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癒す心、治る力-4

■歩き遍路

数年前、親しくしていた社長が脳梗塞で倒れた。幸い軽くて済み、後遺症が残らなかった。 それが人生を見つめ直すきっかけになったのでしょうか…。儲かっていた会社を畳んで、四国へ"歩き遍路"に出かけていった。

車や乗り物に頼らずに歩き通す"歩き遍路"。
私も走破してみたいという思いはある…。
実際に体験した人の話では、気ままに楽しめたのは、最初の数日だけだったという。
後は、豆がつぶれ、筋肉痛に悩まされ、棒のようになった足を引きずって、ひたすら「あと○○キロ…早く着け」と念じる、 苦行の日々だったという。

長年、サラリーマンをやっていた習性からか、何事にもノルマを課して頑張り通そうとする自分がいる。私にとっての歩き遍路は、 ノルマ達成のための、歯をくいしばる日々になりそうです。


【心と体の健康情報 - 282】
~食と健康~「癒す心、治る力-4」

アリゾナ大学のアーノルド・ワイル医学博士の著書、「癒す心、治る力」 から。
ほとんどの医師は、現代医学以外の療法を採り入れようとしません。
更に問題なのは、薬の与え過ぎ、過剰検査、過剰治療が当たり前になっていることです。 

■奇跡的治癒…食生活習慣の改善でガンを治した
医師のアラン・カピュラーは、リンパ節の腫瘍によるリンパ系のガンになった。
医者であるアランは、様々な治療法方を検討した結果、長年の食生活習慣パターンが、ガンの原因であることを知り、 食生活を改善することによって、病気を治そうと決意した。

肉食を中心として、牛乳、チーズ、蜂蜜とフルーツジュースというかたちで、砂糖も沢山とっていた。それに煙草も吸っていたし、 コーヒーも蜂蜜入りを一日に3杯は飲んでいた。
食事療法の立場からすると、みんな最悪のものばかり…。そこで、体によくないものは一切やめようと決意した。

次の日から、厳密な食事療法を始めた。玄米、味噌汁、野菜の煮物、海草などの「東洋の僧院食」を守り続けた。その処方では、肉類、 乳製品、砂糖、アルコールはもちろん、果物、サラダ、油類、パンなどが禁止された。 
そして、「よく噛んで食べる」ことにも注意した。

「なぜ化学療法を受けようとしないのか」と問われた。アランは医師である。
現在の化学療法が“人間にどう作用するか"をよく知っていて、自分に毒を盛る気にはなれなかった。
食事療法を一年近く続けた。が、病状に変化は見られなかった。
担当医は、アランに「化学療法を始めるべきだ」と迫った。一年と数ヶ月過ぎたころ、アランのリンパ節の腫れが引き始めていることに、 気がついた。
その後、病気は順調に治っていった。

病気の経験から学んだことの第一は、「ガンは素晴らしい贈り物だった」ということ。
ガンになったお陰で、身体について、実に多くのことを学んだ。
そして、体に対する食物の影響に、ものすごく敏感になった。

痛感したのは、「自分の係りつけの医者は自分自身であり、自分を自分で治さなければいけない」 ということだった。

■治すコツは
 (1)自我を捨てる
 (2)それまでの間違った生活習慣を正す
 (3)身体が勝手に治っていくことに任せる
身体は、治し方をちゃんと知っているのです。

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