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心を無にする

私の健康法に、毎朝のウオーキングがある。早歩き10分、ちょっと休んでまた早歩き10分。それを繰り返して40分。これは、 20分間休まずにジョギングするのと、同じ効果があります。

途中で一休みする時、ただ休むのではなく、"ヨーガ"で体をほぐすようにする。

■ヨーガで大事なのは…
1.伸ばす・ねじる
ヨーガには、山や木、魚、猫、コブラなと、自然や生き物をイメージした様々なポーズがある。動作はゆっくり、背筋を伸ばすことから始め、 一つひとつの動作を左右均等に行う。
完成されたポーズを求めるよりも、そこへ至る過程を大事にします。

2."吸う・吐く"の呼吸
自分の体を限界近くまでひねるとき、息をス~と吐く。
すると、びっくりするくらい柔らかく、体が曲がっていく。
元に戻す時、さわやかな朝の空気をお腹一杯吸い込む…。

3.瞑 想
ヨーガをやった後しばらく静止し、心を静める。私はベンチに腰掛けて、体中の重力をすべて抜き、ゆったりとした気分で、1~2分間瞑想する。


【心と体の健康情報 - 285】
「心を無にする・・・」

春の訪れはスポーツから…。ゴルフ、サッカーに始まり、大相撲春場所へ。
23日からは選抜高校野球。そしてプロ野球開幕へと、スポーツシーズン全開となる。
日本で相撲を始めて見た外国人。土俵に上がった力士が、何ですぐ戦わないのか、不思議に思うそうです。その意味は、 みなさんもご存知のように、相撲の仕切りを一度、二度と重ねていくごとに、心を無の状態に近づけ、気力を満たし、 相撲道を極めることにあります。

日本画を描くとき、絵の具を溶くという作業がある。
左手で皿を持ち、右手の人差し指を中指の上に乗せ、この中指の腹を使って、ゆっくり回しながら、ニカワを混ぜた絵の具を溶かしていく。 焦らず、力を抜いて、時間を掛けて黙々と混ぜていく。これは単に絵の具を溶かしているのではない。絵を描く前に、 心を無の状態にする大切なひと時なのです。

昔の職人は道具を大切にした。命の次に大切にした。仕事の前後にたっぷり時間をかけて手入れをする。これも心を無にし、 精神を鍛錬する時間になる。
合理主義がモットーの外国人には、とても理解できないことでしょう。

数年前、ヨーガ教室に通っていた。マットを敷いて、上を向いて寝る。
最初、薄く目を閉じて瞑想に入る。癒しの音楽が心地よく、先生の声がする。
「肩の力を抜いて… 腕を楽にして… お腹の力を抜いて… お尻を… 太ももを… 足を楽~にして… 全身の力を抜いて…  何も考えないで…」

五分くらい瞑想。それから15分くらいヨーガで体をいじめる。そして3分くらい瞑想。それを繰り返して、最後に瞑想して終わる。 不思議なくらい心が安らぎ 、穏やかになる、癒された気分になる。

柔道・茶道など、日本に古くからあるお稽古ごとには"道"が付く。
道を極める根底は、呼吸を整え、心を無にすることを何より大切にする。
日本を象徴する座禅も、いわば邪念を捨て、無心になるための訓練といえる。
能、日本舞踊、弓道、剣道、いずれも日本人は"精神面からその道を極める"
日本人は古来よりその精神を大切にしてきた。

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