2351 日本人の多くが栄養不足に陥っている

2351 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
食と健康
「日本人の多くが栄養不足に陥っている」

グルメ食品、レトルト食品があふれる日本。
つい食べ過ぎてしまう。ところが、日本人の
多くが栄養不足に陥っているというのです。

たんぱく質の接種が必要量を下回るほか、
カルシウムマグネシウムビタミンA
B1など、ほとんどの栄養素で「必要と
される栄養素」が下回っているのです。

たんぱく質が不足する人の割合は、成人
男性が最も高く2割以上に・・食物繊維は、
男女共約6割が不足していた。

より深刻なのがカルシウム・・
男女とも全ての年代で不足していて、摂取量
は米国の半分以下。日本では主に朝食の食品
に含まれるため、朝食を抜くと不足してしま
うのです。
栄養不足を自覚するのは難しい。栄養状態を
測定する機会もなく、栄養不足が原因で起こ
る手足のしびれや動悸、疲れやすさなどは、
原因が栄養不足にあるとは気づきにくいので
す。
栄養状態が足りているかを、手軽にチェック
する方法は、肉、魚、卵、乳製品、大豆、
緑黄色野菜、果物、芋、海藻、油の10品目
中、1日に何品目食べているかをチェックす
る。
理想は1日品目だが、実際は5~6品目に
留まっているのが現状。特に食べる頻度が
少ない食品は海藻果物です。

                                                       読売新聞

2338 ヒトは血管とともに老いる(2)

2338 【吉村外喜雄のなんだかんだ
食と健康 「ヒトは血管とともに老いる(2)」

「ヒトは血管とともに老いる」という言葉が
ある。血管の老化で最も注目したい動脈硬化
・・促進する要因に酸化糖化がある。

こうした血管の老化を予防するには、
血管を
傷めない生活習慣が大切になってくる。
食事で特に大切なのは、糖質脂質
とり過ぎに注意することです。

「糖質のとり過ぎ」は食後の血糖値の急上昇
を招き、「脂質のとり過ぎ」は血液中の脂肪
酸の増加につながる。
糖質を抑えるには、ご飯やパンなどの主食の
量を減らし、1日に1食は玄米や雑穀物に
する。
脂質を多く含む食品は、油、肉類、魚介類、
卵、乳製品、ナッツ類、インスタントラーメ
ンなどがある。
脂質の摂取量を減らしつつ、青魚や植物油
などに豊富なオメガ3脂肪酸など、良質な
ものをとるようにする。

食べ方の工夫では、食物繊維が豊富な野菜か
ら食べる。動脈硬化に関わる高血圧の予防に
塩分を控え、睡眠を十分とるようにする。

毎日、41度程度の熱めのお湯に10分くら
い入浴すると、血管が若返り、心臓も健康に
なることが確認されている。

                        日本経済新聞「カラダづくり」

2337 人は血管とともに老いる

2337 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
食と健康 「ヒトは血管とともに老いる」

私たちの全身に張り巡らされた血管は、
血液によって体の隅々に酸素や栄養を届け
、老廃物や二酸化炭素(CO2)を回収する
重要な役割を担っている。

ヒトは血管とともに老いる」という言葉が
ある。人生100年時代といわれる今、
血管
を若く健やかな状態に保つことが重要に
ってくる。
血管の老化で最も注目したい動脈硬化
促進する要因に、酸化糖化がある。

紫外線や有害物質の影響で活性酸素が
過剰に作られ、体をサビさせるのが酸化
また食事でとり過ぎた糖質が、体内で変性
して体をサビさせ、老化を促進する。

血管壁が糖化によって弾力性が失われ、
血管を硬くする。血管内を狭めて血流を妨げ
心筋梗塞脳梗塞発症の原因になる。

     日本経済新聞「カラダづくり」