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0歳の超能力

「人々にしてほしいと、あなたが望むことを、
            人々にもその通りにせよ」

                     (新約聖書ルカ6章31節)
「私があなた方を愛したように、
       あなた方も互いに愛し合いなさい」

                   (新約聖書ヨハネ13章34節)                      
このようにキリストは私たちを導く。
弱者に愛の手を差し伸べ、愛をもって応えることを…。

【心と体の健康情報  - 243】
~子育て心理学~
「0歳の超能力」

私たちの周りに、"笑顔"のとっても素敵な人がいる。
その人は、笑顔が素敵なだけでなく、優しさや思いやりも人一倍強いようです。

以下中日新聞、音楽評論家 湯川れい子「言いたい放談」より…

いつだったか、アメリカの週刊誌が特集していた「0歳の超能力」
というリポートを見て、 これから子どもを産み育てるお母さん方に、
知っておいて欲しことがある。

赤ちゃんが生まれて三ヶ月の頃、周囲の人々が笑顔を降り注ぐほど、
赤ちゃんはよく笑うようになる。そして五ヶ月。いつも優しくして
くれる、大好きな人の姿を見ただけで、赤ちゃんは目を輝かせ、
満足そうな表情で、満面の笑みを浮かべる。

笑顔の素敵な人は、その人が0歳の頃に、母親や周囲の人たちから、
溢れんばかりの笑顔をもらって育ったのです。赤ちゃんの時に大人
たちに見せた笑顔。目を輝かせ、満足そうなあの笑顔…。
大人になった今も、赤ちゃんのときのように笑顔で応えてくれる。

0歳の、生まれてまだ数ヶ月の間に、知性が芽生え、社会性を身に
付け、冒険心、信頼、自信などが育まれる。あらゆる人間らしい
"感情と感性"の土台が出来上がってくる。
今、小中学校が荒れている。その原因をたどると、赤ちゃんを取り
巻く環境が、まるで雨が降らない砂漠のように、悲惨なことに気づ
くのです。

保育所が充実し、企業のお産休暇が一般化するなど、女性が外で安心して働け
る環境が整うようになった。それに反比例して、子ども達を取り巻く環境が荒ん
でいく。
青木和雄・吉富多美著「ハッピーバースデー」が、ベストセラーになった。
「ああ、あすかなんて、産まなきゃよかった」。できの悪い娘"あすか"に容赦な
い言葉を浴びせる母親。あすかの母は子どもの頃、親に冷たくされ、手をつな
いでもらった記憶がない…。
愛を与えられなかった子どもは、大人になって、人から愛を与えられても、
心は閉じたまま…。人に愛を与えることを知らない。

物語に、転校したクラスでの"いじめ"がある。いじめられっ子の机には、
「死ね!」「ぶっ殺す!」「消えろ!」…。
子どもの"命と心"を守るという、教育の基本を忘れ、見て見ぬふりの担任の
先生…。いじめを放置したと、学校に抗議する両親…。わが子に限ってと、
子どもがやったことの重要性に気づかず、認めようとしないいじめっ子の母親。

"いじめ"問題を解決するため、授業参観のホームルームが開かれた。
生徒も、先生も、父兄も、みんなで"いじめの意味"について、 "生きる喜び"
とは何かについて考え、そして話し合った。

話し合っているうちに、一人ひとりが、自らに問題があることに気づき始めた。
人を思いやる心に欠けている自分に、気づいたのです…。
そんな優しい心が、先生にも、生徒にも、父兄にも、欠けていたのです。

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