2324 伸ばせ健康寿命

2324 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
心と体の健康 「伸ばせ健康寿命」

厚労省による22年度の健康寿命は、全国
平均で男性72,6歳、女性75,5歳
健康寿命と平均寿命の差は男性が8,5年、
女性は11,6年。

都道府県別、男女平均の健康寿命を見ると、
静岡県がトップで75,2歳、2位が山梨県
で74,8歳、3位石川県で山梨県に並ぶ
74,8歳でした。
健康寿命が1年長い自治体は、1人当たりの
医療費が年約3万1000円少なくなるという。
そこで全国の自治体は、住民の健康寿命を
伸ばそうと、あれこれ知恵を絞る。

中部電力は、寝たきりの前段階のフレイル
検知サービスを23年から始めた。
スマートメーターから取得した各家庭の30
分ごとの電力使用量をA Iで分析する。

起床・就寝、睡眠の時間、家事や外出とい
った行動をA Iで分析・・フレイルの予兆
を見つけて、介護の予防につなげている。


なんと8割以上の精度で、フレイルの検知に
成功している。既に、長野県松本市など13
の自治体が導入していて、今年度は更に50
の自治体が導入を目指すという。

 

                        日本経済新聞

2313 腸を制するものは健康を制する

2313 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
食と健康 「腸を制する者は健康を制する」

腸は栄養を吸収し、外敵から体を守るために
働く、健康維持に欠かせない臓器です。
そこで「腸内環境を整えること」と「毎日の
お通じ」が健康の要になります。

腸には毎日食べ物が送り込まれます。
それを体外へ排出することで、腸内環境の
バランスが取れるのです。
そのバランスが崩れる
と腸内環境が悪化し、
排便の悩み以外にも、健康面で様々な影響を
及ぼすことになるのです。

腸を”発酵”の場にするか、”腐敗”の場に
するかで、大きく関わってくるのです。
腸内環境をコントロールするために積極的に
摂りたい食品は、食物繊維の多い野菜や海藻
豆類など、善玉菌を増やす食品を継続して
摂ることです。

腸内環境を整える上で重要な”善玉菌”は、
ビフィズ菌や乳酸菌など、腸内環境を良好に
保つ働きをする細菌のことを言います。

善玉菌は、悪玉菌の増殖を抑え、腸の運動を
活発にし、病原菌からの感染予防や、発ガン
物質の抑制など、様々な働きをします。

2312 脳と腸は運命共同体

2312 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
食と健康
「脳と腸は運命共同体」

私達の腸内には、1000種類100兆個
もの腸内細菌がいる。その腸内細菌、
思わぬものに深く関わっていることが分かっ
てきた。
腸内の細菌の変化が脳に伝わるのです・・
憂うつ感や不安感は、腸内環境を良くすると
改善されます・・腸が整えば心も整うのです。

精神を安定させる脳内の神経伝達物質に、
セロトニンがある。不足すると不安になった
り、気分が落ち込んだりする。

体内のセロトニンは90%が腸内にあり、
血管には8%、脳には2%しかない。
腸内細菌がセロトニンの素を作り出し、
脳に運ばれていく。腸内では、ぜん動運動を
促すのに役立っている。

脳と腸の間に、深い関わりがあることが分か
ってきたのです。脳にストレスが溜まると、
腸内環境が悪くなり、便秘下痢を引き起こ
す。すると脳が不安を感じるようになる・・
脳と腸は運命共同体なのです。

うつ病、アルツハイマー、パーキンソン病、
過敏性症候群などにも、腸が大きく関わって
いるのです。