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李氏朝鮮五百年/名君・第4代世宗

■韓国にハングルを普及させた日本
 
韓国ドラマ「大王世宗」に、中国使節が宿舎「慕華館(モファクアン)」 で、
今後のを練るシー毎回出てくる。
 
首都漢城(ソウル)には、中国の属国であることを示す「迎恩門」と
「慕華館」があった。
李朝歴代の国王は、中国から使節が来ると、迎恩門まで出迎えて、
臣下の礼を取らねばならなかった。
 
李朝第四代の”世宗大王”は、明の報復を恐れる重臣や、両班の反対を
押し切って、試行錯誤を繰り返し、韓民族独自の文字「ハングル」を考案した。
 
それから500年二十世紀になり、日本が朝鮮を統治した時、ハングルを
小・中・高等学校の必修科目にした。
それまで、国字としての正当な地位は与えられなかったのです。
朝鮮の民衆にハングルを普及させた功労者は、なんと日本だったのです。
 
 
743 【吉村外喜雄のなんだかんだ】 
~歴史から学ぶ~ 
「李氏朝鮮五百年/名君・第4代世宗」
 
李朝第四代の王は”世宗大王”… 骨肉の争いの末王位をもぎ取った三代”太宗”の三男である。
世宗は1418年22歳で即位…賢明で学問を好み、内治・外交・文化など各方面に多大の治績をあげて、王朝の基盤を強固にした名君として、 後世にその名を残している
(今、再放中の韓国ドラマ「大王世宗」で、その詳細が余す所なく演じられている)
 
(1)韓民族自立の象徴、ハングル文字を創製
  中国の漢字文化から離脱し、国民すべてが読み書きできる、
  りやすい言語を創製したい…
  そんな思いから、明国の反発と、国内知識層の反対を押し
  切って、新しい国語の創製に心血を注いだ。
 
(2)「集賢殿」を設置して、国内の優秀な学者を集め、
  多くの書物を編さんした。
 
(3)先代まで、仏教を徹底的に弾圧・排斥したのを改め、
  仏教の改革に努め、仏書を刊行し、科挙に”僧科” を新設
       して、 仏教の発達に寄与した。
 
(4)世宗自ら、ハングル語の詩(李朝の事蹟を歌に詠んだ
  書物)を著し、さらに「高麗史」を編さん。
  その他、「暦書」「地理誌」「治平要覧」「医学書」など多数
     編さんした。
 
(5)「太陽時計」「水時計」「天儀」「火薬兵器」 などの
  科学機器を発明し、天体を観測して民族自立を目指す
     共に、軍事、治世に貢献した。
 
(6)数百年”倭寇”の海賊行為に悩まされてきた朝鮮…
  対馬との政治和解を成功させ、釜山他2港を対馬との
  貿易に開港して、自由貿易を勧奨し、和信政策を推進した。
 
四代王・世宗が、苦労の末築き上げた様々な政策…中国もそうだが、継続性がなく、権力者が交代ると国王一人の意思によって、 政策が180°変わってしまう人治社会なのです。
 
今日の韓国と北朝鮮に、 それがそのまま表れている。韓国で政権が交代すると、 の民主主義国では当たり前の、政策の継続性がない。 新政権が前政権の業績をする… 現政権の政策の方が正しいと、 過去の実績を認めようとしないのです。
 
太陽政策を推し進めてきた、金大中及びノ・ ムヒョン政権が、イ・ミョンバク政権交代するや、 この政策は中止された。李氏朝鮮時代、 徳川日本とべてても、 日本と韓国の違いが分かるのです。
                   崔 基鎬著「韓国堕落の2000年史」 
 
 

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