2375 日常生活と脳の働き

2375  【吉村外喜雄のなんだかんだ】

心と体の健康 「日常生活と脳の働き」

人は1日の3分の1を眠って過ごしている。
これほど長い時間眠っているのは、生き物と
しては外敵に無防備であり、あまりに危険で
す。危険を冒してまで長く眠るのは、何なん
でしょう?
寝ている間に脳は記憶を整理する。
短期の記憶を消して、長期の記憶を記憶の
箱にしまい込む。それには1日3分の1の
睡眠時間が必要なのです。

一日10時間もスマホを眺めていると、

目に入ってくるスマホの光に脳が錯覚して、
睡眠不足の時差ボケ状態になる・・
スマホの光が問題なのです。

また人間の脳は、悪いうわさ食べ物の情報
に強い関心を示す。何億年の人間の歴史は
死の恐怖と飢餓。
生存し、子孫を遺していくために、この二つ
の情報を手に入れることが大変重要になって
くる。

スキャンダルや食べ物の在り処を知っている
人と交わることが、生き残っていくため大事
になってくるのです。テレビのニュース番組・・
トップは悪いニュース、次いで明るいニュー
ス、安い美味しいなどの食べ物の情報が続き
最後は天気予報で終わる・・この順番はどの
TV局も同じです。
私たちが本能的に求める、平穏な生活を維持
するための順番なのです。

2367 デジタル教育/山積する課題(2)

2367 【0吉村外喜雄のなんだかんだ】
デジタル教育/山積する課題(2)」

スマホやSNSに過剰に依存して育った子供
は、情動を制御する能力が低下し、我慢でき
なくなる。他人と共感する能力も低下して、
自己中心的行動をするようになる。

人間は依存に弱く、スマホは依存性が高い。
一度依存したら、そこから脱却するのは大人
でも難しい。
SNSで集中力が低下すると、活字を読む
能力が衰え、本を読むのを嫌うようになる。

全国の小中学校で、デジタル教科書を積極的
に採用しようとしているが、10年以上も前
から、文章を読んで理解する能力にデジタル
は無力で、むしろ悪い影響の方を専門家は指
摘する。
成長段階で疑うことを知らない子どもは、
圧倒的なAIに万能感を覚え、書く力や深く
考える力を失ってしまう恐れがあるのです。

紙の本や新聞を読む時は「熟慮型」の思考回
路が働く。一方、デジタル教科書は「直感型」

の思考回路が働く。
寛容で互いを尊重しあう世の中にするには、
熟慮型の思考回路が必要であり、紙の教科書
の重要性は、計り知れないものがある。

また読書は、個々の内面と静かに向き合い、
内省する自我が育つ。親がおさな児に本を
読み聞かせると、親子の愛情が深まり、
子どもの情緒が育っていく。
子どもたちの学習環境から本やノートをなく
し、デジタル一辺倒にするのはいかがなも
のか・・
デジタル教科書のメリットとデメリットの
検証を、十分に行ってからでも遅くはないと
思うのですが・・

                   

                                                 読売新聞

2365 スマホ、長時間使用による弊害(2)

2365 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
心と体の健康
「スマホ、長時間使用による弊害(2)」

スマホの使い過ぎは、短期的な脳障害だけで
なく、長期的にも深刻な影響を及ぼします。
習慣化すると、情報のインプットが多すぎて
「脳疲労」の状態に陥る弊害が問題になって
いる。
情報は、脳の「前頭前野」で処理している。
① 浅く考える機能
② 深く考える機能
③ ぼんやりと考える機能

絶えずスマホを見て情報をインプットしてい
ると①の機能ばかり使うことになり、脳は
へとへとに・・②③の機能は使われなくなる。

最近の研究で、③の時に働く機能が、脳に
大変重要な働きをすることが分かってきた。
ぼんやりしている時に、情報の整理や分析を
行い、人間の本質に関わる思考を培ったりす
る。
この機能が低下すると自分を客観視でき
なくなり、手短な快楽に流されるようになる。

スマホの使い過ぎは、眼底疲労、視力の低下
ドライアイなどの目の病、睡眠時間の不足に
よる睡眠障害など、長期間に及ぶと慢性化し
、日常生活に大きな不具合をもたらします。

精神面でも、依存症やうつ病、精神的不安症
に悩まされるようになる。

 
特に、下向き姿勢や顔面凝視などによる姿勢
の悪化が原因でストレートネック「スマホ首」
になり、頭痛肩こり、集中力の低下、物忘れ、
などの症状が表れ、自律神経の乱れや認知
機能への影響が指摘されます。

これらは「スマホ症候群」と呼ばれ、現代病
の一つになっている。