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主夫になってみると…

■読売新聞「つれあいにモノ申す」より

◎「関白へ謀反したい」
夫は古い考えの人で、三歩下がってついて来るような女性を理想としている。
身の回りのことなど何一つ自分でできず、相談事を持ちかければ面倒がって、「良きに計らえ」という。
なのに、私が判断をして事を済ますと、「勝手なことをするな!」
事あるごとに「誰のお陰で三度三度暖かいご飯がいただけると思っている」
などと言い出す始末。「…離婚します!」

◎「自業自得よね…」
仕事はするが、家の事は一切してくれない夫。階段の電球が切れたのに、交換する気などさらさらない。が、夫は夜になると、 暗闇の中を寝に上がっていく。ある日、夫の叫び声がした。何事かと駆けつけたら、階段の下でみごとにこけていた。非常に気の毒だが、 「ざまあみろ…」

【心と体の健康情報 - 278】
~男の言い分、女の言い分~
「主夫になってみると…」

読売新聞「妻と夫の定年塾」を読んだ。私と妻は、同じ職場で働く共働き夫婦。
妻は、仕事と家事と孫守りと、毎日一人三役のてんてこ舞い…。そんな妻の苦
労が分る、良い記事だったので、以下転載します。

「もういい…」。会社で働くのがどんなことか、よく分った。
定年まであと3年を残して、達郎さんは無力感におそわれた。
妻に目を向ける。茜さんは生き生き働いている。子供を独立させた後、パートの経理事務のベテランだ。ただ、 家事と仕事を両立させるのが一苦労である。妻も55歳なのだ。

よし、おれは「主夫」になろう…。
「何言ってんのよ…」と、茜さんは反対した。でも、会社をやめるという夫の意思は固い。こうして達郎さんは、 めでたく主夫になる日がやってきた。
三度のごはんを作る。掃除洗濯はもちろん、食料品から生活用品まで、すべての買い物も引き受けた。やってみると主夫は、 根気のいる力仕事であった。そのうえ頭も使う。達郎さんは「早まったか…」と、後悔した。
妻の茜さんは、家庭内に「主夫」がいることの居心地のよさにうっとり…。朝は焼きたてパンと、目玉焼きのいいにおいで、 機嫌よくお目覚めだ。昼ごはんも、夫が弁当を二人分作る。ゆうべの残り物を上手に使うのだ。

雨が降ると、達郎さんは妻を職場の入り口まで送り迎えする。
そのうち茜さんは、冬は寒いとか夏は暑いなどと、理由にならない言い訳をして、夫の達郎さんをこき使うようになった。

夕食がほぼ出来上がる時間に突然、「友達とごはん食べて帰ることになったから、夕食いらないわ。 しょうがないでしょォ、女には付き合いってもんがあるのよ」との電話…。

毎日の献立に行き詰って、夫が「今夜何が食べたい?」と聞けば、「何でもいいよ!」って、 偉そうに答えるではないか。
達郎さんはムッとした。しかし考えてみれば、これらのすべてが、今まで自分が妻に対して言ってきたこと、 やってきたことである。

「いってらっしゃい…、今夜は茜さんの好きなビーフシチューよ!早く帰ってきてね…」。あれ… おいら"おねエ言葉"使ってるじゃん…と、達郎さんドキリとした。

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