが通り
     過ぎるのを待つ

部長が怒りを6秒間飲み込んでいれば、
争いごとは起きなかっただろう。
”沸騰”した感情をいかに鎮めるか・・

ストレス社会の真っ只中にいる現代の管理職・・
仕事だけでなく自分自身をマネジメントする
能力が求められるのです。

1部上場企業で10年間中間管理職をしていた
私・・上層部からの厳しい目標達成要求に、
ストレスと苦労の連続だった。
その経験から、
人ごととは思えない、身につまされる事例です。

2208 森信三/心に残ることば

「修身教授録」で知られる、昭和の日本を代表する
教育者”森信三”先生は、人との出会いについて
以下の言葉を残している。
人間は 一生のうち 逢うべき人には必ず逢える

 しかも 一瞬早すぎず 一瞬遅すぎない時に 

私の人生80年を振り返ると、28歳の時、38歳
の時、54歳の時・・何れも人生を左右する大きな
岐路に3度出会っている。

新たな志を立て、行動を起こしたその時、志実現に
不可欠な人物が現れ、パートナーとして手を差し伸
べ、背中を押してくれた。
それも”一瞬早すぎず、遅すぎず”

一番必要な時に、かけがえのない出逢いがあったの
です。その不思議な出逢いは、その後志が叶えられ
たとき、「もう用はないでしょう」と言わんばかりに、
スゥ~と消えていったのです。

幾度かそのような体験を繰り返して、運を呼び込む
不思議な出逢いに感謝するのです。

チャンスに出会わない人間は1人もいない・・
 それをチャンスにできなかっただけである  
アメリカの実業家、アンドリュー・カーネギーの言葉
です。
人生を左右する”運・不運”はある日突然やってくる。
チャンスは前髪でつかめと言う。
チャンスの神様は前髪にしかない・・
前髪をつかむチャンスは
一瞬で通りすぎていく。